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昭和大学

2021年度 入試概要

一般選抜入試(Ⅰ期)

募集人員75名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
国語または数学のどちらか1つを選択(100点)
国語総合(現代文のみ)、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B
※英語と国語または英語と数学を同一時間(140分)内に解答します。
理科(140分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
2次試験小論文(60分・30点)
面接(約10分・70点)

一般選抜入試(Ⅱ期)

募集人員20名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
国語または数学のどちらか1つを選択(100点)
国語総合(現代文のみ)、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B
※英語と国語または英語と数学を同一時間(140分)内に解答します。
理科(140分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
2次試験小論文(60分・30点)
面接(約10分・70点)

大学入学共通テスト利用入試

募集人員12名(全国を6地域に分けて1地域につき2名ずつ募集する)

試験科目・時間・配点

1次試験
(大学入学共通テスト)
外国語(200点)
「英語【リーディング】【リスニング】」
国語(200点)
「国語」
数学(200点)
「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」
理科(200点)
「物理」「化学」「生物」から2科目選択
地歴公民(100点)
「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」から1科目選択
2次試験小論文(60分・30点)
面接(約10分・70点)

過年度入試結果

一般選抜入試(Ⅰ期)

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
2021752,7612,598579非公表非公表非公表25710.1
<1,601><1,498><381><152><9.9>
(1,160)(1,100)(198)(105)(10.5)
2020752,6432,5685547545515723211.1
<1,647><1,588><361><141><11.3>
(996)(980)(193)(91)(10.8)
2019783,5663,4685597841817925713.5
2018783,4903,3085502492652327212.2
<2,203><2,081><349><191><10.9>
(1,287)(1,227)(201)(81)(15.2)
2017783,7003,5046122443371726113.9
<2,311><2,171><390><188><11.6>
(1,389)(1,333)(222)(73)(18.3)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表
2018非公表非公表
2017非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20211次24740061.75% 
2次非公表500 
20201次23840059.50% 
2次非公表400 
20191次24140060.25% 
2次非公表400 
20181次28540071.25% 
2次非公表400 
20171次25940064.75% 
2次非公表400 

一般選抜入試(Ⅱ期)

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
2021201,5811,406117非公表非公表非公表2361.1
<847><741><69><11><67.3>
(734)(665)(48)(12)(55.4)
2020201,4971,2501252010332354.4
<862><703><77><10><70.3>
(635)(547)(48)(13)(42.1)
2019201,7221,5611172069103052.0
2018202,0161,8651152468143849.1
<1,154><1,039><60><25><41.6>
(862)(826)(55)(13)(63.5)
2017202,0311,857130376913848.9
<1,184><1,075><70><24><44.8>
(847)(782)(60)(14)(55.9)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表
2018非公表非公表
2017非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20211次25540063.75% 
2次非公表500 
20201次25240063.00% 
2次非公表400 
20191次25840064.50% 
2次非公表400 
20181次27440068.50% 
2次非公表400 
20171次23340058.25% 
2次非公表400 

大学入学共通テスト利用入試

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。また、出願資格があるのは現役生のみです。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
202112275275118非公表非公表非公表1321.2
<128><128><47><6><21.3>
(147)(147)(71)(7)(21.0)
20201227927914512100162810.0
<146><146><81><14><10.4>
(133)(133)(64)(14)(9.5)
2019123623621441280132514.5
201812426426132185962417.8
<208><208><71><14><14.9>
(218)(218)(61)(10)(21.8)
201712411411127186911921.6
<209><209><65><7><29.9>
(202)(202)(62)(12)(16.8)

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20211次67090074.4% 
2次非公表1,000 
20201次60690067.33% 
2次非公表900 
20191次65690072.89% 
2次非公表900 
20181次70090077.78% 
2次非公表900 
20171次70090077.78% 
2次非公表900 

一般選抜の傾向と対策

1 英語

A 出題内容<Ⅰ期>

2020年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2読解空所補充、語句整序、同意表現、反意表現、内容説明、内容真偽
3読解内容説明、空所補充、内容真偽
2019年度
大問番号項目内容
1発音アクセント、発音
2文法・語彙空所補充
3文法・語彙語句整序
4文法・語彙誤り指摘
5会話文空所補充
6読解空所補充、内容説明、同意表現、内容真偽
2018年度
大問番号項目内容
1発音アクセント、発音
2文法・語彙空所補充
3文法・語彙空所補充
4会話文空所補充
5読解空所補充、内容説明、同意表現、英文和訳、内容真偽
2017年度
大問番号項目内容
1発音アクセント、発音
2文法・語彙空所補充
3文法・語彙空所補充
4会話文空所補充
5読解空所補充、英文和訳、同意表現、内容真偽
2016年度
大問番号項目内容
1発音アクセント、発音
2文法・語彙空所補充
3文法・語彙空所補充
4会話文空所補充
5読解英文和訳、空所補充、内容真偽

B 傾向

記述式であるが、大部分は記号問題が出題されている。大問の構成は、2019年度まで、年度・期別でやや異なるもののほぼ一定だったが、2020年度には変更があり、文法・語彙の大問1題と長文総合問題2題となった。

2020年度の大問1は、文法・語彙の空所を埋める問題で、文法・語法・イディオム・語彙・特殊構文が問われている。大問2および大問3は長文総合問題で、大部分は記号問題だがやや長めの記述問題も含まれる。近年の長文の内容はほとんど医系である。文章は雑誌・新聞等の取材記事からとられることが多く、専門的な内容を一般読者向けにかみくだいて説明するものが多い。ただし、語数にばらつきがあり、設問の形式も一定しない。また、年度による難易度の変動も見られる。

なお、2019年度まで、大問1は発音・アクセント問題、途中の大問2~3題は文法・語彙の問題、他の大問1題が会話文中の空所補充で記号問題、最後の大問は長文総合問題という構成だった。

C 対策

試験時間が英語と数学を合わせて140分であるので、単純に割れば英語の試験時間は70分だが、より短い60分前後を目標にした方がよい。数学の難易度によって英語に充てられる時間も変動するからだ。また、本番と同じく英語と数学を合わせて演習し、140分という時間を体にたたき込むことが重要である。

そのためには、多様な出題形式・内容に慣れておく必要がある。Ⅰ期のみならずⅡ期の過去問も利用して、問題別の解法やコツを習得する。特に長文総合問題の記述問題では厳しめの字数制限が課されることがあるので、類似形式の問題をこなしておこう。長文のテーマは医系が中心であるので、医系単語の習得および医系長文の演習も必須である。難易度は年度によって変動するが、基礎力が万全であれば対応するのは難しくはない。本格的な記述問題も読解と解法の基礎的技術を習得していれば大きく得点を落とすことはない。総じて、試験時間、難易度、出題形式・内容・構成の変動に惑わされず、基礎力に裏付けられた正攻法の対応が唯一にして最も有効な対策である。

2 数学

A 出題内容<Ⅰ期>

2020年度
大問番号項目内容
1複素数平面ベクトルのなす角、複素数の回転、複素数と三角形、直線の方程式
2数列2項間の漸化式、3項間の漸化式と極限(特性方程式)
3小問2問(1)双曲線の焦点と漸近線
(2)球を取り出す確率
4小問3問(1)合成関数の微分
(2)定積分の性質
(3)2つの曲線の概形とそれらで囲まれた図形を\(x\)軸のまわりに回転させてできる立体の体積
2019年度
大問番号項目内容
1複素数平面極形式、図形と回転、三角形の面積と無限級数
2集合と要素約数の性質、個数と和
3小問3問(1)1次不定方程式の自然数解の個数
(2)3次方程式の解と係数の関係
(3)サイコロの反復試行確率と期待値
4小問3問(1)微分係数
(2)曲線が囲む図形の面積と積分
(3)媒介変数で表される曲線と回転体の体積
2018年度
大問番号項目内容
1ベクトルと図形平面ベクトル、直線のベクトル方程式
2複素数平面極形式、ド・モアブルの定理、整数
3小問5問(1)約数と倍数(合同式)
(2)二項定理
(3)対数関数
(4)データの分析、四分位偏差
(5)確率と期待値
4小問3問(1)極限と区分求積法
(2)双曲線と接線、三角形の面積の最小値
(3)媒介変数曲線と面積
2017年度
大問番号項目内容
1小問3問(1)複素数の和
(2)正射影ベクトル
(3)逆関数
2場合の数条件を満たす場合の数の計算と確率
3小問2問(1)漸化式の規則性の利用
(2)平均値と分散の計算
4小問5問(1)式の値
(2)数列の和
(3)領域と最小値
(4)関数の極値
(5)曲線の周の長さ
2016年度
大問番号項目内容
1確率反復試行の確率、極限
2小問3問(1)ベクトルの内積
(2)複素数平面とベクトル
(3)数列の一般項と和
3小問4問(1)約数の個数と総和
(2)対数の値と相加・相乗平均
(3)三角関数の対称式・交代式の値
(4)定積分
4小問2問(1)図形で囲まれた部分の面積、回転体の体積
(2)微分法と最小値

B 傾向

出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲである。特に、微分・積分を中心とした数学Ⅲからの出題は毎年見られる。また、平均値、分散、標準偏差なども含めて出題範囲であり、実際出されている。2018年度、2019年度では期待値の問題が出題された。

設問の形式は小問集合であったり、誘導形式の問題であったり、いろいろであったが、2017年度から、解答の仕方は答のみを解答欄に記入するものになった。

ところが、2020年度では大問1のみが結果のみとなり、大問2 は小問集合で、最初の問題は出題ミスのため削除された。大問3、4は小問集合であった。

全体として、必要な定理や公式は教科書の範囲内であるが、答に至るまでにかなりの程度の思考と計算を要するものがある。また、場合に分けて考えて正解に達することができるような、やや面倒な問題も見られる。

C 対策

まずは、標準的な入試問題が収録されている問題集を繰り返し解くことによって、標準的な学力を身につけることが大切である。河合出版「チョイス新標準問題集」、「理系数学の良問プラチカ数学ⅠAⅡB」、などを利用するとよい。

次に、毎年出題される微分・積分を中心として、数学全分野について、標準以上の問題を解けるようにしなければならない。数列や三角関数絡みの問題も出題されている。やや面倒な計算にも対応できるような計算力をつけておこう。また、確率について、平均値、分散、標準偏差についてもやっておかなければならない。時間的に厳しいこともあり、全体を見て解けそうな問題を見抜いて手際よく正解を求めていくことが重要である。

さらに「理系数学の良問プラチカ数学Ⅲ」、数研出版「オリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ」、Z会出版「理系数学入試の核心 標準編」、「理系数学入試の核心 難関大編」などがお薦めである。毎年数研出版から出されている、各種入試問題集の活用も有効である。もちろん過去問演習も必ずやっておくべきである。答のみが求められているので、日頃から速く正解に到達できるような練習を心がけるのがよい。

2020年度では、記述重視の出題となった。この傾向がこれからも続くかどうかは見通せない。両面の対策が必要であろう。

3 物理

A 出題内容<Ⅰ期>

2020年度
大問番号項目内容
1力学惑星の表面での重力加速度と物体の運動
2電磁気、力学ミリカンの油滴の実験、空気抵抗がある場合の仕事
3電磁気自己誘導と相互誘導
4電磁気、原子電磁波の知識問題とX線の発生
2019年度
大問番号項目内容
1力学、電磁気空気抵抗を伴う落下運動、コンデンサーを含む直流回路
2熱力学シリンダーに閉じ込めた気体の状態変化
3波動レンズ・凹面鏡を組み合わせてできる像
4電磁気非オーム抵抗(電球)を含む直流回路
2018年度
大問番号項目内容
1力学円運動と円錐振り子・天体の自転と質量の関係
2原子原子の崩壊と半減期・指数関数からの導出
3波動薄膜に斜めに入射する光の干渉
4電磁気ダイオードとコンデンサーを含む直流回路と交流回路・整流回路
2017年度
大問番号項目内容
1力学斜方投射、モンキーハンティング
2熱力学気体、液体、固体の熱膨張とあふれ出し
3波動、電磁波光ファイバー様の全反射、IH調理器の原理
4電磁気コンデンサーと抵抗からなる直流回路
2016年度
大問番号項目内容
1力学ケプラーの第3法則と両対数グラフ
2熱力学連結容器を用いた理想気体の混合
3電磁気直線電流のつくる磁場と力
4電磁気コンデンサー回路と誘電体の挿入

B 傾向

出題範囲は、「物理基礎・物理」。全範囲からの出題であり、内容も非常に多岐にわたっている。すべて記述式であり、グラフを描く問題もある。「力学」と「電磁気」は毎年必出で、難易度の高いものが多い。また、微分積分や対数計算などの数学的手法を使うように設定された内容もあり、問題解決の手段として高等数学を駆使することも必要となる。高校ではあまり積極的に行われていないので、注意が必要である。

2020年度の問題はやや易化したようであるが、初めの方の問題がやや難しく、後半の方が解きやすい。大問1は「力学」。仮想の惑星上での実験を想定したものである。惑星上での運動方程式から求める問題となっている。大問2は「電磁気」の単元の「ミリカンの実験」であるが、内容は完全に力学であり、抵抗のある空気中で運動する油滴から電荷を求める流れである。大問3は「電磁気」で自己誘導、相互誘導の問題であり、標準的な内容となっている。

C 対策

数学に長けていることは物理ではとても重要である。そもそも物理は微分・積分のかたまりなので、数学とは切っても切れない縁がある。昭和大学の場合は、高校物理では通常扱わないレベルの微分・積分や指数関数・対数関数なども登場するので、気を付けたいところだ。

そのことを除けば難問は少なく、できる問題を残さずやり切ればそこそこの得点になる。例えば「セミナー物理」のような学校教材として配布される問題集や、「良問の風」「名問の森」「重要問題集」「基礎問題精講」「標準問題精講」などから2~3冊程度をしっかりやり切りたい。やり切りのコツは「単元順にやらなくてもよい」です。「力学」と「電磁気」は必修なのでまずその単元を行ったり来たりする。途中に「波動」や「原子」「熱力学」を挟み込む。できた問題番号は消す、できなかった問題は別に書き出すなどして、いろいろな単元を結果的に漏れなくやり切れるように工夫してみましょう。

4 化学

A 出題内容<Ⅰ期>

2020年度
大問番号項目内容
1有機・理論糖類の誘導体とアミノ酸
2有機アミンの反応
3理論U字管の浸透圧
4理論計算の小問10問(結晶の密度、中和滴定、混合気体の燃焼、緩衝液、二酸化炭素の定量、気体の圧力、溶解度、昇華熱、化学平衡)
2019年度
大問番号項目内容
1有機・理論生体膜と脂肪酸
2理論炭酸塩・リン酸塩の緩衝溶液
3理論計算の小問10問(溶解度、中和滴定、完全燃焼、緩衝液、電気分解、気体の状態方程式、凝固点降下、反応熱)
4理論金属の結晶格子
2018年度
大問番号項目内容
1有機クエン酸回路、酸化還元反応式、pHと存在率
2有機核酸、補酵素、酸化還元反応
3理論計算の小問7問(中和滴定、結合格子の計算、電気分解、熱力学、混合気体の燃焼、気体の状態方程式、平衡定数)
4理論電池、電気分解
2017年度
大問番号項目内容
1有機アミノ酸の代謝、尿素回路
2無機・理論硫黄の化合物、硫酸の反応と濃度計算
3理論・無機リンの反応、リン酸の多段階平衡
4理論Na2CO3、NaOH混合溶液の二段階中和滴定
5理論混合気体の燃焼
2016年度
大問番号項目内容
1理論酸化還元滴定によるCOD測定
2有機脂肪族エステルの構造決定
3有機アミノ酸の性質
4理論電気分解とファラデーの法則
5理論コロイド

B 傾向

全問記述式である。空所補充問題、計算問題、化学反応式作成問題、構造式考察問題が中心であり、長文での論述問題は出題されていない。

無機は近年出題が減ってきていたが、まれに出題されることもあり油断はできない。試験時間は1科目当たり70分と他の大学よりも長めだが、解答を答案用紙に記述するのに時間が取られてしまい、感覚としては他の大学の試験時間と大差ない。過去問演習では80%以上の点数が出るまでは満足しないように。

2020年度も大問4個のうち2問が生化学に関する出題であった。大問1は糖類の誘導体とアミノ酸に関する出題であるが、見慣れない出題で戸惑ったかもしれないが、問題文をよく読み内容に沿って解答していけば良い。大問2はアミンの反応がテーマの出題。これも大問1と同様に問題文をよく読んで解答していけば良い。α−アミノ酸の構造式20種を描けるようにしておくと良いだろう。大問3は浸透圧に関する出題である。問題が進むにつれて徐々に難易度が上がっていく。特に(3)のU字管に蓋をした場合、封入されている気体の圧力が浸透圧に影響を与えることに注意したい。大問4は理論化学の計算問題である。難易度は毎年一定しており、2020年度も特別難しい出題などは見られなかった。確実に得点しておきたい。

C 対策

教科書や資料集だけでなく普段から参考書に目を通し、化学の本質を体系的に理解しておく。専門用語は30字程度の文章で簡潔に説明できるようになること。夏までは基礎固めを徹底して、夏以降、過去問演習と応用問題演習を併用して実力を高めていく。理論計算では特に気体と電離平衡の応用問題を練習して自信をつける。アミノ酸は20種類すべての名称・3文字表記・側鎖の構造と分子量を覚え、酸性または塩基性アミノ酸の等電点や平衡に関する計算を練習しておく。糖類については、多糖類の分枝数計算やヒドロキシ基のアセチル化などの有名な問題を演習しておき、短時間で確実に正解できるようにしておこう。アセチル基の分子量43、六炭糖180などは必ず覚える。また、教科書には載っていない二糖類や三糖類が出題されることもあるため、糖類の還元性に関しては丸暗記ではなく、構造式ベースで理解しておくように。フェーリング反応、ヨードホルム反応は反応機構も理解して化学反応式を作れるようにしておく。

近年は生命科学に関する出題が多く、物理選択者であっても生物学の教科書、参考書を購入し、核酸、代謝とその関連知識を整理しておく必要がある。化学図説でα−アミノ酸、核酸を構成する糖類、塩基の構造式も確認しておこう。

5 生物

A 出題内容<Ⅰ期>

2020年度
大問番号項目内容
1代謝、体内環境ATP合成、基質レベルのリン酸化、酸化的リン酸化、血中酸素量(計算)
2細胞、体内環境細胞膜、能動輸送と受動輸送、バソプレシンの働き
3遺伝情報遺伝子組換え、プラスミド、インスリン、レプリカ法
4進化・系統系統樹と動物の分類、分子進化
2019年度
大問番号項目内容
1体内環境チロキシン、フィードバック調節
2動物の反応膝蓋腱反射、屈筋反射
3遺伝情報・有性生殖乗り換え、減数分裂、染色体の組み合わせ(計算)
4進化ミラーの実験、化学進化、共生説
2018年度
大問番号項目内容
1体内環境心臓の拍動、酸素ヘモグロビン(計算)
2植物の環境応答発芽種子、植物ホルモン
3代謝好気呼吸(計算)
4遺伝情報遺伝暗号(計算)
2017年度
大問番号項目内容
1細胞と分子、遺伝情報生物を構成する物質、タンパク質、プリオン
2植物の環境応答吸水、気孔の開閉の仕組み
3細胞細胞膜、浸透圧
4有性生殖遺伝子と染色体
2016年度
大問番号項目内容
1総合生物の分類と原生生物、免疫と抵抗性、鎌状赤血球貧血症
2総合窒素化合物、免疫、血管の拡張と収縮
3進化・系統地質時代、化石、化石の推定
4動物の反応、体内環境心臓の構造、大動脈の血圧変化

B 傾向

記述式。2020年度も例年通り大問4問の出題であった。2019年度の基本~標準レベルの出題が2020年度も踏襲されたが以前よりも増えた印象である。2019年度は描図が再び複数出題されたが2020年度は又姿を消した。一方でやや複雑な計算問題が三問出題された。難易度的には大問1、大問4など、基本的な知識問題が増えた分やや易しくなった印象である。考察問題も、大問2など模試や他大学や問題集で頻出されている典型的問題なので、今まで解いてきた模試や問題集をどれくらい確実に自分のものに出来ていたかが合否の分かれ道になったであろう。遺伝情報は難問が出題される傾向にあったが、2020年度の遺伝情報は典型的な問題であった。論述問題も20字程度が多く、30字以内であったため、書きやすかっただろう。そういう意味で2020年度も80%取れているくらいの感覚がないと、合格は難しいと思われる。

この傾向が来年度も続くとすると、正確なアウトプットできる学生を欲しているということである一方、来年度はまた以前の難解な形式に戻る可能性もある。どちらにも対応できるように、学習していくべきである。

C 対策

現在の傾向が来年度も続くとすると、問題は非常に取り組みやすく、勉強した成果がしっかり反映されるような問題構成になるだろう。教科書や市販の問題集に載っているような基本~標準的な問題が得点できないと致命的である。教科書の図やコラム、探究活動などを理解して完全に自分のものにしていくことが重要である。分野も、大問の1題は必ず医学とは離れた問題(進化系統、植物、生態など)になっているので、分野を問わず満遍なく学習しておく必要がある。

一方で、昭和大学の難易度を考えると、2020年度のような易しい問題が続くとはあまり思えないので、2018年度以前の出題傾向に戻るリスクも考えて、教科書では見慣れない、難易度の高い専門的な知識も、習得していかないといけない。資料集の詳細なところまで、さらには大学の教養程度の参考書にも目を通し、教科書に出てきた用語を生物学辞典や生物小辞典などを利用してその周辺の詳細な知識にも当たっておくと解答できる可能性が高まる。医学における時事問題も出題されることもあるので新聞やインターネット、医学関連雑誌を勉強の合間に読むのも効果的である。

論述問題については30字から40字の論述を、キーワードを取り込んで正確に短時間で書けるように日ごろから訓練しておこう。

小論文・面接

1 小論文

  • 例年、テーマが与えられ、自分の考えを述べる問題が出題されています。
  • 制限時間は60分、字数は600字です。

過去のテーマ例

  • 安楽死と尊厳死について
  • 急性期医療(病気の発症から回復期に移行するまでの期間における医療)における、病気を治すことを主目的とする「とことん型」と、病気は完全に治らなくても地域で生活を続けられるように身体と環境を整える「まあまあ型」という考え方
  • フランスの思想家であるロジェ・カイヨワの「いかなる富も、いかなる作品も生み出さないのが、遊びというものの特徴である」という言葉
  • 医療における、人間とAIの共存のしかた
  • 医師の長時間労働の改善策
  • 「愛するという技術」について
  • 命を救うための高度医療とそのコスト負担のあり方
  • 人と動物等に対するAMR対策にはどのようなものがあるか
  • ゲノム研究について
  • 海に流出したプラスチックごみについて
  • 医学生や医師になった際に、行いたいと考えている研究について

2 面接

面接の形態個人面接(面接官2人に対し受験生1人)
面接時間10分
質問例昭和大学を志望する理由
医師を志望する理由
自分の長所と短所
自分が医師に向いていると思うところは何か
クラブ活動やボランティア活動について(苦労したこと等)
友人について
尊敬する人物
医師を志すにあたって影響を与えた人物
最近の医療関係のニュースで気になるもの
趣味
理想の医師像
医師に必要な資質とは
併願校や昨年度の受験校について
入学後にしたいこと
浪人して得たもの
大学入学後の寮生活についてどう思うか
寮では他学部の人と同室になり、考え方の違う人もいるだろうが、そういう人に対して自分が注意するべきこと(3つ)

学納金等

学納金

6年間計27,000,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
入学金1,500,000円 
授業料3,000,000円3,000,000円
教育・施設充実費 1,500,000円
合計4,500,000円4,500,000円

諸会費等

6年間計345,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
学生会入会費30,000円 
学友会年会費5,000円10,000円
父兄会入会費30,000円 
父兄会年会費30,000円40,000円
合計95,000円50,000円

寮費(初年度のみ)

項目初年度
寮費400,000円
食費400,000円
寝具類等27,000円
合計827,000円

医師国家試験合格者数及び合格率

総数新卒既卒
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
第115回(2021年3月16日発表)13013012293.8%12412412197.6%66150.0%
第114回(2020年3月16日発表)12712211594.3%11611211098.2%1110550.0%
第113回(2019年3月18日発表)12612411391.1%11811611397.4%8800.0%
第112回(2018年3月19日発表)12211911193.3%103101101100.0%19181055.6%
第111回(2017年3月17日発表)14113912287.8%13013012092.3%119222.2%
第110回(2016年3月18日発表)12412111191.7%11511410995.6%97228.6%