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帝京大学

2021年度 入試概要

一般選抜

募集人員89名(別途、福島県枠2名、千葉県枠2名、静岡県枠2名、茨城県枠1名を募集)

試験科目・時間・配点

1次試験<必須科目>
外国語(60分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
<選択科目>
数学
数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(「数列」「ベクトル」)
理科
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
国語
国語総合(古文・漢文を除く)
以上、計3教科5科目から2科目選択(120分・200点)
2次試験課題作文
 30分。出題されたテーマについてキーワードを全て使って、自分自身の考えを300字以内で書きます。
面接
 受験者1名に対し教員2名で10分程度行われます。

大学入学共通テスト利用選抜

募集人員10名

試験科目・時間・配点

1次試験
(大学入学共通テスト)
<必須科目>
外国語(100点)
「英語」
※リーディング(100点満点)の点とリーディング(100点満点)を80点満点に圧縮した点にリスニング(100点満点)を20点満点に圧縮して加えた点の2通りの点が算出され、高得点の方が採用されます。特例追試験にて受験した場合は、筆記試験(200点満点)を100点満点に圧縮した点と筆記試験にリスニングテスト(50点満点)を加えた点(250点満点)を100点満点に圧縮した点の2通りの点が算出され、高得点の方が採用されます。
<選択科目>
国語
「国語」
※近代以降の文章(100点満点)と近代以降の文章に古典(古文・漢文)(100点満点)を加えた点(200点満点)を100点満点に圧縮した点の2通りの点が算出され、高得点の方が採用されます。
数学
「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」
理科
「物理」「化学」「生物」
以上、計3教科8科目から2科目選択(各100点・計200点)
※数学2科目の組合せは認められていません。
※3科目以上受験した場合は高得点の2科目が合否判定に使用されます。
2次試験英語(長文読解)
 60分。英語による長文を読み、和文で要旨を200字以内、意見を400字以内で書きます。
課題作文
 30分。出題されたテーマについてキーワードをもとに自分自身の考えを300字以内で書きます。
面接
 受験者1名に対し教員2名で10分程度行います。

過年度入試結果

一般選抜

概要

年度募集人数志願者数受験者数
A
正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

倍率
A/B

人数うち繰上合格者数
20111034,2323,733非公表非公表非公表20418.3
20121074,2953,912非公表非公表非公表23017.0
20131075,3674,748非公表非公表非公表20323.4
20141078,3347,527非公表非公表非公表22033.9
20151087,9507,095非公表非公表非公表24529.0
20161107,5676,975非公表非公表非公表19436.0

 
年度募集人数志願者数受験者数
A
1次試験合格者数2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
20171008,4737,695非公表非公表非公表非公表18142.5
20181008,4997,697非公表非公表非公表非公表16147.8
20191007,3436,923非公表非公表非公表非公表19835.0
2020918,2297,768非公表非公表非公表非公表17644.1

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2011非公表非公表
2012非公表非公表
2013非公表非公表
2014非公表非公表
2015非公表非公表
2016非公表非公表
2017非公表非公表
2018非公表非公表
2019非公表非公表
2020非公表非公表

合格者最低点

年度合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
201120130067.00% 
201222930076.33% 
201322730075.67% 
201422830076.00% 
201523330077.67%最高点281点(93.67%)
201622330074.33%最高点271点(90.33%)
201721330071.00%最高点267点(89.00%)
201821730072.33%最高点274点(91.33%)
201921230070.67%最高点255点(85.00%)
202021530071.67%最高点252点(84.00%)

大学入学共通テスト利用選抜

概要

 
年度募集人数志願者数受験者数
A
1次試験合格者数2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
201110625612非公表非公表非公表非公表1061.2
201210569564非公表非公表非公表非公表1056.4
201310611604非公表非公表非公表非公表967.1
2014101,0351,029非公表非公表非公表非公表1285.8
2015101,0211,012非公表非公表非公表非公表1192.0
201610963960非公表非公表非公表非公表1187.3
201710914907非公表非公表非公表非公表1753.4
2018101,1051,101非公表非公表非公表非公表10110.1
2019101,0531,037非公表非公表非公表非公表10103.7
202010868852非公表非公表非公表非公表1085.2

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2011非公表非公表
2012非公表非公表
2013非公表非公表
2014非公表非公表
2015非公表非公表
2016非公表非公表
2017非公表非公表
2018非公表非公表
2019非公表非公表
2020非公表非公表

合格者最低点

年度合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
201139660066.00% 
201245360075.50% 
201346160076.83% 
201448460080.67% 
201547160078.50%最高点560点(93.33%)
201648060080.00%最高点528点(88.00%)
201747160078.50%最高点559点(93.17%)
201846360077.17%最高点563点(93.83%)
201950460084.00%最高点550点(91.67%)
202048360080.50%最高点543点(90.50%)

一般選抜の傾向と対策

1 英語

A 出題内容

※下表については、3日間のうちいずれか1日のものを記載しています。

2020年度
大問番号項目内容
1読解内容説明、空所補充、意味の異なる動詞、内容真偽、主題、英文和訳
2読解空所補充
3読解内容説明
4文法・語彙語句整序
2019年度
大問番号項目内容
1読解同意表現、誤り指摘、空所補充、アクセント、主題、内容真偽、英文和訳
2読解内容真偽
3読解内容説明、主題
4文法・語彙語句整序
2018年度
大問番号項目内容
1読解空所補充、語形変化、内容真偽、主題、英文和訳
2読解空所補充
3文法・語彙同意表現
4読解内容真偽
2017年度
大問番号項目内容
1読解アクセント、発音、同意表現、空所補充、語句整序、内容真偽
2読解空所補充、語句整序
3文法・語彙空所補充
4文法・語彙誤り指摘
2016年度
大問番号項目内容
1読解空所補充、語句意、同意表現、内容説明、語句整序、内容真偽
2読解内容説明、空所補充
3読解空所補充
4文法・語彙空所補充
5読解誤り指摘
6文法・語彙語句整序

B 傾向

2017年度から選択問題がなくなり、全問必須の大問4題となった。なお、記述式だが、ほとんどは記号問題である。大問1は、以前から比較的長い長文総合問題だったが、それ以外の問題は年度・日程によってまちまちである。ただ、読解問題3題と文法・語彙問題1題の場合が多くなっている。長文の内容は、医系のものが多い。長文の総語数は、1,000語程度である。

問1は約600語の長文総合問題で、設問がすべて記号問題の場合もあるが、和訳などを直接記述する問題が1題出題されることが増えている。他の読解問題は短めの長文で、設問の形式は空所補充・正誤判定・内容に関する質問など様々だが、基本的に記号の選択問題である。

読解以外の文法・語彙の問題は、年度・日程によっては一文の空所補充、整序英作文などが出題されることもあり、設問の種類は多様である。

長文の内容は専門的なものも含み、それほど容易ではない。また設問にも難問、紛らわしい選択肢、受験レベルでは一般的ではない語彙を含む場合がある。

C 対策

基本的な問題を速く確実に得点し、浮いた時間とエネルギーを長文総合問題に投資することが大切である。一部に難しいイディオム・語彙が問われるが、消去法で処理するか、あるいは思い切って捨ててしまっても構わない。そうでなければ60分はすぐに過ぎ去ってしまう。

長文は、医系テーマのものに慣れておこう。設問形式も多種にわたるので、どのような問題が出題されても対応できるように設問別解法を習得しておこう。設問ごとの難易度や時間配分についての判断力と解答のスピードをつけておかなければならない。

2 数学

A 出題内容

※下表については、3日間のうちいずれか1日のものを記載しています。

2020年度
大問番号項目内容
1小問2問(1)3次曲線と接線で囲まれた部分の面積
(2)放物線に引いた2本の接線のなす角
2三角関数三角関数の合成、2次関数の最大値
3小問2問(1)原点から空間の2三角形に下ろした接線のなす角の余弦
(2)2つの放物線の交点を通る直線
4小問2問(1)コインを投げる反復試行の確率
(2)条件を満たす自然数を要素とする集合、その個数、素因数分解
2019年度
大問番号項目内容
1微・積分法放物線と直線の交点、線分とグラフで囲まれた部分の面積
2小問2問(1)ベクトルの内積と三角形の面積
(2)円と放物線、3倍角の公式
3小問3問(1)指数・対数
(2)指数関数の最小値
(3) 1次不定方程式の正の整数解
4小問2問(1)3項間漸化式
(2)同じものを含む順列
2018年度
大問番号項目内容
1微・積分法3次曲線の接線、3次方程式の解、放物線の接線、放物線・直線と面積
2三角関数三角関数の合成と最大値と最小値
3小問2問(1)3次方程式の虚数解と実数解
(2)対数方程式が解をもつ条件
4小問2問(1)さいころの確率
(2)漸化式と一般項の条件
2017年度
大問番号項目内容
1微・積分法\(x\)軸に接する3次曲線と面積、3次関数の極値
2数列三角関数で表される等差数列
3確率玉を入れかえるときの確率、漸化式
4小問2問(1)平行六面体の体積
(2)指数関数と最小
2016年度
大問番号項目内容
1小問3問(1)定積分と面積
(2)ベクトルの大きさの最小値と外接円の半径
(3)さいころの目が素数となる確率
2高次方程式3次方程式の解と係数の関係
3積分法正方形の面積を2等分する放物線
4数列座標平面上の格子点の個数
5図形と方程式2円の共通接線と2交点を通る円
6確率袋の中から玉を取り出すゲームで勝つ確率

B 傾向

出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bである。ただし、数学Ⅰはデータの分析が除かれている。また、数学Bは数列とベクトルから出題される。出題範囲に数Ⅲが含まれないことが大きな特徴である。出題形式は空所補充式であり、答だけが求められている。

従来は必須問題1問と選択問題3問の計4問を解くことになっていたが、2017年度以降は4問全問必須の形に変更になって落ち着いたようである。微分・積分や数列、三角関数、指数・対数からの出題が多い。とは言え、出題のバランスはよい。全体的に見て難問はないが、教科書だけで十分というわけではない。他の科目と合わせて120分という試験時間のうち70分を数学に当てても十分ではなく、やや厳しい。ただ、近年は易化傾向にあることは間違いない。

2020年度も概ね同様の傾向が続いている。ただ、大問4の(2)で、自然数の集合に関してややわかりにくい問題が出された。しかし、これにしても。性質にしたがって順次具体的に求めていけば、w+1の値が4、6、8、9、12 となり、w+1が2と3のみを含む自然数であることが予想できる。これで十分対処できる。

C 対策

まずは、教科書を基礎からしっかりやり、基礎学力をつけることが大切である。次いで、市販されている標準レベルの入試問題集を繰り返し解こう。計算の効率化にも配慮して進めなければならない。Z会出版「チェック&リピート」、正高社「タイプわけによる理系の数学ⅠAⅡB」、河合出版「チョイス新標準問題集」、などを繰り返し学習するとよい。答だけが求められているので、いかにして速く正確に答に到達するかが、合格のキーポイントとなる。空所補充形式なので、多少の論理不十分は許される。この点を日頃から常に念頭に置いて問題に当たる。

加えて、学研「数学ⅠAⅡB問題総演習」、河合出版「理系数学の良問プラチカ数学ⅠAⅡB」なども薦めたい。難問や奇問はやらなくてよい。もちろん出題形式と傾向を知るためにも、過去問演習はしっかり行なっておく。できれば三日間の全問題を活用する。答のみとはいえ、時間的にあまり余裕はないので、効率よく計算するように練習しておく。

3 物理

A 出題内容

※下表については、3日間のうちいずれか1日のものを記載しています。

2020年度
大問番号項目内容
1力学鉛直面内の円運動
2力学パック(アイスホッケー)に与える力積
3波動近視と遠視
4電磁気スイッチの切り替えによる電荷の移動
2019年度
大問番号項目内容
1力学直線上と平面上における2物体の衝突
2力学壁にたてかけられたはしごのつり合い
3電磁気平行移動する導体棒に生じる誘導起電力
4原子・波動電子線の干渉
2018年度
大問番号項目内容
1力学台車上の立方体にはたらく力
2電磁気回転する直線導線に生じる誘導起電力
3熱力学シリンダー内の気体の状態変化
4原子放射線崩壊
2017年度
大問番号項目内容
1力学振れ角が大きい振り子の振動周期
2電磁気点電荷による静電気力、位置エネルギー
3電磁気磁場中の荷電粒子の運動
4原子X線の発生
2016年度
大問番号項目内容
1力学空気抵抗を受ける落下運動
2力学完全非弾性衝突、ばね振り子
3電磁気交流発電
4電磁気コンデンサー回路
5原子コンプトン効果

B 傾向

出題範囲は、「物理基礎・物理」の全範囲。大問は4問で穴埋め問題を含めて全問記述である。小問は20~25問ほどであり、量的には多くない。「力学」と「電磁気」は必出であり、配点が大きい。設問は見慣れたものが多く、時間内に十分に対応できる。

2020年度入試の概要は次のとおりである。大問1は「力学」。鉛直面内の円運動である。典型的な内容で答えやすい。答えを覚えている可能性もある。大問2はスティックで氷上のパックに打撃を与えるときの、力積と運動量の問題である。アイスホッケーの話題であることを除けば、教科書通りでこれもまた解きやすい。大問3は「波動」。近視と遠視の仕組みと「眼鏡」の関係である。大問4は「電磁気」で、2つのスイッチを持つ典型的な電荷保存の問題である。

以上のように、問題は非常に典型的で、問題集の問題を解いているような感じである。丁寧に解き進めれば十分に高得点が狙える。

C 対策

高度な問題は少ないが、それだけに合格点は高めである。一通りの勉強ができている状態で2018年以降の過去問をやってみよう。赤本で2回分ずつ載っているので、計6回の練習ができる。最低70点、平均80点が目安となる。

では一通りの勉強とは何か。さすがに公式を丸暗記しただけでは点数にならないし、解説を頑張って覚えこんでも結果は同じである。例えば、点電荷がつくる電場の中で別の点電荷を移動するための仕事において、外力がする仕事と電場がする仕事との違いがわかっているか。解説をみて、「符号を間違えた、おしい!」程度で済ませていないか。ここで符号を間違えたらそれは全然わからずに公式に代入しただけということで、完全なバツである。その問題に公式をどう適用するのかが重要で、そのためには理解が欠かせない。練習は「基礎問題精講」や「良問の風」など標準的なものでよいが、解説文に頼らず、解法の流れをしっかりと理解するようにしよう。少々時間がかかるが、結果として最短時間で成績が上がる。

4 化学

A 出題内容

※下表については、3日間のうちいずれか1日のものを記載しています。

2020年度
大問番号項目内容
1理論・無機標準溶液の調整、混合気体中の二酸化炭素の定量、pH
2理論・無機ケイ酸塩工業、ケイ素の結晶構造
3有機芳香族化合物の性質や反応性、構造異性体、配向性
4有機・理論天然ゴムと合成ゴム
2019年度
大問番号項目内容
1理論イオン化傾向、ボルタ電池、ネルンストの式を用いた起電力計算
2有機メタン分子の立体構造、異性体数、炭化水素化合物の構造決定
3無機陰イオンの定性分析
4有機・理論プラスチックのリサイクル、機能性高分子、陽イオン交換樹脂
2018年度
大問番号項目内容
1理論化学的酸素要求量(COD)の測定、酸化還元反応
2有機芳香族化合物の性質
3理論・無機アルミニウムの製造と性質、結晶格子
4有機・理論糖類の性質、高分子化合物の重合度と平均分子量
2017年度
大問番号項目内容
1理論化学結合、沸点上昇、溶解度、イオン結合の密度
2有機・理論エタノールを中心とした反応、サリチル酸の合成とその誘導体
3無機・理論マグネシウムの燃焼、銀の錯イオンと沈殿生成、黄色を示す物質、ハロゲンの性質、合金
4理論・有機アミノ酸の性質と緩衝作用
2016年度
大問番号項目内容
1総合分子の形、電子配置、高分子化合物、炭化水素の一般式、アルコール類の反応、化学平衡、金属の性質
2理論ボイル・シャルルの法則、溶解度
3無機・有機各種元素の特徴、アセチレン・ベンゼンに関する反応
4理論中和滴定による二酸化炭素量の測定
5有機・理論アニリンに関する反応

B 傾向

試験が3日間あるが、難易度にばらつきがあり、選択次第では満点も可能である。多くの受験生が高い得点を取ると予想されるため、中途半端な学習ではよい結果は得られない。大問が小問集合形式の総合問題になっていることが多く、理論・無機・有機がバランス良く出題される。特に、該当するものをすべて選ぶ選択問題はかなり正確な知識を要する。一部に医学部らしく糖類、アミノ酸、酵素など天然高分子化合物の細かな知識を問われることもある。計算問題では数値を選択する形式と有効数字で答える形式が混ざって出題される。数値選択問題では数値が工夫されているため、頻出物質の化学式量は覚えておきたい。

2020年度は第1問が理論化学の計算に関する出題であった。内容はシュウ酸溶液の調製、逆滴定、中和滴定曲線の読み取りというよく見かける内容であったので完答を目指したい。第2問はケイ素の化合物に関するもので正確な知識が要求される問題であった。第3問は有機化合物の正誤問題であるが紛らわしい選択肢もあり解答には時間がかかる。第4問はゴムに関する出題であるが、第3問と同様に正確な知識がないと正誤問題の解答に時間がかかる。

C 対策

教科書・資料集・参考書・標準問題集を繰り返すこと。糖類、アミノ酸、油脂に関しては、分類・名称・構造式・性質・分子量をノートにデータベース化して覚え、多糖類の重合度計算、アミノ酸の等電点計算、油脂のけん化価、ヨウ素価計算など特有の計算を練習する。混合気体や熱化学計算、pH計算は難易度の高い問題に取り組んで理解力と正確さを鍛えておく。「セミナー化学基礎+化学」の理論問題はすべて解けるようになりたい。血液や胃液の緩衝作用に関する問題のような生化学的な内容にも慣れておこう。頻出の理論計算分野はどれも医学部入学後にも必要となるので、入学後のことも考えながら能動的に学習してもらいたい。また正誤問題は毎年必ず出題されるので教科書を欄外も含めてよく読み正確に知識を仕入れるようにしておこう。夏の過去問演習では制限時間は気にしなくてもよいが、本試験では時間との戦いになることが多いので、秋以降の過去問演習では必ず時間を計って取り組むこと。試験時間マイナス5分で練習してみよう。年度によって難易度にばらつきがあるが、得点率75~95%程度を目指したい。

5 生物

A 出題内容

※下表については、3日間のうちいずれか1日のものを記載しています。

2020年度
大問番号項目内容
1体内環境、遺伝情報抗体分子(計算)、抗原体反応、ワクチン、抗体薬
2遺伝情報転写の調節、RNAの特徴、スプライシング
3体内環境体温調節、甲状腺ホルモン
4総合細胞融合、体細胞雑種、遺伝(計算)、組織培養、植物ホルモンの働き
2019年度
大問番号項目内容
1体内環境ホルモンによる体液の塩分濃度の調節、血糖量の調節
2遺伝情報ゲノム配列解析法、遺伝的多型、一遺伝子多型、遺伝子頻度(計算)
3体内環境、代謝血しょうの成分、ヘモグロビンの代謝、肺胞の機能、呼吸の経路、黄疸
4体内環境自然免疫と適応免疫、調節遺伝子とタンパク質
2018年度
大問番号項目内容
1体内環境免疫反応と疾患
2代謝光合成と細胞の代謝(計算)
3体内環境腎臓の構造と機能(計算)
4遺伝情報真核生物の遺伝子発現調節
2017年度
大問番号項目内容
1遺伝情報遺伝子と発現
2動物の反応光と音の受容
3生殖・発生被子植物の生殖と遺伝
4進化・系統原始生命の進化と代謝
2016年度
大問番号項目内容
1体内環境免疫反応
2代謝呼吸と発酵
3遺伝情報遺伝情報、セントラルドグマ
4代謝グルコースの代謝
5進化・系統ハーディ・ワインベルグの法則

B 傾向

記述式。2020年度も2019年度に引き続き4題全問必須問題であった。記述式だが、選択式の問題が多く、求められる記述量は少ない。「ひらがな4字で解答せよ」、などのような字数を指定してひらがなやカタカナで解答を求める問題も引き続き出題されている。試験は3日に渡るが、どの日程でも計算問題、記述が1問は出題されているが、他大学の過去問題や主要な生物問題集に載っているような、平均的レベルの問題であった。

今回特徴的だったのは、大問4で「植物」をテーマに分野横断的な幅広い出題があった事である。分野が広がった分、問われる内容も浅くなっている。

点差が開いたとしたら、選択問題の75%を占める「全て選べ」系の問題だろう。知識の正確さだけではなく、考察においても必要不可欠な選択肢のみを選び出せる能力を求められている。

出題内容は遺伝・遺伝情報・体内環境・生殖と発生からの出題が毎年多いが、3回の入試を総合すると毎年幅広い範囲から出題されているので、全回受験するのであれば、全ての分野を満遍なく学習をしておくことが望ましい。問題の難易度は基礎~標準レベルであるが、まれに細かい知識が問われることもある。新課程の内容からの詳しい出題も散見される。80%取れた、という感覚を試験後に持つことが出来れば安心である。

C 対策

帝京の合否を分けると思われる癖のある問題、「全て選べ」系の選択肢に慣れるためにも、過去問を活用することは非常に有効である。過去問題集には、毎年1~2回の実施分が存在するので、演習を積み重ねる上では十分な量であるだろう。過去に遡って過去問を解いていると、何度も似たような形式で出題される問題も散見される。出題された植物や動物の名前は事象と関連付けて覚えておいても損にはならない。また、東京医大も2018年度以前は「全て選べ」という形式の問題が散見されたので、解いておくとよい。

日々の基本的な学習として、教科書を丹念に読みこみ、グラフや図についても深い理解をし、標準的な問題集や教科書傍用の問題集で知識を定着させれば大半の問題を解けるだけの知識は得られる。また、複数回受験する場合は試験日によって異なる範囲が出題される可能性が高いので、試験の直後に出題されていなかった範囲をざっと教科書等で見渡すとよい。空欄補充問題については多くの語群から正答の1つを選択する方式をとっているため、より早く適切な語を選択するためにも、頭の中で適切な解答が思い浮かべ、それを語群から探せるように鍛錬しておくとよいだろう。
略号の正式名称などを書かせる場合もあるので、教科書に載っている略号(後ろの目次で検索してもよい)などは全て正確に書けるようにしておこう。

小論文・面接

1 小論文

  • 課題作文と称して、与えられたテーマについてキーワードを全て使って、自分の考えを書く問題が出題されます。
  • 制限時間は30分、字数は300字です。

過去のキーワード例

  • 「医療の発展」と「信頼」
  • 「医療費」と「少子化」
  • 「専門分野」と「総合診療」
  • 「国の財政赤字」と「低所得者」
  • 「正確」と「信頼関係」(テーマは「AIをどのように信用し活用してくべきか」というもの)

2 面接

面接の形態個人面接(面接官2人に対し受験生1人)
面接時間5~10分
質問例帝京大学を志望する理由
医師を志望する理由
自分の長所と短所
自分が医師に向いていると思うところは何か
クラブ活動やボランティア活動について(苦労したこと等)
友人について
尊敬する人物
医師を志すにあたって影響を与えた人物
最近の医療関係のニュースで気になるもの
趣味
理想の医師像
医師に必要な資質とは
併願校や昨年度の受験校について
入学後にしたいこと
浪人して得たもの
大学の実習グループの中の一人が、成績があまりよくなく実習に来なくなってしまった。そのときどのように行動するか

学納金等

学納金

6年間計39,372,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
入学金1,050,000円 
授業料3,150,000円3,150,000円
施設拡充費2,100,000円2,100,000円
実験実習費227,000円227,000円
医学教育維持費2,835,000円525,000円
合計9,362,000円6,002,000円

諸会費等

項目初年度次年度以降(毎年度)
学生傷害保険費8,140円 
合計8,140円0円

医師国家試験合格者数及び合格率

総数新卒既卒
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
第115回(2021年3月16日発表)14314011280.0%11311210593.8%3028725.0%
第114回(2020年3月16日発表)14414111279.4%1121099486.2%32321856.3%
第113回(2019年3月18日発表)14714611478.1%12412410383.1%23221150.0%
第112回(2018年3月19日発表)15713911784.2%13011210291.1%27271555.6%
第111回(2017年3月17日発表)1421158674.8%122967780.2%2019947.4%
第110回(2016年3月18日発表)15412810985.2%13510910596.3%1919421.1%