2018年10月19日
  • 完全個別指導塾&家庭教師派遣の東大螢雪会

講師座談会

東大螢雪会では、2千名を超える講師が日々指導に当たっております。 医学部受験に精通した講師はどのようなことを考え、 どのような指導を行っているのでしょうか。
各科目を代表する講師から話を伺いました。
なお、この記事は「季刊 医大受験」の最終号に掲載されたものとなります。

出席者
栃木 拓郎 講師(東大螢雪会代表/東京大学農学部卒)
桑原 浩一 講師(英語・国語/東京大学教養学部卒)
北村 善弘 講師(英語・小論文/中央大学法学部卒)
小池  淳 講師(数学/東京大学医学部医学科中途退学)
鈴村 考史 講師(数学・化学・生物/東京大学農学部卒)
上野 尚人 講師(数学・物理・化学/東京大学理学部中途退学・東京大学文学部卒)
藤本 正厚 講師(生物/東京大学法学部卒)
司会: 「季刊 医大受験」インタビュアー2名

医学部受験生の「駆け込み寺」東大螢雪会

––東大螢雪会は、医系予備校で挫折した生徒さんが、救いを求めてくる「駆け込み寺」であるとの話を聞いています。

栃木:お陰様で毎年数多くの生徒さんにご入会いただいております。確かに何年も医系予備校に通ったものの結果が出ていない方が入会されるケースも多いですし、医系予備校と併用される方も多いです。また、それまで塾や予備校に通ったことのない方々にも多くご入会いただいております。

上野:挫折とは少し違いますが、セカンドオピニオンを求めて来ている生徒さんもたくさんいます。他の予備校のテキストを持ってきて、「この問題は本当にやった方がいいのですか」と聞いてきます。

小池:他の予備校とマンツーマンの螢雪会をうまく併用している生徒さんも多いです。医学部の入試問題のハードルは非常に高いのですが、出題の可能性があるものについて、予備校はどんどん提供せざるを得ない。ひとつひとつのテーマに対して習熟させるということは難しいのが現状なのですね。でも個別指導だと、生徒さんと先生の信頼関係があれば、十分に理解できるまで説明することができるのです。

北村:我々はまさに一期一会で、来た生徒さんをいかに受からせるかに全力を尽くします。ひとりひとりの生徒さんが人生をかけて受験に臨もうとしています。ある意味でこの仕事は医師に近いと思っています。「病を見ずして病人を見よ」という言葉がありますよね。病める部分を単に治せばいいのではなくて、人間的な部分での生徒さんとのつながりがあって初めて合格まで導いていけると思うので、螢雪会で仕事をする醍醐味は、僕はむしろその部分に感じています。

医学部受験生を支える最高の講師陣

栃木:螢雪会の強みは間違いなく講師です。講師の採用は厳格に行っていて、非常に難しいペーパーテストと、さらには面接で、生徒さんの目線に立って話ができる方のみ採用しています。ですから先生方の学歴は確かに高いのですが、生徒さんとの学歴差があるから生徒さんの気持ちは分からないとか、教えられないということは一切ありません。

藤本:僕は説明のテクニックに関して、非常に多くの引き出しを持っていると自負しています。この方向の説明でうまくいかないと思ったら、何通りも違う方法をとることができます。

北村:集団授業より、目の前にいる1人の生徒さんを何とかしなければいけないという作業の方が本当にエネルギーを使うと思います。

藤本:1対1の真剣勝負ですからね。

栃木:個別指導ではどんな質問が飛んでくるか判らない。我々講師としてはそれに即座に答えることができないと仕事にならない。それによって自ずと鍛えられていきますよね。

––螢雪会は、塾・予備校業界の中で、どういうポジションを目指すのでしょうか。

栃木:ポジションを求めて仕事はしていませんが、螢雪会は個別指導の中でも、ひと味違うよねと言われるようになりたいし、言われているかなと思います。

講師層の厚みが個別指導塾の力

––講師は何人在籍していますか?

栃木:プロ講師と学生講師を合せて2,000名程になります。プロ講師は、確かに東大卒の方も多いのですが、その他の大学卒であっても、百戦練磨の講師が揃っています。また、学生講師は9割以上が現役東大生です。その他としては、慶應義塾大学医学部、東京医科歯科大学医・歯学部、千葉大学医学部、橫浜市立大学医学部に在籍する学生となります。マンツーマン指導だと生徒さんと先生の相性も大事なので、こちらでご紹介した先生がもし合わないと感じることがあれば、いつでも先生を変えられるほど先生の数が多いことも螢雪会の強みです。

––講師の質・数ともに、全国の個別指導塾の中でトップレベルということですね。学風はどうなのでしようか。

上野:非常に民主的でウェルカムな雰囲気ですね。

藤本:螢雪会はとてもクリーンで、生徒さんに正直です。それは本当に保証できます。

栃木:信頼できる先生しかいませんから。

上野:そういうふうに信頼していただけているから、講師としては楽しく伸び伸びとやらせていただけるのです。

栃木:生徒さんのためにも先生たちにはベストパフォーマンスをしてほしいですから、先生たちが働きやすい環境をつくることもとても大事だと思っています。また、全国の受験生が自宅にいながら良質な授業を受けることができるように、インターネット経由でマンツーマンの指導を行っています。それもあって当会の講師の活躍の場も広がっています。

––螢雪会は事務局の方々の公正さと謙虚さ、職場に溢れる親しみの笑顔がとても印象的です。様々な世代の素晴らしい先生がここまで揃っているのは民主的でクリーンな体制だからこそだと、感銘を受けました。

講師陣に溢れる熱意

––講師の仕事のやりがいはどういうところにありますか。

北村:受験が終わって何年かして「医局に勤めることになりました」と連絡をもらったりすると、本望ですね。事務局が教える環境を整えてくれているので、僕は本当に生徒さんのことしか考えていません。勉強以前のところでなかなか大変なことがあって、他の予備校で合格実績につながらないからと切られてしまい、もうここで受け止めないと行き場がないというような生徒さんも来ます。

藤本:先ほど司会の方から、ここは「駆け込み寺」とのご指摘がありましたが、実際に他の予備校でうまくいかなくて、門を叩く生徒さんも多いんですよ。人生の中で足踏みしてしまっている生徒さんたちをもう一度、歩み出させてあげられることが嬉しいです。この仕事をやっていてよかったと思う瞬間ですね。

鈴村:生徒さんにも様々なタイプがあります。普通は鵜呑みにすることでも、何故だろうかと気になり過ぎて前に進めなくなる生徒さんがいる一方で、掘り下げなければいけない場面で、ただ暗記だけをしようとする生徒さんもいます。色々なレベルがありますが、どんな生徒さんであっても、分からなかったことが分かるという経験は、充実感を味わえると思います。僕は、今自分がどこまで分かっているのか、疑問に思うことはないかということを、生徒さん自身に喋ってもらうという方法をとっています。それを続けていくと、成長するとはどういうことか、勉強の楽しさとは何かを実感してもらえます。勉強は辛いことではなくて、人生を通して楽しめることなのだと気付いたと言ってくれる生徒さんが、毎年何人もいます。それは嬉しいですし、もっと頑張りたいと思いますね。

上野:一緒に問題を解いてみて、生徒さんが「分かる」瞬間を一緒に迎えられることが楽しみですね。

藤本:「先生分かりました」という瞬間、あれは最高ですよね(笑)。

上野:生徒さんの方から自発的に自然現象に興味を持って、例えば「メガネのコーティングって、もしかして、物理のアレですか」と言ってきたりすると、「よく分かったね、そうなんだよ」と。

北村:そういう生徒さんは受かりますよね。

上野:そこまで来たらあとは時間の問題で、絶対に受かります。

 


 

「わが子を助けて」と父母が訪れる

栃木:他の予備校でうまくいかなくて、「この子をなんとか助けてくれ」と連れてくる親御さんの気持ちを考えると、私どもの仕事は救命救急に近いなと思います。

桑原:そうですね。同じレベルの成績でも、分かっていない部分は人によって全然違います。特に個別指導でないと対処しにくいと思うのは、英語で言うと中学レベルが定着していない生徒さんですね。大手予備校に通っても、その辺の説明は受けられずに、知っていることが前提で授業が進みます。学力が伸び悩んでいる生徒さんに多いのですが、基礎を知らないのに、すごく細かいことを知っていたりするという「症状」は、よくよく話を聞いてみて初めて発覚するので、そういうことに対応できるのは個別指導だけだと思います。

小池:数学も「なぜ」という分からないポイントはそれぞれ皆違います。数学の良いところは、解答に必然性があり、なぜそう解くのかという質問に対して100%説明できるところです。そういう説明を求めている生徒さんは、ここには結構いますよね。一旦、他の予備校に行って戻ってきた生徒さんもいます。その予備校では、ある問題に対して、なぜそう解くかは一言も触れられなかったから、納得できなくて螢雪会に戻ってきたそうです。

栃木:戻ってくる生徒、多いですよね。それは講師の質が影響していると思います。

受験は人生のターニングポイント

––受験校は生徒さんと相談して決めるのですか。

栃木:受験は人生の大きなターニングポイントですから、私どももしっかりと関わるし、判断のための素材は良質で客観的なものを数多くご用意して、生徒さんの学力や大学の出題傾向などを踏えてアドバイスをさせていただいています。しかし、最終的なことはご本人とご家族に決定していただいています。

––開業医のお子様が多いのですか。

栃木:確かに親御さんが開業医である生徒さんも多いのですが、会社員のご家庭から医師を目指す生徒さんも増えています。順天堂大を皮切りに、医学部の学費が全体的に少し下がったこともあり、一般家庭でも私立大医学部に行かせることのできる環境になってきました。

医学部受験生への金言集

––最後に読者の方へメッセージをお願いします。

上野:医学部なら、教授が受験生の答案用紙を見て「この学生ならうちの大学で6年間のきつい勉強に耐えられる」と思うような答案を作ることができる、これが合格力だと思います。「自分はこれをやりたいのです」という気持ちを、答案の中で伝える作業ができるようになってほしいと思います。

桑原:受験が近くなってくると、焦ってむやみにたくさんの問題を解いたりしがちですが、しっかりと理解せずに答えだけを出そうとしても、何も身に付かないことが多いものです。一題一題をしっかりと理解して、丁寧に解くということはとても大切です。少しのことであってもしっかりと分かっていた方が、たくさんのことをうっすら知っているだけよりも、大きな効果が出るので、一題一題丁寧に解いてください。

小池:勉強して、より正しくいろんなことを理解した人が受験にも勝つわけですが、実際のところ、正しい理解に至っていないケースが多いと思います。バラバラの知識をただ積み重ねるのは時間の無駄です。正しい理解というのは、それまでの自分の知識や事実とつながりがあるということを理解すること。理解は必ず何かとつながっているものです。それによって、様々な応用もきくし、忘れにくくなります。その段階までいくのは大変ですが、本当の理解を目指してください。そうすれば受かります。

藤本:なかなか勉強ができるようにならない、勉強が好きになれない生徒さんは、思い切り面倒くさいことを一生懸命やってみたことがないのではないかと思います。これを読むのは嫌だなとか、面倒くさくて計算するのは嫌だなというところを、一度でいいからとことんやってみてほしい。そうすると変わります。

鈴村:受験は才能ではなく、努力が求められる場です。しかし、その努力は闇雲にではなく、正しい筋道で行わなければいけません。これは意外と難しくて、独りでやるのは不可能だと僕は思っています。スポーツのどんなトップアスリートにも、コーチやトレーナーがいるのと同じように、受験にも補助してくれる人が必要です。しっかりと最後まで正しいフォローをしてくれる人を見つけられるかどうかが、合否を左右すると思うのです。螢雪会には全てに十二分に応えられる先生方が揃っていると、実際にここで働いていてひしひしと感じるので、もし迷っている方がいたら是非こちらへいらしてください。

北村:大学受験における偏差値と、どういう医師になるかは別です。まず「志」を、今一度自分の中で確認してもらいたいのです。それが揺るぎないものであれば、あとはそれを支える努力をしてください。模試の偏差値が悪くても受かる生徒さんがいます。そのような生徒さんは、自分が合格することを信じていて、自分の志を支える努力をしています。ただ、闇雲に方向違いの努力をさせてはいけません。螢雪会はきちんと、然るべき方向に線路を敷いて、そこを進んで行けるようにナビゲートします。我々は生徒さんが然るべき時に目的地に着くように最大限の努力を惜しみません。

栃木:生徒さんや保護者の方に申し上げたいのは「まだ間に合います。何とかします」ということです。必要と感じた時にいつでも入会できますので、いつ来ていただいても、生徒さんの夢が叶うように、最大限のサポートをさせていただきます。また、親御さんには、「お父様、お母様に変わってご指導させていただきます」とよくお伝えします。生徒さんを大事に思う親御さんの気持ちを十分に踏まえた上で、ご指導しています。

––日頃お聞きできない貴重なお話を有り難うございました。これからも悩める受験生を救って、一人でも多くの医学生を生み出してください。