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杏林大学

2021年度 入試概要

一般選抜

募集人員98名(東京都地域枠10名を含む)

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(60分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(60分・100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「確率分布と統計的な推測」を除く)
理科(100分・150点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
2次試験小論文(60分)
面接資料作成(25分間)、面接

大学入学共通テスト利用選抜 前期日程

募集人員10名

試験科目・時間・配点

1次試験
(大学入学共通テスト)
外国語(200点)
「英語【リーディング】【リスニング】」
数学(200点)
「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」
理科(200点)
「物理」「化学」「生物」から2科目選択
2次試験小論文(60分)
面接資料作成(25分間)、面接

大学入学共通テスト利用選抜 後期日程

募集人員5名

試験科目・時間・配点

1次試験
(大学入学共通テスト)
外国語(200点)
「英語【リーディング】【リスニング】」
数学(200点)
「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」
理科(200点)
「物理」「化学」「生物」から2科目選択
2次試験小論文(60分)
英語記述試験(30分)
面接資料作成(25分間)、面接

過年度入試結果

一般選抜

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/①
または
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
2011892,3482,230非公表1201811202409.3
<1,576><1,483><94><142><90><184><8.1>
(772)(747)(26)(39)(30)(56)(13.3)
2012912,4082,280非公表1241951382628.7
<1,591><1,498><88><138><98><186><8.1>
(817)(782)(36)(57)(40)(76)(10.3)
2013912,1252,026416124非公表812059.9
<1,384><1,305><72>
(741)(721)(52)
2014912,7702,623441122223非公表非公表21.5
<1,767><1,661><92><18.1>
(1,003)(962)(30)(32.1)
2015912,8742,716非公表121231非公表非公表22.5
<1,897><1,766><94><18.8>
(977)(950)(27)(35.2)
2016912,7842,649非公表124251非公表非公表21.4
<1,806><1,702><83><20.5>
(978)(947)(41)(23.1)
2017912,8842,764非公表123247非公表非公表22.5
<1,811><1,719><80><21.5>
(1,073)(1,045)(43)(24.3)
2018912,8672,742非公表145225非公表非公表18.9
<1,768><1,671><79><21.2>
(1,099)(1,071)(66)(16.2)
2019(前期)912,1601,925非公表147非公表非公表非公表13.1
<1,300><1,135><96><11.8>
(860)(790)(51)(15.5)
2019(後期)101,4391,209非公表10非公表非公表非公表120.9
<864><717><5><143.4>
(575)(492)(5)(98.4)
2020982,2902,108非公表166非公表非公表非公表12.7
<1,397><1,269><95><13.4>
(893)(839)(71)(11.8)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
20113021024012.587.5100.0
20124022226215.384.7100.0
2013非公表非公表
2014非公表非公表
2015非公表非公表
2016非公表非公表
2017非公表非公表
2018非公表非公表
2019(前期)非公表非公表
2019(後期)非公表非公表
2020非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20111次非公表400 
2次24743057.44%正規合格者の最低点
20121次非公表350 
2次非公表380 
20131次非公表350 
2次非公表350 
20141次非公表350 
2次非公表350 
20151次非公表350 
2次非公表350 
20161次非公表350 
2次非公表350 
20171次非公表350 
2次非公表350 
20181次非公表350 
2次非公表350 
2019(前期)1次非公表350 
2次非公表350 
2019(後期)1次非公表350 
2次非公表350 
20201次非公表350 
2次非公表350 

大学入学共通テスト利用選抜

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数A1次試験合格者数2次試験

倍率
A/①
または
A/B

正規合格者数補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数②
2011271,5351,535351327911413.5
<967><967><19><92><56><75><12.9>
(568)(568)(16)(40)(23)(39)(14.6)
2012251,3451,323351406810312.8
<858><844><21><86><43><64><13.2>
(487)(479)(14)(54)(25)(39)(12.3)
2013251,4671,43035非公表447918.1
<894><868><20>
(573)(562)(15)
2014251,6281,60230非公表非公表非公表53.4
<977><960><18><53.3>
(651)(642)(12)(53.5)
2015251,3871,35630非公表非公表非公表45.2
<864><842><18><46.8>
(523)(514)(12)(42.8)
2016251,1911,17840非公表非公表非公表29.5
<709><701><24><29.2>
(482)(477)(16)(29.8)
2017251,2631,24041非公表非公表非公表30.2
<751><733><21><34.9>
(512)(507)(20)(25.4)
2018251,3911,36541非公表非公表非公表33.3
<832><811><27><30.0>
(559)(554)(14)(39.6)
2019101,1951,173非公表17非公表非公表非公表69.0
<730><713><12><59.4>
(465)(460)(5)(92.0)
2020
(前期)
101,0351,019非公表20非公表非公表非公表51.0
<630><619><13><47.6>
(405)(400)(7)(57.1)
2020
(後期)
53938非公表5非公表非公表非公表7.6
<21><20><2><10.0>
(18)(18)(3)(6.0)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2011239111420.279.8100.0
2012178610316.583.5100.0
2013非公表非公表
2014非公表非公表
2015非公表非公表
2016非公表非公表
2017非公表非公表
2018非公表非公表
2019非公表非公表
2020(前期)非公表非公表
2020(後期)非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
 
20111次600 
2次550.065084.62% 
20121次600 
2次非公表650 
20131次600 
2次非公表600 
20141次600 
2次非公表600 
20151次600 
2次非公表600 
20161次600 
2次非公表600 
20171次600 
2次非公表600 
20181次600 
2次非公表600 
20191次非公表600 
2次非公表600 
2020(前期)1次非公表600 
2次非公表600 
2020(後期)1次非公表600 
2次非公表600 

一般選抜の傾向と対策

1 英語

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3文法・語彙文整序
4読解1.英問英答:空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽
2.英問英答:空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽、テーマ
2019年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2会話文空所補充
3文法・語彙誤り指摘
4読解1.英問英答:空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽
2.英問英答:空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽
2018年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2会話文空所補充
3文法・語彙誤り指摘
4読解1.英問英答:空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽、テーマ
2.英問英答:内容説明、空所補充、内容真偽
2017年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2会話文空所補充
3文法・語彙誤り指摘
4読解1.英問英答:空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽、テーマ
2.英問英答:内容説明、空所補充、同意表現、内容真偽、テーマ
2016年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2会話文空所補充
3文法・語彙誤り指摘
4読解1.英問英答:空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽、テーマ
2.英問英答:内容説明、空所補充、同意表現、内容真偽

B 傾向

全問マーク式である。ここ数年、大問数は一定で、長文の長さも変動は少ないが、2020年度には、会話文の空所補充問題と、短文中の誤りを指摘する問題が消え、語句整序と文整序の問題となった。近年の長文の内容は、医系・科学系で占められており、医療倫理の抽象的な内容のものも目立つ。

大問数は、例年4つであり、大問4は相互に関連性のない2つの長文総合問題に分かれている。そのため、実質は大問5題といえる。2020年度のマーク箇所総数は55で、長文の総語数は1,500語程度である。大問1は文中の空所語句補充(10問)であり、文法・語法の他にイディオム・特殊構文・語彙がよく問われる。大問2は語句を並びかえて文を作る問題で、空所は5箇所、マーク箇所は2つである(6問)。大問3は文を適切な順序に並びかえる問題(6題)で、後半3題は対話文。大問4の2つの長文総合問題は、英問式の設問が各10問で合計20問ある。空所補充、内容説明、内容一致・不一致、同意表現などが問われている。標準的な問が中心だが、一部紛らわしい選択肢がある。

C 対策

試験時間60分でマーク箇所が50箇所程度あるので、時間との勝負となる。大問4の長文総合問題と大問3の文整序に時間がかかると思われるので、時間が不足する場合は、大問を解く順序も考え、前もって練習しておくことが望ましい。大問4は、医系単語・医系長文の各演習を十分にこなしておくことが必要である。文章をひととおり読めれば選択肢を切ることはそれほど難しくはないが、近年は紛らわしいものもあるうえに設問が各種にわたるので設問別解法も万全にしておかなければならない。大問3の文整序は内容を確認するだけではなく、指示語や接続詞に注意を払うことが重要だ。

大問1の空所語句補充では、受験では一般的でないイディオム・語彙が問われるときがあり、問の取捨選択が重要である。大問2の語句整序問題では、内容だけでなく文法的なつながりを手がかりにすることも大切。全体として、試験時間に比して分量が多いので、演習では常に60分を意識して最適な時間配分を体得する必要がある。

2 数学

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1数列、記数法等比数列、\(p\)進法、等比数列の和
2ベクトルと空間図形三角形の面積、平面と点の距離、三角形の重心、多面体
3微分積分法放物線と接線、三角形の面積、放物線と直線の囲む面積(6分の1面積公式)
4双曲線、平面上の軌跡・領域軌跡、直線の通過領域、双曲線
2019年度
大問番号項目内容
1小問2問(1)集合の要素の個数 (2)条件付き確率
2微分積分法極値、曲線の変曲点、曲線と接線、面積、直線との共有点の存在条件
3空間座標漸化式、媒介変数と軌跡、線分の長さ、点の集合の形
4いろいろな関数条件満たす微分可能な関数、関数の極限
2018年度
大問番号項目内容
1数列と極限連立漸化式、数列の極限、無限級数の和
2ベクトルと図形空間ベクトル、正八面体とその断面の面積
32次関数、三角関数2次関数で定まるグラフ、2次不等式と2次方程式、三角関数のグラフ、合成関数の極値
4微・積分法関数の極限と最大値、接線の本数、面積と体積(バウムクーヘンの公式)
2017年度
大問番号項目内容
1確率、極限3人の力士のよる巴戦、確率の最大、極限
2ベクトル球面と接線、平面、直線と平面の交点の軌跡(だ円)
3極限、積分法三角関数の極限、定積分、2つのグラフが共有点をもたない条件
4微・積分法平面上の動点(パラメータ表示)、最大値、接線、速さ、面積
2016年度
大問番号項目内容
1小問3問整数、整式、群数列、極限
2指数関数指数関数の合成関数、2次方程式の解の個数
3複素数平面複素数平面上の図形
4微・積分法3次関数と接線・面積、平均値の定理

B 傾向

出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲである。数学Bはベクトルと数列である。問題そのものの内容としては標準的であり、難問・奇問は出題されない。2019年度では、久しぶりに大問1が小問2問であった。やや凝った問題もたびたび見られる。また、平易な順に並んでいるとは限らない、問題量、計算量とも多く、試験時間に全ての問題を解き切ることは至難の業である。ベクトルや数列と極限、微分・積分に比重がかかった出題であるが、全体としては偏っておらず、全分野から幅広く出題されている。通常の入試問題とちょっと違った設問も見られる。例えば、2018年度の大問3や、2019年度の大問3の一部などである。出題形式はマークシート式である。とは言っても、図を描かないと解きにくい問題が見られる。2020年度でも図示なしではとても解けないような問題が見られた。その一方で、p進法で小数点以下の数字についての出題があった。どの大問も完答は容易ではない。とにかく、正確でスピーディで要領のよい計算力が求められる。

C 対策

まずは、全範囲について、標準的な問題集を用いて、標準的な学力を身につけよう。そして、速く正確に正解に至ることができるような学力をつけよう。河合出版「チョイス新標準問題集」、学研「数学ⅠAⅡB問題総演習」などで練習するとよい。

杏林大学の問題はマークシート式で誘導形式であり、順次きちんと計算を進めていかないと正解は得られない。必要な部分を取り出して要領よく計算をするクセをつけておく必要がある。図を積極的に活用しながらの学習を心がける。無駄な計算は絶対に避けるべきである。

例えば、過去に出題された\(\int_{-\pi}^{\pi}(x+1+k\sin{x})^{2}dx\)や\(\int_0^{x}3^{t}(3^{t}-4)dt\)の計算に、等号を4行も5行も続けるような無駄な計算をしてはいけない。また、2018年度の大問4の最後の問題の部分の回転体の体積の計算では、いわゆるバウムクーヘンの公式が使える。2019年度の大問4などは、平素の向上心をもっての学習が短時間で正解を得ることにつながる。面積・体積などの計算では、まず不定積分を求めるようにしよう。

さらに、数研出版「オリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ」、河合出版「ハイレベル理系数学」、「医学部攻略の数学」、Z会出版「理系数学入試の核心 標準編」などを利用するとよい。東京理科大学や立命館大学などの過去問でマーク式計算の練習をするのもよい。また、出題のスタイルや傾向を確認するためにも、過去問は徹底的に研究すべきである。4問とも、完答に余り執着せず、できるところをスピーディに解くことが合格への近道となるであろう。

3 物理

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1小問集合力学:斜方投射、熱力学:物質どうしの熱のやりとり、波動:くさび形空気層による光の干渉、
2小問集合電磁気:点電荷がつくる電場と電位、原子:物質波、原子:核反応によるエネルギー
3力学台車と台車内の物体の運動、運動量保存、エネルギー保存
4電磁気ソレノイドコイル、コイルを含む直流回路、自己インダクタンス、自己誘導、電流・電位のグラフ
2019年度
大問番号項目内容
1小問集合力学:運動量と力積、熱力学:熱サイクル、波動:ドップラー効果によるうなり
2小問集合電磁気:磁場内を移動する導体棒の誘導起電力、原子:光電効果・半減期と原子核崩壊
3力学力のつり合い、ばねによる単振動、運動方程式
4電磁気コイル、コンデンサー、抵抗を含む交流回路
2018年度
大問番号項目内容
1小問集合力学:力のつり合い、熱力学:気体の混合、波動:波の変位を表す式
2小問集合電磁気:直流回路、原子:X線発生装置・質量欠損・原子核反応
3力学ばねのつり合いと単振動
4電磁気コンデンサーの性質とはたらき
2017年度
大問番号項目内容
1力学鉛直面内の円運動
2電磁気LRCが含まれる直流回路と振動回路
3波動ニュートンリング
4原子コンプトン効果
2016年度
大問番号項目内容
1力学斜面上の物体の運動、鉛直投げ上げ、剛体の重心とつりあい
2電磁気ダイオードを含む回路に生じる誘導起電力と導体内部に生じるホール効果
3熱力学、波動球形容器に閉じ込められた気体の圧力、光ファイバー
4原子光電効果、放射線の性質

B 傾向

出題範囲は「物理基礎・物理」の全範囲となっている。出題形式は、大問4題で全問マークシート方式。2018年度からは、大問Ⅰと大問Ⅱが「小問集合」となり、全範囲から1問ずつ出題されている。大問Ⅲと大問Ⅳが「力学」と「電磁気」となっている。この形式は2018年以降踏襲されている。

2020年度入試の概要は次のとおりである。小問集合は大問Ⅰ・Ⅱのどの問題も問題集にあるような典型的な問題で解きやすい。計算が大変で、考え方が複雑な問題も見られない。大問Ⅲは「力学」。斜面を持つ台車の上で物体が滑るような問題設定となっている。立てかけた棒が台車を押すところが目新しい。大問Ⅳは「電磁気」である。コイルの性質、インダクタンスの計算からはじまり、コイルを含む直流回路内でコイルがどのようにふるまうかを調べていくような作りとなっている。

全体的には難問は少なく、標準的であるが、36問は多い。しかも50分である。かなりのスピード感が必要となる。

C 対策

出題内容をみてみると、実に70%が「力学」と「電磁気」である。このように顕著に偏るケースは珍しい。「力学」も「電磁気」も内容が大変多いので、「では力学と電磁気をしっかりやっておけばなんとかなる」というわけではない。まずは全範囲を漏れなくきちんと勉強してからの話である。難問は少ないので、標準的な問題集を1、2冊丁寧に仕上げて、典型的な問題を理解し、公式の使い方にしっかりと習熟することが必要である。「セミナー物理」、「基本問題精講」、「良問の風」などの問題集を2、3冊は解いて、十分に問題数をこなし、理解を深めておきたい。目標はざっと600問程度であろうか。数値計算も多いので、計算力も重要なポイントである。数値計算のみならず、文字計算でも「ミスは許されない」のである。特に早い段階でミスをすると、そのあとの問題全部に影響することも多い。はじめの方は易しいからと油断すると「痛恨のミス」につながる。練習の段階でとことんミスを減らそう。

4 化学

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1総合結合距離、イオン結合、混合気体の平均分子量、有機溶媒、溶液の蒸気圧降下、結合エネルギー、触媒、酸化マグネシウムの結晶格子、直列接続の電気分解
2無機・有機両性元素、ナトリウムの反応系統図、亜鉛イオンの反応、芳香族化合物の異性体、不斉炭素を有する化合物、化合物中における炭素原子の配置
3有機サリチル酸の合成及び反応、アセチルサリチル酸の定量
4無機アンモニアの工業的製法、不動態、アンモニアの生成量と温度の関係、アンモニアの実験室製法
2019年度
大問番号項目内容
1総合結晶格子、分子量と沸点、コロイド溶液、化学反応、反応熱、オキソ酸、マグネシウム、気体の捕集法、塩化鉄(Ⅲ)による呈色
2理論・無機酸化・還元、金属の性質
3有機アミノ酸の性質と同定
2018年度
大問番号項目内容
1総合小問10問(Al、Cu、ペプチド、結晶、気体の平衡、塩の液性、結合エネルギー、溶解度、状態図)
2理論電池・電気分解
3理論希薄溶液、浸透圧
4有機合成染料
2017年度
大問番号項目内容
1理論NaOHとNa2CO3混合物の滴定、実験器具、指示薬
2有機分液漏斗を用いた芳香族化合物の抽出、ゴム
3無機Ca化合物の性質、比熱計算
4理論反応速度
2016年度
大問番号項目内容
1無機ハロゲン、オキソ酸、酸化還元反応
2理論凝固点降下、中和滴定、塩の加水分解
3有機・理論有機化合物の反応、高分子化合物

B 傾向

全問マークシート式である。計算問題では結果を有効数字にしてからマークするため、底10に対する指数部分でのケアレスミスに注意する。大問数が少ない分、分野にまたがる設問が展開されることがある。応用力が必要な問題が数問出されており、やはり暗記ではなく理解に基づく学習が大切である。無機・有機は表面的な知識だけでなく、理由を選択する問題など考察力が必要である。高得点での争いになるため、問題数を考えるとスピードよりも正確さのほうが重要である。ケアレスミスが多い受験生は解答後、丁寧に確認する習慣を身につけよう。ケアレスミスも実力のうちだと認識すること。

2020年度は大問4つの構成になった。第1問は理論に関する総合問題であるが完答しておきたい。第2問は無機と有機の基本事項を確認する問題であるが、これも完答しておきたい。第3問はサリチル酸の合成及びその反応をテーマにした出題であったが、受験勉強をしっかりやってきた受験生にとってはお馴染みの題材であるので完答は難しくないであろう。第4問はアンモニア合成に関する問題であるが特に難所はなく対応しやすい問題であった。

C 対策

試験時間は1科目当たり50分だが、問題量は多くなく、時間配分を間違えなければ完答することが可能である。まずは知識問題から先に解き始め、短時間でほぼ満点まで取り、理論計算に時間を使う。非常に細かいところの知識で合否に差がつくため、教科書は隅々までよく読み、さらに参考書で現象を掘り下げて理解しておく。教科書の1単元を吸収するごとに「セミナー化学基礎+化学」などの標準的な問題集を解いて知識と計算処理を確認する。違う問題集を5冊やるよりも同じ問題集を2回3回と繰り返したほうが力はつきやすい。普段の学習で知識のまとめや理論計算の解説を作る際、文章を長々と書いては見直す気も失せるし、短時間で確認しにくい。文章での説明は最小限に抑え、表・フローチャートなどの図を多用し、後で項目を追加記入できるようスペースにゆとりを持って、色ペンなどを用いてフルカラーでまとめよう。「インフォグラフィック」の技法を活用する。

5 生物

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1小問集合進化、系統と分類、体細胞分裂、細胞接着、人類の出現、被子植物の生殖、ハーディ・ワインベルグ、ヒトの神経系、生態系、動物の発生、C4植物
2分野別集合半保存的複製(計算)、光合成(計算)
3体内環境、細胞腎クリアランス(計算)、グルコースの共輸送(計算)、酵素反応
2019年度
大問番号項目内容
1小問集合耳、細胞小器官、体細胞分裂、進化系統、骨格筋、遠近調節、生命の起源、遷移、肝臓、被子植物の発生
2小問集合細胞周期(計算)、顕微鏡(計算)、花芽形成、酵素
3分野別集合血糖調節、網膜の構造、Rh式血液型不適合(計算)
4分野別集合神経の興奮と筋収縮(計算)、DNAの複製と遺伝子組み換え
2018年度
大問番号項目内容
1小問集合細胞小器官、タンパク質、細胞骨格、重複受精、光受容体、動物の配偶子形成、免疫、進化
2小問集合生存曲線、眼の誘導の連鎖、ホルモン、カルビン・ベンソン(計算)、コドン解読(考察)
3分野別集合酸素解離(計算)、細胞、分子系統樹(計算)、遺伝(計算)
2017年度
大問番号項目内容
1遺伝情報、遺伝ノックアウトマウスの遺伝子発現調節と交配実験
2動物の発生、系統卵割の種類、胚発生時の母性因子の相互作用に関する実験
3動物の反応活動電位、脊椎動物の神経系、脳の働き
2016年度
大問番号項目内容
1代謝、体内環境クエン酸回路の反応、呼吸商、アセチルコリンの働き
2遺伝情報、生殖・発生DNA複製の過程、精子形成
3体内環境ホルモンの特徴、体温調節、性周期の調節

B 傾向

マークシート式。2020年度の大問数は3題で2018年度以前の大問数に戻った。大問1は2019年度と同様に小問集合で難易度としては基礎から標準レベルの問題であった。大問2は、遺伝情報、光合成からの出題だが、計算が複雑なため、手間取った受験生も多かっただろう。大問3も計算問題であり、しかも、イヌリンではなく、細尿管に分泌するタイプの問題で酵素反応を絡めた複雑なものであった。2017年度まで出題されていた、ユニークかつ複雑な実験、グラフの読み取り問題は2020年度も影を潜め、知識問題が多く出題されている。計算問題も例年以上に多く出題されている。その分、今年は難化したと感じた受験生が多かっただろう。

出題内容はあらゆる分野から出題されているので網羅的な学習が大事だ。特に大問1、2については教科書レベルがそのまま出題されているような知識問題も多いので、落としたら致命的である。この傾向が来年度も続くとすると、生物全般の幅広い分野の知識を持ち、時間内に正確にアウトプットできる処理能力の高い学生を欲しているということである。その練習をするとともに、来年度はまた実験考察グラフから読み取る問題がメインになる可能性もある。どちらにも対応できるように、学習していくべきである。

C 対策

2019年度、2020年度の小問集合の傾向が来年度も続くとしたら、まずは幅広い知識を確実に身につけなくてはならない。そのためにも、教科書全般をじっくり読むことをお勧めする。その際も、太字のところを暗記するだけではなく、図やグラフ、写真など教科書に掲載されている情報は全て理解して覚えておくくらいになっていると万全である。

また、杏林大の過去問だけでは対策が不十分なので埼玉医科大、金沢医科大、兵庫医科大の総合問題に取り組むことも非常に有効である。今後「全て選べ」系の問題が出題されることも鑑みて、東京医科大、帝京大の選択問題に取り組むのも有効である。知識の選択問題に取り組むときは、正解を選ぶだけではなく、不正解の選択肢のどこが間違っているかを直すことが出来れば、知識も格段につくだろう。

また、2017年度以前の様な難しい問題形式になった場合も想定して、図説をじっくり読むことも非常に有効である。2021年度の入試の形式が2017年度以前に戻ると仮定したら、頻出である「体内環境」「代謝」「動物の反応」「遺伝子」の分野についてはさらに応用的な力をつけて行く必要がある。グラフの読み取りに普段から慣れておくことも重要である。また細かい知識を普段からきちんと整理し、理解しておこう。加えて、人体構造なども過去に問われたこともあったので人体の構造や機能を臓器配置とともに理解しておく必要がある。

計算については、計算に特化した問題集または、受験対策用の難しめの問題集から計算問題だけピックアップして解くとよいだろう。

小論文・面接

1 小論文

  • あるテーマが示され、それについて自分の考えを述べる問題が出題されています。
  • 制限時間は60分、字数は800字です。

過去のテーマ例

  • 「うそも方便」ということわざ
  • 「褒めて育てる」ということ
  • 「人生、思い通りにいかない」ということ
  • 「さわらぬ神に祟りなし」ということわざ
  • 「人を評価する」ということ
  • 「流行を追う」ということ
  • 「信念を貫く」ということ
  • 「自己犠牲」ということ
  • 「不言実行」ということ
  • 「弱肉強食」ということ

2 面接

面接の形態個人面接(面接官2人に対し受験生1人)
面接時間10~15分
質問例杏林大学を志望する理由(面接シートに基づき詳しく質問される)
医師を志望する理由(面接シートに基づき詳しく質問される)
自分の長所と短所
自分が医師に向いていると思うところは何か
クラブ活動やボランティア活動について(苦労したこと等)
友人について
尊敬する人物
高校生活で一番印象に残ったこと
医師を志すにあたって影響を与えた人物
最近の医療関係のニュースで気になるもの
趣味
理想の医師像
医師に必要な資質とは
併願校や昨年度の受験校について
入学後にしたいこと
浪人して得たもの

学納金等

学納金

6年間計37,000,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
入学金1,500,000円 
授業料3,000,000円3,000,000円
実験実習費1,000,000円1,000,000円
施設設備費4,000,000円1,500,000円
合計9,500,000円5,500,000円

諸会費等

項目初年度次年度以降(毎年度)
保護者会入会金30,000円 
保護者会会費(6年分)270,000円 
同窓会入会金50,000円 
同窓会会費100,000円 
学生会入会金40,000円 
学生会会費(6年分)96,000円 
学生教育研究災害傷害保険料4,700円 
合計590,700円0円

医師国家試験合格者数及び合格率

総数新卒既卒
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
第115回(2021年3月16日発表)13612511793.6%13112011696.7%55120.0%
第114回(2020年3月16日発表)1081029694.1%102969396.9%66350.0%
第113回(2019年3月18日発表)12611611195.7%12011110897.3%65360.0%
第112回(2018年3月19日発表)15613713296.4%14212312198.4%14141178.6%
第111回(2017年3月17日発表)1381119585.6%125988990.8%1313646.2%
第110回(2016年3月18日発表)116988586.7%102847690.5%1414964.3%