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大阪医科薬科大学

2021年度 入試概要

一般選抜(前期)

募集人員82名(別途、大阪地域枠2名を募集)

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(80分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(100分・100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A(「場合の数と確率」「整数の性質」「図形の性質」)・B(「数列」「ベクトル」)
理科(120分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
小論文(30分・段階評価)
※小論文の評価は1次試験ではなく、2次試験の際に使用されます。
2次試験面接

一般選抜(後期)

募集人員15名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(80分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(100分・100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A(「場合の数と確率」「整数の性質」「図形の性質」)・B(「数列」「ベクトル」)
理科(120分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
小論文(30分・段階評価)
※小論文の評価は1次試験ではなく、2次試験の際に使用されます。
2次試験面接

大学入学共通テスト利用選抜

募集人員10名

試験科目・時間・配点

1次試験
(大学入学共通テスト)
外国語(200点)
「英語【リーディング】【リスニング】」
※リーディング(100点満点)を160点満点に、リスニング(100点満点)を40点満点に換算して算出されます。
国語(100点)
「国語(近代以降の文章)」
数学(200点)
「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」
理科(200点)
「物理」「化学」「生物」から2科目選択
2次試験小論文
面接

過年度入試結果

一般選抜(前期)

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/①

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
2011901,6331,466207161199非公表非公表9.1
<1,095><973><146><110><8.9>
(538)(493)(61)(51)(9.7)
2012901,7391,557200147206非公表非公表10.6
<1,193><1,064><165><117><9.1>
(546)(493)(35)(30)(16.4)
2013901,8751,686204150199非公表非公表11.2
<1,258><1,122><162><118><9.5>
(617)(564)(42)(32)(17.6)
2014852,0511,827200133203非公表非公表13.7
<1,343><1,186><152><104><11.4>
(708)(641)(48)(29)(22.1)
2015891,9191,737205148203非公表非公表11.7
<1,272><1,146><142><100><11.5>
(647)(591)(63)(48)(12.3)
2016891,9331,715213162198非公表非公表10.6
<1,310><1,155><158><116><10.0>
(623)(560)(55)(46)(12.2)
2017891,9561,701205156167非公表非公表10.9
<1,288><1,122><151><117><9.5>
(668)(589)(54)(39)(15.1)
2018891,5921,483207172160非公表非公表8.6
<1,024><960><143><114><8.4>
(568)(523)(64)(58)(9.0)
2019891,8861,656207167162非公表非公表9.9
<1,233><1,073><146><116><9.3>
(653)(583)(61)(51)(11.4)
2020841,8711,663204164161非公表非公表10.1
<1,197><1,052><123><94><11.2>
(674)(611)(81)(70)(8.7)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2011非公表非公表
2012非公表非公表
2013非公表非公表
2014非公表非公表
2015非公表非公表
2016非公表非公表
2017非公表非公表
2018非公表非公表
2019非公表非公表
2020非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20111次27240068.00% 
2次非公表400 
20121次非公表400 
2次25740064.25% 
20131次非公表400 
2次25840064.50% 
20141次24440061.00% 
2次非公表400 
20151次非公表400 
2次25640064.00% 
20161次非公表400 
2次27740069.25% 
20171次非公表400 
2次23340058.25% 
20181次非公表400 
2次26840067.00% 
20191次27040067.50% 
2次27040067.50% 
20201次24940062.25% 
2次24940062.25% 

一般選抜(後期)

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/①

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
201115667546451513非公表非公表36.4
<438><348><31><12><29.0>
(229)(198)(14)(3)(66.0)
201215735593471510非公表非公表39.5
<473><370><29><11><33.6>
(262)(223)(18)(4)(55.8)
201315971821451524非公表非公表54.7
<607><495><27><8><61.9>
(364)(326)(18)(7)(46.6)
201415941771461621非公表非公表48.2
<578><470><30><11><42.7>
(363)(301)(16)(5)(60.2)
201515836670451526非公表非公表44.7
<533><405><26><10><40.5>
(303)(265)(19)(5)(53.0)
201615840684401525非公表非公表45.6
<544><434><24><8><54.3>
(296)(250)(16)(7)(35.7)
201715817663401710非公表非公表39.0
<519><411><28><15><27.4>
(298)(252)(12)(2)(126.0)
20181586369042157非公表非公表46.0
<560><438><31><12><36.5>
(303)(252)(11)(3)(84.0)
201915871685311512非公表非公表45.7
<566><432><21><9><48.0>
(305)(253)(10)(6)(42.2)
202015768591341610非公表非公表36.9
<479><366><25><13><28.2>
(289)(225)(9)(3)(75.0)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2011非公表非公表
2012非公表非公表
2013非公表非公表
2014非公表非公表
2015非公表非公表
2016非公表非公表
2017非公表非公表
2018非公表非公表
2019非公表非公表
2020非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20111次25840064.50% 
2次非公表400 
20121次非公表400 
2次25040062.50% 
20131次非公表400 
2次24440061.00% 
20141次24240060.50% 
2次非公表400 
20151次非公表400 
2次24540061.25% 
20161次非公表400 
2次24540061.25% 
20171次非公表400 
2次25640064.00% 
20181次非公表400 
2次24540061.25% 
20191次26440066.00% 
2次27340068.25% 
20201次27040067.50% 
2次27040067.50% 

大学入学共通テスト利用選抜

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/①

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
201153583561012519非公表非公表14.2
<202><202><56><16><12.6>
(156)(154)(45)(9)(17.1)
201255185131003016非公表非公表17.1
<308><307><67><19><16.2>
(210)(206)(33)(11)(18.7)
201355585551002820非公表非公表19.8
<333><330><68><17><19.4>
(225)(225)(32)(11)(20.5)
201455115081003423非公表非公表14.9
<275><273><50><16><17.1>
(236)(235)(50)(18)(13.1)
201554814791003015非公表非公表16.0
<276><274><62><17><16.1>
(205)(205)(38)(13)(15.8)
201654714691002915非公表非公表16.2
<259><259><54><12><21.6>
(212)(210)(46)(17)(12.4)
201754344301003018非公表非公表14.3
<238><234><63><15><13.8>
(196)(196)(37)(15)(15.1)
201854714681003013非公表非公表15.6
<256><254><49><15><16.9>
(215)(214)(51)(15)(14.3)
20195466462902520非公表非公表18.5
<262><258><48><13><19.9>
(204)(204)(42)(12)(17.0)
202010449448100316非公表非公表14.5
<251><251><61><18><13.9>
(198)(197)(39)(13)(15.2)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2011非公表非公表
2012非公表非公表
2013非公表非公表
2014非公表非公表
2015非公表非公表
2016非公表非公表
2017非公表非公表
2018非公表非公表
2019非公表非公表
2020非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20111次66575088.67% 
2次非公表750 
20121次非公表750 
2次68275090.93% 
20131次非公表750 
2次66875089.07% 
20141次66575088.67% 
2次非公表750 
20151次非公表750 
2次67775090.27% 
20161次非公表750 
2次67875090.40% 
20171次非公表750 
2次67975090.53% 
20181次非公表750 
2次68175090.80% 
20191次67175089.47% 
2次68075090.67% 
20201次65275086.93% 
2次66075088.00% 

一般選抜の傾向と対策

1 英語

A 出題内容<前期>

2020年度
大問番号項目内容
1読解英文和訳、理由説明
2読解英文和訳
3英作文和文英訳
2019年度
大問番号項目内容
1読解英文和訳、理由説明
2読解英文和訳
3英作文和文英訳
2018年度
大問番号項目内容
1読解英文和訳
2読解英文和訳
3英作文和文英訳
2017年度
大問番号項目内容
1読解英文和訳
2読解英文和訳、理由説明
3英作文和文英訳
2016年度
大問番号項目内容
1読解英文和訳
2読解英文和訳、理由説明
3英作文和文英訳

B 傾向

全問記述式であり、基本的には英文和訳と和文英訳が出題され、記号問題などは出題されない。大問1と2では500~800語程度の長文中に3~4箇所、下線が引かれており、その部分の和訳を求められる。指示語の指示内容を明示して訳すよう求められることもある。和訳する英文の語数は、1箇所につき20~40語程度であり、文構造が複雑なものが多く、単語も受験ではあまり一般的ではないものが含まれていることがある。また、年度によっては下線部の理由を説明するよう求められる問題もある。長文の内容は多岐にわたるが、科学的なもの、心理学的なものが多い。なお、単語の注釈は英語で書かれている。

大問3は和文英訳で、日本語の短い文章中に3箇所、下線が引かれている。扱われている日本文は例年評論文の一部である。一連の文章の中にあるため下線部が英文の直訳のような、英訳しやすい日本語表現になっているとは限らない。要求される英文の長さは20~30語程度になる。複数の論点を組み合わせた英文を作ることになる。

C 対策

和訳、英訳が中心の本格記述式のものである以上、小手先のテクニックでは得点できない。語彙・イディオム・文法・語法・特殊構文等の基礎知識とこれを用いた精読・解釈技術および英作文技術を習得し、さらにこれらの知識・技術を高度に洗練する必要がある。複数の構文を組み合わせた文構造を読み解き、そして作ることは、文(sentence)の理解の究極目標である。本質を踏まえた理解と十分な演習が求められている。

また、和訳・英訳ともに文章の中で問われていることにも注意する。文を直訳しただけでは点は伸びない。文だけではなく文脈も把握し、下線部をパラグラフや文章の中に位置づけて自然な訳出を心がける。和訳では難解な単語も含まれることがあるが、その場合は文脈からその意味・訳を推測することが問われている。英訳が求められる日本文のテーマは社会・環境・医療・言語・ファッション等、多岐にわたる。語彙も広く身につけなければならない。

総じて、設問数は少ないが質はきわめて高い。試験時間80分の中ですべてを解き切る訓練が必要である。

2 数学

A 出題内容<前期>

2020年度
大問番号項目内容
1漸化式と極限正三角形の辺上を移動する点列の漸化式、極限
2三角関数と図形回転体の体積、三角形の面積と周長に関する式の最大、三角関数の利用、合成
3確率2種類の玉を袋から取り出す確率
4命題と証明有理数に関する証明
5定積分と数列定積分で定義された関数の満たす関係、条件を満たす多項式の例示
2019年度
大問番号項目内容
1整数解条件を満たす自然数解
2微分法の応用微分法による不等式の証明、グラフと直線 の共有点の個数
3確率さいころの確率、条件付き確率
4積分法(数Ⅲ)領域と最大・最小、立体と体積
5複素数平面極形式と証明、3つの複素数の絶対値の和の最大値、最小値
2018年度
大問番号項目内容
1微分法(数Ⅱ)5次関数の増減・極値、グラフと方程式の解
2式と証明3文字の対称式と不等式
3ベクトル、体積空間ベクトル、四面体の断積、回転体の体積
4確率場合の数、確率、反復試行の確率
5平面図形三角形の内接円、接線の長さ、チェバの定理の逆
2017年度
大問番号項目内容
1式と曲線媒介変数曲線(導関数、接線、概形)
2立体と体積立体の断面、八面体の体積
3ベクトルと図形三角形と内心、ベクトルの式の最小、証明
4確率玉を取り出す確率、式の値の大小、不等式を満たす整数
5複素数平面図形と証明、複素数と図形(回転、相似など)
2016年度
大問番号項目内容
12次関数、微・積分法条件付き2変数関数、関数の増減、最大・最小
2整数の性質、数列帰納法的に定められる2個1組の自然数の最大公約数
3微・積分法\(f'(x)\)の増減、\(f'(x)=0\)の解の評価、\(f(x)\)の増減
4図形の性質、微・積分法正三角形の2辺に接し外接する合同な2円、円環体の体積
5確率同じ番号が2枚ずつあるカード、条件付きの当たり、加法定理

B 傾向

出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲで、数学Aは場合の数と確率、整数の性質、図形の性質、数学Bは数列とベクトルである。微分・積分と確率は毎年のように出題されているが、全体としては全ての分野から出題されていると言える。また、証明問題が頻繁に出題されるという特徴がある。

出題形式は完全な記述式であり、医大入試としてはマイナーな出題形式である。全問誘導形式になっている。2017年度は数Ⅲを主体とする出題であったが、2018年度では数Ⅲからの出題は少なかったが、2019年度では再度数Ⅲの比重がやや重くなった。ところが、2020年度では大問5のみが数学Ⅲの内容であった。また、ここ数年、数Ⅲで2次曲線からの出題はほとんどないという状況が続いている。

全問記述形式であることを考慮すると、試験時間100分は厳しい。簡単に解くことのできる問題はあまりなく、標準レベル以上の問題が出題されている。ただし、新課程になってからは標準レベルを超えるような難問は出題されなくなった。

C 対策

まずは、標準レベルの問題集を完全にマスターしよう。証明問題も必ず解かなければならない。例えば、河合出版「チョイス新標準問題集」、学研「数学ⅠAⅡB問題総演習」、河合出版「理系数学の良問プラチカ数学ⅠAⅡB」、Z会出版「理系数学入試の核心 標準編」などを用いるとよい。いわゆる難問・奇問は出題されないからパスしてよい。

次に、さらに上のレベルの問題集を用いて、記述式であることを常に念頭に置いて問題を解こう。全分野から出題されているので、苦手分野を作ってはいけない。さらに誘導に乗る訓練も忘れずにしよう。

解答時間が大問1問について20分程度であるので、答案を速くコンパクトにまとめることのできる力も身につけておかなければならない。次のステップとしては、数研出版「オリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ」、河合出版「ハイレベル理系数学」、Z会出版「理系数学入試の核心 難関大編」などで問題を繰り返し解き、記述式の答案作成練習をするとよい。繰り返しになるが、難問は無視する。最近の過去問を十分演習しておくのは言うまでもない。

バランスのとれた出題であるから、全分野に渉っての対策学習が欠かせない。

3 物理

A 出題内容<前期>

2020年度
大問番号項目内容
1力学衝突・運動量保存・ばねによる単振動
2熱力学断熱変化、ポアソンの式、熱サイクル
3電磁気磁場内を動く導体棒の電磁誘導、電流回路
4小問集合電磁気:送電線の電力損失、熱:氷の融解、電磁気:電磁誘導と渦電流
2019年度
大問番号項目内容
1力学万有引力、地球に対する月や人工衛星の運動
2波動ヤングの実験
3電磁気電場・磁場中における荷電粒子の運動
4小問集合電磁気:送電線による電力の損失、力学:浮力、熱力学:理想気体の混合
2018年度
大問番号項目内容
1力学2物体の運動量保存・力学的エネルギー保存・運動方程式
2電磁気コイルがつくる磁場と荷電粒子の運動
3原子原子の放射性崩壊と放射線の影響
4小問集合送電の損失・万有引力・密度と圧力・次元の変換・気体の状態変化
2017年度
大問番号項目内容
1力学ばねによる物体の単振動と投射後の等加速度運動
2波動弦の振動を微小部分の運動により解析する
3原子光電効果
4小問集合送電線による電力の損失、やじろべえの原理、反射波と直接波のうなり、水の状態図
2016年度
大問番号項目内容
1力学鉛直面内の円運動、放物運動
2波動複スリット干渉
3電磁気非直線抵抗を含む直流回路
4小問集合消費電力、天体の運動、次元、原子核崩壊

B 傾向

出題範囲は、「物理基礎・物理」。大問4題の出題で、「力学」と「電磁気」は大問として出題され、「波動」「熱力学」「原子」は大問または小問集合、第4問は小問集合となっている。穴埋め問題、文字計算が多く、数値計算は少ない。設問が進むと難度も上がる傾向があり、見慣れない設問も時折ある。穴埋め問題は文が長くなりがちなので、問題全体の意図をきちんと理解した上で取り組みたい。

2020年度入試の概要は次のとおりである。大問1は「力学」。まずおもりの単振動からの衝突、ばねの単振動、エネルギー保存など、多彩な内容である。穴埋めで、問の数は14である。大問2は「熱力学」。定積変化と断熱変化で一周する熱サイクルである。大問3は「電磁気」。磁場中を移動する導体棒の誘導起電力、そして電流回路。この電流回路が少々難しいつくりになっている。大問4は小問集合。(1)の送電線の損失はここ4年間続けての出題である。(2)は氷の融解、(3)は渦電流によるエネルギーの減少である。

C 対策

単元ごとの勉強が、単に公式に当てはめていく練習にならないことが重要である。一つの単元はあるまとまった内容となっているので、そこには単元の統一された考え方があり、ばらばらにみえる問題も実はその同じ考え方によって解き進めることになる。問題集で練習するときは、その単元の共通の考え方は何か、問題ごとの相違点は何か、という意識で解くようにする。これで、深みが一味違ってくる。解説を読む場合は特に気をつけたい。その問題だけの解法として読むのではなく、その単元の解法として読むように心がける。そうしないと、ただ解法を暗記する勉強になりかねない。それではまったく応用が効かないので、大変な割に得点は伸びない。

以上のような深みのある勉強が必要であり、仕上げは「名問の森」や「物理の良問問題集」など、やや上級の問題集で、しっかりと実力をつけたい。

4 化学

A 出題内容<前期>

2020年度
大問番号項目内容
1理論結合エネルギー
2理論電気分解
3有機・理論イオン交換樹脂、アミノ酸の電離平衡
4有機・理論糖類
2019年度
大問番号項目内容
1理論・無機溶解度積と硫化物の沈殿
2理論反応速度
3有機・理論フェノール、フェノール樹脂
4有機油脂と脂肪酸
2018年度
大問番号項目内容
1理論・無機オキソ酸
2有機高分子化合物
3理論・有機生物の熱化学、化学平衡
4有機有機化合物の構造決定、アルコールの沸点
2017年度
大問番号項目内容
1理論反応速度定数と濃度平衡定数の関係式、反応速度
2理論コロイド
3有機アミノ酸の電気泳動、等電点
4有機芳香族化合物の構造決定
2016年度
大問番号項目内容
1理論電子軌道とイオン化エネルギー
2理論イオン化傾向、電池
3理論酸化還元滴定
4有機・理論生体高分子化合物

B 傾向

全問記述式である。実験操作の方法・目的・理由に関する論述問題、化学反応式、有機化合物の構造式を書く問題は毎年必ず出題されている。有機分野のヨードホルム反応、ニトロベンゼンとスズの酸化還元反応など、有名であるがやや複雑な化学反応式を書かせることが多く、反応式は丸暗記せずに導出過程も理解しておく。

テーマは電気分解でも自由電子の個数を計算したり、電子の速度を計算したりと、市販の問題集に掲載されている典型問題とは異なった部分に焦点が当てられるため、試験中での考察が必要となる。

2020年度は大問1が結合エネルギーの問題であった。全体的に計算量が多く解答に時間を要する問題であった。問5のエネルギーの大小と物質の安定性は非常に大事なテーマなので必ず身につけておこう。大問2は電気分解の問題であるが、特に難しい設問はなく完答を狙いたい。大問3はカラムクロマトグラフィの問題であるがこの問題ではアミノ酸の流出順序がよく問題になる。pHと各イオンの電離状態を関連づけておこう。大問4は糖類の問題であるが、二糖類の非還元糖はスクロースの他にトレハロースもおさえておこう。

C 対策

用語の穴埋め問題や化学反応式を答える問題といった定番の問題は落とせない。教科書・資料集に掲載されている専門用語と化学反応式は、定義や反応機構を理解しながら覚える。市販の問題集で標準的な問題を一通り経験したところでスタートラインに立った状態であり、そこから初見の問題に対応する柔軟さを養う訓練が必要である。過去問は7年分以上解いておくこと。昭和大学、日本医科大学、東京慈恵会医科大学と出題傾向がやや似ているため、合わせて過去問を解いてみるとよい。初見の問題といっても高校化学の知識と思考法で解ける問題である。問題文をよく読み、必要ならば図を描いて条件を整理する。論述では字数制限のある・なしに関わらず、要求されているキーワードを意識して簡潔に記述する。計算問題では未知数を文字で置き、単位を考慮しながら計算式を立てる。得点率75%が目標であるので、初見の問題すべてを完璧に解く必要はなく、全体のうち小問1、2問くらいは完全に捨ててしまっても構わない。

5 生物

A 出題内容<前期>

2020年度
大問番号項目内容
1代謝光合成(計算)、呼吸、光合成の仕組み
2生物群集と生態系窒素循環、物質収支、エネルギー効率(計算)
3遺伝情報、生殖と発生幹細胞、体細胞クローン
4動物の反応、生殖と発生味覚、嗅覚(計算)、遺伝(計算)
2019年度
大問番号項目内容
1植物の環境応答・遺伝情報・生殖と発生被子植物の重複受精、転写調節、核相
2体内環境腎臓、水分調節(計算)
3動物の反応筋肉、筋収縮に伴うATP再合成
4体内環境アレルギー(花粉症)、獲得免疫、抗体(計算)
2018年度
大問番号項目内容
1動物の反応神経の構造、活動電位(考察)
2細胞細胞の浸透圧(計算)
3進化・体内環境原始大気、ガス交換、呼吸運動
4有性生殖DNA量、減数分裂
2017年度
大問番号項目内容
1代謝タンパク質の消化、窒素の循環
2生殖と発生母性因子、胚発生
3体内環境自律神経系、ホルモン
4体内環境、系統胎児の血液循環、胚膜、心臓の構造、酸素解離曲線
2016年度
大問番号項目内容
1動物の反応眼の構造
2生態遷移
3遺伝情報DNAの複製と証明
4細胞小胞輸送、細胞間結合

B 傾向

記述式。2020年度も例年通り大問4問で、空欄補充問題、計算問題、論述問題、実験考察問題、図・表の読みとり問題、グラフの作図問題などが出題された。記述問題は、字数制限が無く解答欄に収まる字数で書くものが基本であり、50~100字程度でまとめる内容のものが多い。設問数は制限時間内で十分解くことができる量であり適切であると言える。また、難易度についても基本~標準的なものが多く、教科書の内容から大きく逸脱する内容が出題されることは少ない。計算問題も標準的である。出題内容もほぼ例年と変わらず、発生、遺伝子、動物の反応、体内環境、代謝など動物生理からの出題がやや多い。2020年度は4年ぶりに生態系からの出題が見られたが、エネルギー効率の問題など標準的で、問題集で解いた経験のある受験生には簡単だっただろう。得点に差がつくとすると、記述の正確さだと思われる。大問1のように、与えられた語句を使い、知識を整理して論述することは、案外時間がかかる。高得点争いになることは必至なのでケアレスを無くすこと、記述問題をより正確に書くことがポイントである。

C 対策

出題されている問題は、教科書範囲内の基本的な内容がほとんどであるが、図やグラフを文章化することは慣れてないと難しい。教科書に記載された単元の大まかな流れをおさえた上で、教科書の太字語句の定義を正しい日本語で書けるかという視点で習得に励むようにしよう。また、図やグラフの読み取り問題が例年出題されているので、重要な実験をノートにまとめたり、グラフを描き写して何が読み取れるかを整理したりしておくことで記述問題への対策にもなる。標準を逸脱した考察問題や論述については、じっくりと考察できるように、簡単な問題は標準的な問題集を用いて迅速かつ正確に処理していく訓練をするとよいだろう。また、資料集などを用いて教科書には載っていな用語や実験をインプットしておくことが望ましい。その際にサブノートなどを作って、整理しておくことも有効である。例年問題の形式があまり変わっていないので、過去問に取り組むことも有効だ。論述については、合否を分けるので、是非解答をしっかり見て厳しめに採点をするか、先生などに添削をお願いするとよいだろう。

小論文・面接

1 小論文

  • テーマが与えられ、自分の考えを述べる問題が出題されています。
  • 制限時間は30分、字数は400字です。
  • 1次試験で実施されますが、評価については2次試験の際に使用されます。

過去のテーマ例

  • AIを医療に導入する時代における医師の役割
  • 新設医学部の創設に伴う医師数の増加する時代における医師の役割
  • 健康寿命を延ばすことは医療費削減につながるかどうか
  • 町の本屋を存続させるにはどうすればいいか

2 面接

面接の形態集団面接(面接官3人に対し受験生3人)
※集団討論を行うわけではありません。同じ質問に対して受験生3人が順番に答えていくことになっています。
面接時間15~20分
質問例大阪医科薬科大学を志望する理由
医師を志望する理由
自分の長所と短所
自分が医師に向いていると思うところは何か
クラブ活動やボランティア活動について(苦労したこと等)
友人について
尊敬する人物
医師を志すにあたって影響を与えた人物
最近の医療関係のニュースで気になるもの
趣味
理想の医師像
医師に必要な資質とは
併願校や昨年度の受験校について
入学後にしたいこと
浪人して得たもの

学納金等

学納金

6年間計31,410,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
入学金1,000,000円 
授業料1,880,000円1,880,000円
実習料345,000円345,000円
施設拡充費1,260,000円1,260,000円
教育充実費2,000,000円1,500,000円
合計6,485,000円4,985,000円

諸会費等

6年間計665,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
保護者会会費100,000円100,000円
学友会入会金5,000円 
学友会会費10,000円10,000円
合計115,000円110,000円

医師国家試験合格者数及び合格率

総数新卒既卒
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
第115回(2021年3月16日発表)12311810185.6%12311810185.6%000
第114回(2020年3月16日発表)111108108100.0%1029999100.0%999100.0%
第113回(2019年3月18日発表)12511810891.5%11811110493.7%77457.1%
第112回(2018年3月19日発表)14413412593.3%11810810799.1%26261869.2%
第111回(2017年3月17日発表)12712410080.6%1211199781.5%65360.0%
第110回(2016年3月18日発表)11410610094.3%104979395.9%109777.8%