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聖マリアンナ医科大学

2022年度 入試概要

一般選抜(前期)

募集人員約70名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(90・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(90分・100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「確率分布と統計的な推測」を除く)
理科(150分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
※全科目に基準点が設けられ、1科目でも基準点に達しない場合は、不合格とされることもあります。
2次試験適性検査(30分・面接時の参考にされます)
小論文(60分・50点)
面接(150点)

一般選抜(後期)

募集人員約10名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(90分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(90分100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「確率分布と統計的な推測」を除く)
理科(150分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
※全科目に基準点が設けられ、1科目でも基準点に達しない場合は、不合格とされることもあります。
2次試験適性検査(30分・面接時の参考にされます)
小論文(60分・50点)
面接(150点)

過年度入試結果

一般選抜(前期)

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数
A’
受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/①またはA’/①

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
2021701,9921,899489119非公表非公表非公表16.0
<1,158><1,087><250><45><24.2>
(834)(812)(239)(74)(11.0)
2020802,3551,993523129非公表非公表非公表15.5
<1,373><1,122><270><60><18.7>
(982)(871)(253)(69)(12.6)
2019851,8991,763507130非公表非公表非公表13.6
<1,189><1,078><325><70><15.4>
(710)(685)(182)(60)(11.4)
2018853,4243,095517130262非公表非公表23.8
<1,974><1,748><313><100><17.5>
(1,450)(1,347)(204)(30)(44.9)
2017953,527非公表485170175非公表非公表20.8
<2,098>
(1,429)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表
2018非公表非公表
2017非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20211次非公表400 
2次非公表600 
20201次214.040053.50%最高点332.0点(83.00%)
2次非公表600 
20191次208.040052.00%最高点326.0点(81.50%)
2次非公表600 
20181次209.040052.25%最高点294.0点(73.50%)
2次非公表600 
20171次236.040059.00%最高点322.0点(80.50%)
2次非公表600 

一般選抜(後期)

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/①

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
2021101,2121,0738010非公表非公表非公表107.3
<697><601><50><6><100.2>
(515)(472)(30)(4)(118.0)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2021非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20211次非公表400 
2次非公表600 

一般選抜の傾向と対策

1 英語

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1読解空所補充、指示語、内容説明
2読解英問:同意表現、空所補充、内容説明、内容真偽
3会話文適切文の判定
4文法・語彙空所補充
2019年度
大問番号項目内容
1読解空所補充、同意表現、内容説明
2読解英問:空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽
3会話文空所補充
4文法・語彙空所補充
2018年度
大問番号項目内容
1読解内容説明、空所補充、同意表現
2読解英問:空所補充、同意表現、内容説明、文整序、内容真偽
3文法・語彙空所補充
4文法・語彙空所補充
5文法・語彙同意表現
2017年度
大問番号項目内容
1読解内容説明、空所補充、対義語、内容真偽
2会話文空所補充
3文法・語彙誤り指摘
4文法・語彙空所補充
2016年度
大問番号項目内容
1読解内容説明、空所補充
2読解語句整序、内容真偽
3会話文会話の状況、空所補充
4文法・語彙空所補充

B 傾向

全問記述式である。大部分は記号問題だが、内容説明等、本格的な記述式問題も出題されている。また、大問の構成は年度によって変わるが、前半に読解問題、後半に知識問題が出題されることが多い。

大問1は1,000語程度の長めの長文総合問題である。近年は、医系・科学系の内容のものが多く、実験・調査が扱われる傾向がある。過去には、テーマが相互に関連する2つの長文が出題されたこともある。設問には、指示内容説明、下線部和訳、内容説明、理由説明、部分要約、和文英訳等の本格記述式問題が含まれている。大問2は、2017年度は会話長文であったが、それ以外の年度は長文問題である。2018年度以降、設問が英語になった。年度によって小問の種類が異なり、空所補充、語形変化、内容一致、和文英訳、内容説明、正誤、整序等、様々な形式で問われる。また、長文のテーマは医系に限らない。大問3以降の大問の内容・形式は年度によって異なる。空所補充問題、下線部の正誤判定、下線部の同意表現等、いろいろである。全体として、本格記述式を含む大問1の比重が大きい。

C 対策

本格記述式の問題を含む長文総合問題に時間とエネルギーを注がなければならない。採点も厳しめであるようなので、ポイントを落とさないスキのない答案が求められている。大問1では実験・調査を取り扱った医系・自然科学系論文が出題される傾向にあるため、そういった内容の英文を読んでポイントをつかむ訓練をしておこう。設問では、実験・調査のテーマ、過程・方法とその結果を正確に把握することが問われている。

また、内容説明、理由説明、部分要約問題では、根拠となる部分を本文中に見つけることから始めるが、それができたとしてもその根拠部分の内容をどこまで、どのように書くのかということも問われている。根拠部分の主旨と設問の題意を十分に汲みとってスキのない答案を書く練習をしなければならない。

下線部和訳に対しては、複雑な文構造のものでも訳出できるような精読・解釈の技術を習得しておかなければならない。なお、その文構造の意識が和文英訳にも活きるのである。

総じて本格記述式の問題は、各ポイントを能動的にとらえたうえでそれを解答にもれなく反映させなければならない。特にマーク式の問題にしかなじみのない受験生はより意識を高めて訓練に取り組む必要がある。

2 数学

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1小問3問(1)約数と倍数
(2)平面の方程式
(3)2次関数のグラフと直線の囲む面積
2複素数平面ド・モアブルの定理、高次方程式、正十角形の面積
3漸化式と極限指数曲線と直線、および接する直線、極限
4整数整数を素数で割った余り、合同式、証明
2019年度
大問番号項目内容
1小問4問(1)2次関数、絶対値を含む関数の最小
(2)3次方程式の整数解
(3)定積分の計算
(4)ベクトルの内積と三角形の面積
2微分法点と直線の距離、分数関数の最大・最小
3楕円軌跡、2曲線(楕円)の共有点が1個、4個となる条件
4数列と帰納法数学的帰納法、和の公式
2018年度
大問番号項目内容
1小問3問(1)対数方程式
(2)回転体の体積 
(3)データの分析、分散
2複素数平面、確率複素数の極形式、反復試行の確率
3ベクトルと図形平面ベクトルの内積、大きさ、三角形の面積、三角関数の最大値
4約数と倍数約数の性質、\(n=ax+by\) (\(n\):整数,\(a\),\(b\):互いに素な整数:\(x\),\(y\):整数)に関する証明
2017年度
大問番号項目内容
1小問5問(1)数列の和の極限
(2)複素数と図形
(3)2つの放物線が囲む図形の面積
(4)球に内接する直円錐の体積の最大値
(5)和が素数になる自然数の組の個数
2空間図形サッカーボールの凸多面体の辺、頂点、面について、オイラーの定理
3データの分析図の読み取り、相関図、平均値と分散の計算、相関係数
4関数と証明条件を満たす関数の性質の証明
2016年度
大問番号項目内容
1小問5問(1)確率
(2)円に内接する正三角形
(3)極限
(4)三角関数
(5)平面図形
2数列等差数列
3微・積分法絶対値を含んだ関数の最大・最小
4集合と論理倍数であることの証明

B 傾向

出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲである。空所補充式の小問集合、空所補充の大問、記述式の問題、それに空所補充と記述が混じった問題など様々な問題が出題されている。全体としては、空所補充と記述の組み合わせである。また、数列、ベクトル、それに微分・積分、つまり数学Bと数学Ⅲからの出題が多いが、関数や整数に関するものも見られる。

大問1の小問集合については、教科書の章末問題の範囲をあまり越えていない。残りの3問は概ね標準的な入試問題レベルで、空所補充形式と記述形式とがある。

2017年度に続いて2018年度でもデータの分析からの出題が見られた。記述式の問題は証明が多く、4年続けて大問4は証明問題である。それも一筋縄ではいかない。2019年度では、数列の和に関する数学的帰納法であった。また、正確な計算力を必要とする問題もある。より高得点を取ろうとするなら、さらに上の学力を身につけることが求められる。2019年度は、やや易化傾向の出題であった。この傾向は2020年度も続いている。ただ、記述は大問4だけで、残りは3問とも空所補充または正解を選択肢から選ぶ形式であった。また、大問3の極限では、グラフ上の考察で直観的に求めさせている。空所補充式ということで、許されるのかもしれないが、気になる。

C 対策

まずは、教科書傍用問題集を利用して教科書レベルの学力を身につけよう。次に、標準的な入試問題が収録されている問題集に取り組み、典型的な定石問題は全部マスターしよう。お薦めの教材は、河合出版「チョイス新標準問題集」、学研「数学ⅠAⅡB問題総演習」である。

空所補充問題対策としてと、速く正確に正解を求める練習を心がけなければならない。いわゆる難問は出題されないので普段の学習で解く必要はないが、微分・積分に関してやや面倒な計算が見られるので、この分野ではしっかりとした計算力が不可欠である。

一方で、記述式の問題への対策としては、まず証明は頻出なのでしっかりやっておく。数学B・Ⅲを中心として、標準的な入試問題で証明を含めてグラフの描き方も学習しよう。合格ラインがかなり高いと予想されるので、ミスなく確実に解けるように心がける。

さらなる教材としては、数研出版「オリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ」、Z会出版「理系数学入試の核心 標準編」、河合出版「ハイレベル理系数学」などがお薦めである。出題形式が定着しないので、両面作戦での学習を進めておくと良い。

3 物理

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1小問集合力学:重心とモーメント、電磁気:ジュール熱と低効率、波動:光の屈折、原子:原子崩壊と半減期
2電磁気磁場と電場の中を運動する荷電粒子
3力学運動量と力積、衝突と運動量の保存
4熱力学仕切り壁で仕切られた2室の気体の状態変化
5波動ドップラー効果と速度の測定
2019年度
大問番号項目内容
1小問集合力学:斜方投射、電磁気:金属抵抗とオームの法則、原子:荷電粒子の運動と物質波
2力学万有引力・ケプラーの法則
3電磁気電流計・電圧計が内部抵抗を持つ場合の回路計算
4波動閉管の共鳴と定常波
5熱力学気体の分子運動論
2018年度
大問番号項目内容
1小問集合素粒子論・進行波を表すグラフの解析・慣性力と遠心力・磁性体と磁化
2波動回折格子による光の干渉
3電磁気はく検電器による実験・静電誘導
4力学斜面上での剛体のつり合い
5熱力学気体の状態変化
2017年度
大問番号項目内容
1小問集合地上と月面、宇宙空間における浮力、進行波の性質、水素原子の線スペクトル、気体の状態変化
2力学2物体のばねによる運動、単振動
3電磁気コンデンサーの性質と導体、不導体の挿入
4原子X線の発生と最短波長、特性X線の波長
5熱エネルギー水、氷、鉄球どうしの熱の移動
2016年度
大問番号項目内容
1小問集合等加速度運動、静電誘導、エネルギーとその利用、半導体
2原子放射線、阻止電圧、光子のエネルギー、物質波、X線、半減期
3力学斜方投射、はね返り係数
4電磁気RLC交流回路、共振、インピーダンス、電力、実効値
5熱力学気体の状態変化、pV図、VT図、pT図、断熱変化

B 傾向

出題範囲は、「物理基礎・物理」の全範囲からとなっている。大問5題が出題され、大問1が小問集合、残り4題で「力学」「電磁気」「波動」「熱力学」「原子」から4単元の出題となる。ほとんどが記述式で、解答の過程を示す必要がある問題が多く、解答づくりに手間がかかる。基本から標準レベルの問題で、難問はない。大半は公式に当てはめてできる問題であるが、当然の結果に過程をつけるのが逆に大変な場面もある。例えば単振り子の周期は多くの人が暗記しているであろうが、「解答の過程」をつけるとなると結構面倒である。

2020年度入試の概要は次のとおりである。大問1の小問集合。容易なものばかりではないが、頭を抱える問題はない。大問2の「電磁気」も問題集にありがちならせん運動となっていくものである。大問3「力学」。衝突と運動量保存のやや応用型である。大問4は「熱力学」。“ゆっくり熱を伝える壁”という考え方が新しい。大問5は「波動」。ドップラー効果の標準的なものである。

C 対策

難問と言える問題はなく、いずれも基本問題から標準問題のレベルである。内容も典型的な問題が多く、標準的な問題集でしっかりと練習しておけば十分な対策となる。広範囲からの出題となるので、全範囲を丁寧に練習し、苦手な単元を残さないことが特に重要である。例えばセミナー物理やリードαなどの高校指定の教材などを丁寧に練習したい。典型問題に登場する各種公式を徹底的に頭に入れて、問題を読んだとき、その単元で必要となる公式をいくつか書き出して、その公式を眺めながら解き方を組み立てていくような解き方を練習するのもよい。また、全問記述という形式も75分あるとはいえ、マークに慣れている諸君が多であろう。記述の練習という意味でも、過去問は何年分か必ずやっておきたい。いずれにしても、典型問題が多いので、特別な対応策を模索するのではなく、コツコツと愚直に2~3冊の問題集をこなしてみよう。

4 化学

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1有機アミノ酸の配列順序の決定
2理論塩析、電気分解、平衡定数、混合気体
3理論反応熱の測定
4有機ジカルボン酸
2019年度
大問番号項目内容
1理論・無機水溶液の調製・濃度・pH、反応におけるエネルギー、Mg塩の性質
2有機・理論化学療法薬や対症療法薬の構造・合成・性質
3有機・理論油脂のけん化価・ヨウ素価と構成脂肪酸の性質、生成熱、ミセル、脂肪酸の構造と融点
2018年度
大問番号項目内容
1理論mol計算、同位体、CaF2の溶解度、ヨウ素滴定
2有機陽イオン交換樹脂、アミノ酸
3有機酵素の特徴・性質、グリコーゲン
2017年度
大問番号項目内容
1理論CO2とBa(OH)2の反応、濃度・pH計算
2無機・理論金属イオンの反応と性質、沈殿滴定
3有機・理論グルコースとその関連物質の反応・性質
2016年度
大問番号項目内容
1無機・理論気体の発生と酸化還元反応、反応熱と熱化学反応式、蓄電池
2理論モル濃度、水の蒸発による析出量、NaClの単位格子と密度
3理論反応速度、速度定数、アレーニウスの式、触媒と分解速度
4有機・理論元素分析、分子量の測定と分子式、ベンゼンを出発物質とする反応

B 傾向

全問記述式である。用語の定義、化学変化の説明、実験操作の理由などを1~4行で記述させる問題が聖マリアンナ医科大学の特徴であったが、近年、その論述問題は減少の傾向にある。理論分野では溶液の濃度計算・浸透圧・電離平衡が頻出である。他にも結晶格子、混合気体の見かけの分子量計算などが出題されており、傾斜をつけながらも全分野を学習しておくこと。無機分野の出題はあまり多くないが、基礎的な知識の習得に加えて気体発生反応、沈殿形成反応など反応式を分類しておくように。有機分野では構造式の結合を省略せずに記述するよう指示される。有機の反応式を使った比の計算がよく出されるため、ヨードホルム反応、フェーリング反応など、名称がついた有名な反応は化学反応式も書けるようになっておこう。生体高分子のヘモグロビン、タンパク質・酵素の名称と特徴は覚えるように。また、過去に出題された内容とほぼ同一の問題がよく出題される。過去5~7年分の過去問研究は欠かせない。

2020年度は第1問がアミノ酸の配列順序の決定問題であった。タンパク質の質量分析の具体的な手法を紹介した文章が続くがよく読めば解答できるように作られている。図1の読み取りがうまくいくかどうかがポイントである。第2問は理論化学の記述及び計算問題である。近年、内容説明問題の分量が少なくなっているが全く出なくなったわけではない。このように基本事項に関する出題は今後も続くものと思われるので、単に暗記するだけではなく理由をよく考える習慣を身につけておきたい。第3問は反応熱の測定の問題である。グラフを作成させる問題であるが時間は少々かかるものの完答しておきたい。第4問はジカルボン酸の反応に関する問題であるが、(3)の系統的な名称は答え難かったかもしれない。

C 対策

教科書・資料集で太字になっている用語は平易な文章で説明できるように。計算では途中の計算も要求されることがあるので、採点者が理解できるような答案を記述する練習をしておこう。論述問題は減少傾向にあるが、対策を記しておく。だらだらと字数だけ満たしても点数には結びつかない。10~30字程度の指示がある場合は専門用語1、2個を使って簡潔に記述する。30~50字では専門用語を使うのではなく、その用語の定義を説明しながら記述する。50字以上になると定義・現象・背景を化学が得意ではない人にもわかるように丁寧に説明することが要求される。句点を使って読みやすい長さに文章を2つか3つに分けるとよい。化学に限らず、専門用語を平易な文章で説明できるようにしておくことはとても大切である。伝えたい内容があっても専門用語や横文字ばかりを使っていては、その分野の背景知識のない人には届かない。机の前で行う勉強だけが受験勉強ではない。普段の会話など日常生活のあらゆる場面に学ぶ機会が存在する。

5 生物

A 出題内容>

2020年度
大問番号項目内容
1進化と系統、生殖と発生系統、地球大気の酸素濃度、卵割、プログラム細胞死
2体内環境腎臓(計算)、物質輸送、ホルモン、血球の成り立ち
3生態系個体群と生物群集、縄張り、血縁度
2019年度
大問番号項目内容
1細胞・遺伝情報細胞周期、染色体の構造、ヒストン遺伝子の発現
2体内環境抗体の構造、再編成(計算)、MHC
3動物の反応受容器、耳、音源定位と反響定位
2018年度
大問番号項目内容
1細胞・遺伝情報細胞骨格、チューブリンの発現調節(考察)
2体内環境循環系、心臓の拍動(計算・考察)
3動物の行動アメフラシの慣れと鋭敏化(考察)
2017年度
大問番号項目内容
1細胞体細胞分裂、細胞周期の進行に関する実験、チェックポイント
2動物の反応膝蓋腱反射、筋張力の神経制御
3バイオーム世界の生物群系、遷移、物質生産と消費
2016年度
大問番号項目内容
1代謝ミトコンドリアでの呼吸過程
2体内環境腎臓、グルコース輸送体、血糖量調節
3生殖・発生動物の発生、中胚葉誘導

B 傾向

記述式。2020年度も大問3問構成となっており、空欄補充問題、語句・文章選択問題、論述問題、計算問題、実験考察問題、図・表の読みとり問題などが多様に出題されている。頻出である描図問題も2年連続出題されなかった。論述問題も1~3行程度で、教科書に書かれてあることを知識としてそのまま答えるような素直な問題がある一方、「問題文を踏まえたうえでどの様な利点が」というように問題文を読み取り、思考力を問う問題も散見された。また、問うている知識も「無顎類」「肉鰭類」など聞きなれないワードも出題され、リード文から自分の知識と照らし合わせて解答するような難しい問題も見られた。

2020年度の腎臓の計算問題は非常に典型的な問題であり、正答しないと合否に関わるような問題である。過去には難解な設問が数多く出題されているがここ数年は標準的な問題でその流れを踏襲していると思われる。

出題内容は若干変化して、生態系や進化系統からの問題が多かった。例年顔を出す問題だが、今回はその色が濃かった感がある。しかし、テーマの中に分野縦断型の問題も含まれているので、ある単元に片寄った学習をするのではなく、満遍なく学習をしておくことが望ましい。

C 対策

聖マリアンナ医科大は、記述式であり例年1行から3行程度の論述問題が多く出題されている。大半は教科書に載っている基本的な知識ではあるとはいえ、過不足なく論述するのは難しい。しかも、「意義」など自分で考えて記述しないといけない問題も多く、対策を講じる必要がある。大半は一行程度で、その中でキーワードを過不足なく含んだ解答を作ることは、時間内だとさらに難しい。過去問題で慣れて行くことももちろん重要だが、記述問題集を用いて、まずは頻出の分野の記述内容については手を動かして書いてみることをお勧めする。

また、各単語がどのような意味を持つのかを正確に理解し、その用語や周辺知識を論述で述べられるよう、教科書の太字で書かれている用語、生物の現象、各器官・組織のはたらき、様々な生物学の法則などを20~60字程度で簡潔にまとめ、添削してもらうことも有効だろう。描図問題についても2020年度も出題されなかったが、今後再び出題される可能性があるので教科書に載っている図表についてはじっくりと見て書けるようにしておくとよい。教科書レベルでよいので、比較の図が載っている場合(リボースとデオキシリボースの糖の構造の違いなど)はどこがどう違うのかをしっかり確認しておこう。

さらに、実験考察問題、計算問題は問題文を読み解くのに時間を要する難解な問題が出題されることがある。過去問はもとより、問題集の発展・応用レベルの考察問題を解き、早い段階から、実験問題のリード文に隠されたヒントや図・表をもとに実験の意義、過程、結果を予想できるように訓練しておこう。また、人体の構造、器官の機能についても図説などを用いて忘れずに学習しておきたい。

小論文・面接

1 小論文

  • 制限時間は60分で配点は100点です。
  • 課題文が与えられ、題名をつける問題、筆者の訴えたいこと等を指定された字数にまとめる問題、自分の考えを述べる問題が出題されています。

過去の課題文の例

  • 星野一正「医療の倫理」
  • 独立行政法人 日本学術振興会「科学の健全な発展のために」
  • 田中まゆみ「ハーバードの医師づくり―最高の医療はこうして生まれる」
  • 横川善正「ホスピスからの贈り物」
  • 坂田勝彦「ハンセン病者の生活史―隔離経験を生きるということ」
  • 中村雄二郎「臨床の知とは何か」

2 面接

面接の形態個人面接(面接官3人に対し受験生1人)
面接時間10~20分
質問例聖マリアンナ医科大学を志望する理由
医師を志望する理由
自分の長所と短所
自分が医師に向いていると思うところは何か
クラブ活動やボランティア活動について(苦労したこと等)
友人について
尊敬する人物
医師を志すにあたって影響を与えた人物
最近の医療関係のニュースで気になるもの
趣味
一番感動した本とその感想
今までで一番心を動かされた出来事
理想の医師像
医師に必要な資質とは
併願校や昨年度の受験校について
入学後にしたいこと
浪人して得たもの
人生で印象に残っている出来事

学納金等

学納金

6年間計34,400,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
入学金1,500,000円 
授業料3,700,000円3,700,000円
教育維持費1,200,000円1,200,000円
教育充実費500,000円600,000円
合計6,900,000円5,500,000円

諸会費等

6年間計332,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
学生自治会費5,000円3,000円
保護者会会費112,000円 
同窓会会費200,000円 
合計317,000円3,000円

医師国家試験合格者数及び合格率

総数新卒既卒
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
第115回(2021年3月16日発表)12312011595.8%11811511196.5%55480.0%
第114回(2020年3月16日発表)11811310895.6%11310810395.4%555100.0%
第113回(2019年3月18日発表)12912411996.0%12111611292.7%88787.5%
第112回(2018年3月19日発表)12311811093.2%1071029896.1%16161275.0%
第111回(2017年3月17日発表)12812410685.5%1151119989.2%1313753.8%
第110回(2016年3月18日発表)11811210089.3%1081039491.3%109666.7%