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久留米大学

2021年度 入試概要

前期一般選抜

募集人員約75名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(90分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(90分・100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「数列」「ベクトル」)
理科(120分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理(「原子」の章・編を除く)
化学基礎・化学(「合成高分子化合物」の章・編を除く)
生物基礎・生物(「生物の進化と系統」および「生態と環境」の章・編を除く)
2次試験小論文(60分・800字以内・50点)
面接(50点)

後期一般選抜

募集人員約5名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(90分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(90分・100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「数列」「ベクトル」)
理科(120分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
2次試験小論文(60分・800字以内・50点)
面接(50点)

過年度入試結果

前期一般選抜

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
20111001,4191,324450135非公表421777.5
<1,028><957><343><102><32><134><7.1>
(391)(367)(107)(33)(10)(43)(8.5)
20121001,6041,444449135非公表411768.2
<1,146><1,009><328><101><33><134><7.5>
(458)(435)(121)(34)(8)(42)(10.4)
20131001,7851,609438133非公表441779.1
<1,250><1,119><332><100><32><132><8.5>
(535)(490)(106)(33)(12)(45)(10.9)
20141002,1071,913432137非公表3717411.0
<1,492><1,356><315><88><25><113><12.0>
(615)(557)(117)(49)(12)(61)(9.1)
2015902,0201,814393141非公表915012.1
<1,424><1,278><297><101><8><109><11.7>
(596)(536)(96)(40)(1)(41)(13.1)
2016851,9291,805369136非公表3016610.9
<1,389><1,296><289><105><20><125><10.4>
(540)(509)(80)(31)(10)(41)(12.4)
2017851,9511,811405141非公表3317410.4
<1,374><1,266><305><99><26><125><10.4>
(577)(545)(100)(42)(7)(49)(11.1)
2018852,0611,871394137非公表3116811.1
<1,418><1,269><295><100><23><123><10.3>
(643)(602)(99)(37)(8)(45)(13.4)
2019801,7981,588394137非公表331709.3
<1,222><1,075><298><100><26><126><8.5>
(576)(513)(96)(37)(7)(44)(11.7)
2020752,0561,823322120非公表3815811.5
<1,378><1,204><224><82><24><106><11.4>
(678)(619)(98)(38)(14)(52)(11.9)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2011235033224917713.028.318.612.427.7100.0
<19><27><27><20.<41><134><14.2><20.2><20.2><14.9><30.6><100.0>
(4)(23)(6)(2)(8)(43)(9.3)(53.5)(14.0)(4.7)(18.6)(100.0)
2012非公表非公表
2013非公表非公表
201410563423511745.832.219.513.229.3100.0
<8><36><16><14><39><113><7.1><31.9><14.2><12.4><34.5><100.0>
(2)(20)(18)(9)(12)(61)(3.3)(32.8)(29.5)(14.8)(19.7)(100.0)
2015非公表非公表
2016非公表非公表
2017非公表非公表
2018非公表非公表
2019非公表非公表
2020非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20111次24040060.00% 
2次31945070.89% 
20121次24540061.25% 
2次29345065.11% 
20131次23940059.75% 
2次27545061.11% 
20141次23040057.50% 
2次27445060.89% 
20151次25740064.25% 
2次30045066.67% 
20161次26540066.25% 
2次30545067.78% 
20171次29040072.50% 
2次32645072.44% 
20181次28040070.00% 
2次31745070.44% 
20191次28640071.50% 
2次33445074.22% 
20201次31040077.50% 
2次39550079.00% 
 

後期一般選抜

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
20195867782618非公表31171.1
<593><536><46><6><3><9><59.6>
(274)(246)(15)(2)(0)(2)(123.0)
20205941836515非公表05167.2
<609><538><40><3><0><3><179.3>
(332)(298)(11)(2)(0)(2)(149.0)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2019非公表非公表
2020非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20191次28340070.75% 
2次33345074.00% 
20201次30840077.00% 
2次40950081.80% 
 

一般選抜の傾向と対策

1 英語

A 出題内容<前期>

2020年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2読解不要文指摘
3読解語句整序
4読解内容説明、内容真偽
5読解空所補充、内容真偽
6要約和文を英語で要約、英文を日本語で要約
2019年度
大問番号項目内容
1読解空所補充、内容真偽
2読解語句整序
3読解和文英訳、英文和訳
4読解内容説明、内容真偽、空所補充
5文法・語彙正誤判定
6文法・語彙空所補充
2018年度
大問番号項目内容
1読解空所補充、内容真偽
2読解語句整序
3読解和文英訳、英文和訳
4読解内容説明、内容真偽
5文法・語彙誤り指摘
6文法・語彙空所補充
7発音発音
2017年度
大問番号項目内容
1読解空所補充、内容真偽
2読解語句整序
3読解和文英訳、英文和訳
4会話文応答文
5文法・語彙誤り指摘
6文法・語彙空所補充
7発音発音
2016年度
大問番号項目内容
1読解空所補充、内容真偽
2読解語句整序
3読解和文英訳、英文和訳
4会話文応答文
5文法・語彙誤り指摘
6文法・語彙空所補充
7発音発音

B 傾向

マーク式と記述式の併用型である。ただし、記述式は大問1題のみである。以前は、長文の内容や語彙、整序英作文の英文構造や表現に高度で難解なものが含まれていたが、他の大問も含めて近年はかなり易化し標準レベルに落ち着いている。

2020年度には、従来の正誤判定問題が不要文を指摘する問題となり、また記述問題の英訳・和訳が要約問題となった。他の大問の形式は従来とおおむね同一だが、大問の順序は大きく変わっている。2020年度の大問1は短文中の空所補充問題で、適切な単語・熟語を問う。大問2は、100語程度の文章のなかから、内容上、不要な文を指摘する問題である。大問3は文章中の整序英作文である。日本文は与えられておらず、文脈から意味内容を特定しなければならない。大問4と大問5は400~600語程度の長文問題である。大問4は空所語補充問題と内容一致問題、大問5は内容説明と内容一致問題が出題されている。長文問題の内容は、医系・科学系に限定されない様々なものが出題されてきた。大問6は記述式で、従来の英訳と和訳にかわり、日本語の短い文章を英語で要約する問題と、英語の短い文章を日本語で要約する問題となった。

C 対策

長文読解、和訳、英作文、文法・語法、イディオム・語彙、特殊構文と英語学習に必要な項目がひととおり問われている。いずれも基本的なレベルのものが中心だが、このような知識・技術はそれぞれ個別に習熟するだけでなく、相互に関連させていくことも重要である。

具体的には、短文の空所補充では、文法・語法・イディオム等を中心としつつ文脈・意味の助けを必要としている。不要文指摘の問題は、文脈をよく理解し、文章の主題が何かを把握することが重要である。文章中の整序英作文では、文脈を把握して該当部分の意味・内容を想定しつつ文法や特殊構文に支えられている文構造を組み立てて語句(語彙・イディオム)を当てはめていかなければならない。文章中の下線部和訳・英訳も同様に文章の中の下線部ということを意識し、文脈と文構造の観点から和訳・英訳を実践しなければならない。要約問題でも、文法・語彙の知識を活用し、元の文章の意味を十分に理解した上で要約文を作成する必要がある。以上のことを踏まえたうえで実戦演習を積み、試験時間90分内ですべての項目についての能力を結実させよう。

2 数学

A 出題内容<前期>

2020年度
項目内容
小問集合(6問)(1)2次方程式の解と2つの方程式の共通解 
(2)自然数の個数、順列、条件を満たす自然数の個数 
(3)連立不等式の表す領域、点と直線の距離、式の最小値
(4)3項間の漸化式と一般項、和
(5)ベクトルと正四面体、内積、面積比
(6)対数を含む関数の極小値、方程式の実数解、グラフの利用(はさみうちの原理)
2019年度
項目内容
小問集合(6問)(1)データの分析、平均値と標準偏差
(2)確率、2次方程式の解、条件付き確率
(3)円、中心の軌跡、円の定点通過
(4)和の公式、階差数列
(5)平面ベクトル、四角形がひし形、正方形となる条件
(6)曲線と直線で囲まれる図形の面積とその図形を回転してできる立体の体積
2018年度
項目内容
小問集合(6問)(1)放物線に接する円
(2)定積分と極限
(3)2次関数のグラフ、関数の最大値
(4)常用対数の応用
(5)複素数平面上の三角形の重心、角の大きさ
(6)確率と漸化式
2017年度
項目内容
小問集合(6問)(1)不定方程式の解
(2)定積分の最大値・最小値
(3)数列と和
(4)図形と式(三角関数)
(5)くじの確率
(6)微・積分法
2016年度
項目内容
小問集合(6問)(1)交点の軌跡
(2)正多面体と場合の数
(3)定積分の計算、微分法による最大・最小
(4)区分求積法、漸化式
(5)数列の収束条件
(6)ベクトルの内分

B 傾向

出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲである。全分野から万遍なく出題されている。問題ごとに出題分野が明確であり、いわゆる融合問題はあまり見られない。

また、出題形式は該当する場所に答を記入するという空所補充式である。ただし、答がただ一つでなく複数の答がある場合もあるので注意が必要である。また、面倒な答となるものもあり、記入には注意が必要である。どこまでまとめればいいのか明確でない問題も見られる。なお、2020年度では、めずらしく数学Ⅲの定積分が出題されなかった。

難易度としては、教科書レベルの問題から標準問題までのレベルである。すぐに埋まる空所もあるが、かなりの計算でようやく正解に到達できることもある。全体としては易化の傾向が進んでいるようである。したがって、かなり高得点が求められる。

C 対策

いわゆる難問は出題されないので、標準的な入試問題がほぼ解けるようになることを目標に、河合出版「チョイス新標準問題集」、正高社「タイプわけによる理系の数学ⅠAⅡB」、「タイプわけによるNEW数学ⅠAⅡB」などに取り組むとよい。また、試験時間内で全部の問題を解くためにも、正確でスピーディな計算力が求められる。手際よく答を出せるよう、図形やグラフを有効に使うのがよい。久留米大学の数学は、分野をまたがる融合問題はあまり出題されないので、参考書や問題集の標準問題を全て解くことができるようになりさえすれば合格学力には達することができる。難問・奇問はパスしてよい。受験生に優しいと言える。それだけ高得点勝負となるはずであるから、計算の確実性が求められる。また、複数の解法がある問題も出されるので、その選択も大切である。これまでに、以下のような問題が出されている。

(1)\(y=x^{4}+2x^{3}-3x^{2}-2x+1\)のグラフと2点で接する直線を求める

(2)\(x^2+y^2-x-y-xy-2=0\) を満たす実数\(x,y\)に対して\(x+y\)の最大値と最小値を求める

(3)点\((\,p\,,\,0\,)\)を通り、楕円\(4x^{2}+y^{2}=4\)に接する直線を求める

(4)\(\displaystyle\int^{1}_{0}\log{\left(\sqrt{x}+1\right)}dx\)を求める

(5)\(f(x)=\displaystyle\int^{2x}_{x}\sin{2t}dt\)の最大値、最小値を求める

(6)\(\displaystyle\int\frac{\,4\,}{\,x^{7}(x^{-6}+1)^{\frac{\,1\,}{\,3\,}}\,}\)の計算

さらに、河合出版「ハイレベル理系数学」、数研出版「オリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ」などで反復練習するとよい。正確でスピーディな計算力をつけるようにする。

3 物理

A 出題内容<前期>

2020年度
大問番号項目内容
1力学L字形の剛体棒のつり合い
2波動薄膜の干渉
3電磁気コンデンサーの仕組みとはたらき
2019年度
大問番号項目内容
1力学水平面上2物体の衝突、運動量保存
2熱力学連なった3つの容器内の気体の混ぜ合わせ
3電磁気RLC交流回路
2018年度
大問番号項目内容
1力学万有引力・人工衛星の運動
2熱力学気体の状態変化と熱効率
3電磁気電場および磁場の中での荷電粒子の運動
2017年度
大問番号項目内容
1力学慣性力と運動方程式
2熱力学容器内の気体の状態変化
3電磁気コンデンサーの性質と特性
2016年度
大問番号項目内容
1力学力学的エネルギー、水平投射
2波動屈折の法則、レンズ
3電磁気電場と磁場中での荷電粒子の運動

B 傾向

出題範囲は「物理基礎・物理」で、「原子」を除く範囲となっている。大問3題で「力学」と「電磁気」から1題ずつ、残りの1題は「波動」か「熱力学」が出題される。出題形式は、解答欄に答のみを書き入れる記述式がほとんどである。グラフを描く問題や「理由をつけて答えよ」などのような論述問題も出題されることもあったが、ここ数年はない。大問ごとの設問は多めだが、全体では25問程度で難問はなく、標準的な内容である。

2020年度入試の概要は次のとおりである。大問1は「力学」。L字形の剛体棒をつるしたときのつり合いの問題。大問2は「波動」。薄膜に斜めから入射する光の干渉。大問3は「電磁気」。コンデンサーの基本的性質を問うもの。いずれの問題も問題集で必ず解いたことがあるものばかりであり、標準的なレベルであるが、設問の中には見慣れないものもあり、戸惑う可能性もある。

C 対策

記述ではあるが、解答だけを書けばよい。また、典型的な内容が多いので特別な対策も必要ない。「良問の風」や「基礎問題精講」などで標準的な典型問題を数多く解き、「物理の良問問題集」などでやや上級の問題まで練習しておくとよいであろう。

各大問では設問が多く、このような場合、全体が大きな流れになっていることが多い。前半で求めた式や値が後半で再び使われることがあるので、常に流れを意識し、今までの解答を利用する可能性を考えながら解き進めていくことである。うっかりすると、「(7)でしっかり立式して答まで出してから、(3)で出した答えの一部を変えるだけでよかった」ことに気づくこともある。これは大変な時間のロスになるので、特に気を付けたい。

全体の設問数は25前後で多くはないが、途中で考え込んでしまって時間を使うと、後半のできるはずだった問題を残すことになる。これは避けたい。解法が見えないときは無理をせず、次の問題に進んでみよう。全体で合格点になればよいのである。

4 化学

A 出題内容<前期>

2020年度
大問番号項目内容
1総合物質の分類、銀鏡反応、気体の製法、溶解性、等電点
2理論並列の電気分解
3無機・理論アルカリ土類金属の性質
4有機・理論元素分析とC4H10Oのアルコールの構造決定
2019年度
大問番号項目内容
1有機・理論周期表、アンモニアの分子数計算、水の電気分解、科学の基本法則、物質の分離方法
2無機・理論塩素の製法
3理論金属結晶
4有機・理論C5H10O2で表されるエステルの構造決定
2018年度
大問番号項目内容
1理論・有機小問5問(濃度計算、凝固点降下、有機化合物)
2理論反応速度
3無機硫黄の化合物
4有機単糖類・二糖類
2017年度
大問番号項目内容
1理論さまざまな金属を電極に用いた電池
2無機・理論炭酸ナトリウムの工業的製法
3有機芳香族化合物の抽出による分離
2016年度
大問番号項目内容
1無機・理論気体の発生と性質
2有機・理論アルコールの構造決定とアルコールの反応
3理論水素と一酸化炭素からメタノールを合成する化学平衡反応
4有機・理論アミノ酸の性質とタンパク質の構造

B 傾向

記述式である。標準的な問題が全分野から幅広く出題されている。大問数は3~4題で、理論化学と無機化学が2題、有機化学が1題または2題である。化学反応式や用語の穴埋め、計算、有機分野での反応や性質の理由を答える論述問題が出されるが、他の私立大医学部同様、近年難化の傾向にあり、試験時間にはあまり余裕がないだろう。計算問題は解答のみを有効数字で答えるため、正確な計算力が求められる。反応速度と化学平衡は医学部受験では避けて通れない。無機化学では教科書レベルの標準問題が主に出題されるため、満点近くを狙いたい。有機化学では脂質・糖類・アミノ酸・たんぱく質の天然有機分野での出題が目立つ。平衡や反応速度などに関連した計算問題が実験と絡めて出題されることもあり、参考書などを活用しての体系的な理解が必要である。聖マリアンナ医科大学、関西医科大学、大阪医科大学、昭和大学医学部など、記述式の大学と傾向は似ている。

2020年度の第1問は小問集合である。基本事項の確認問題なので完答を目指そう。第2問は並列の電気分解の問題である。(4)で途中から両方の電極から気体が発生するようになるがこれは電解質中の金属イオンがなくなったことに気付けるかがポイントになる。第3問は沈殿に関する問題である。逆滴定の問題は上澄み液を滴定するのか、全ての溶液を滴定するのかをしっかり見極めよう。第4問はC4H10Oの構造決定問題であるが、炭素の個数が少ないので異性体を全て書き出して条件に当てはまるものを探していく方針で行けば解答時間の短縮につながる。

C 対策

春~夏は教科書・資料集、入試標準問題集で基礎力を固め、秋から私立大医学部の過去問で試験時間内に合格点を取るための実戦的な演習を進める。参考書を読み、温度・圧力・体積を意識しながら学習を進め、苦手分野にならないように注意したい。理論分野は暗記に偏らないように注意しながら公式を理解して、基礎問題から応用問題まで共通したレイアウトを考案して取り組むように。無機分野では名称・製法・性質・反応式などを整理して覚える。工業的製法は温度や触媒条件も含めて理解しておくこと。有機分野でも官能基別に名称・製法・性質・構造式をまとめよう。アセチレン・ベンゼンを中心とした反応のフローチャートはコピーではなく自ら手を動かしてノートに作って覚えておきたい。どの科目の勉強でも、インプットとアウトプットのバランスが大切である。最も効率のよい学習を目指して、インプットでは理解した上での暗記を心がける。1回あたりのインプット学習は15~20分に設定して、毎日3回、隙間の時間を活用して継続する。アウトプットでは類題演習を繰り返して自分なりの解法パターンを身につけるように。間違えた問題は1週間ほど間隔を空け、合計3回解き直そう。エビングハウスの忘却曲線を意識しよう。

5 生物

A 出題内容<前期>

2020年度
大問番号項目内容
1体内環境、遺伝情報HIV、免疫、MHC(計算)
2体内環境血糖量の調節、糖尿病、ホルモン
3細胞と分子フォールディング、タンパク質の輸送
4動物の反応ヒトの神経系の構造、脳の働き、興奮の伝わり方
2019年度
大問番号項目内容
1体内環境体液の恒常性、ホルモン、自律神経
2遺伝情報DNAの複製(計算)
3動物の反応・代謝筋収縮と呼吸によるエネルギー供給(計算)
4有性生殖ショウジョウバエの伴性遺伝(計算)
2018年度
大問番号項目内容
1細胞細胞小器官
2有性生殖エンドウの草丈に関する遺伝、自家受精
3遺伝情報タンパク質発現と調節タンパク質(考察)
4進化・動物の行動突然変異、利他的行動
2017年度
大問番号項目内容
1細胞と分子タンパク質の機能
2進化集団遺伝
3個体群個体群の分布状態、生命表、生存曲線
4遺伝情報ラクトースオペロン
2016年度
大問番号項目内容
1生殖・発生脊椎動物の発生、胚葉間の相互作用
2植物の反応オーキシンの移動、植物ホルモン
3進化・系統原核生物と真核生物、共生説、3ドメイン説
4動物の反応中枢神経の働き、末梢神経の種類、反射弓

B 傾向

記述式。2020年度も空欄補充問題、選択式問題、用語を問う問題、計算問題が含まれ、空欄補充問題の割合がかなり高かった。記述も全て25字以内になり、2019年度以前は100字の記述が出題されていたことを考えると解答しやすかったと思われる。また、毎年複数題出題されていた計算問題も簡単な確率の問題だけだった。特筆すべきは実験考察問題がほとんど出題されていないことだ。昨年も易化した印象だが2020年度はさらに易化したと思われる。知識問題も計算も大半が易しかった(一部難しい用語を答えさせる出題もあった)ので逆に、ケアレスミスが致命的になる。生物が得意な受験生は90%くらい欲しいところである。時間的にも余裕があるので是非見直しをしよう。

出題内容は、動物の内部環境、動物の反応、遺伝子からの出題がやや多く、2020年度は生物基礎分野の「体内環境」から多く出題された。2019年度に引き続き植物分野からの出題はなかった。 

C 対策

2020年度や2019年度のような難易度の低い出題が続く場合、時間的な余裕はあると思われる。難しい単語は問われないので重箱の隅をつつくような学習の優先度は低いと思われる。その代わり、教科書に載っている用語については、20字~30字前後で説明できるようにしておくとよい。仕組みなどは、知っていれば書けるがあやふやだと筋の通った論述は書けない。その場合は図説を読んで自分なりにまとめておくとよいだろう。また、基本単語は、問題を見た瞬間にアウトプットできるまでにブラッシュアップさせよう。教科書の観察実験や、探究問題、法則に関する実験は覚えることも大事である。

また、時間配分を確認して時間内に記述を埋めるためにも、過去問の利用は有効である。時間配分を行い、戦略的に問題を解いていく練習を行うことが望ましい。

小論文・面接

1 小論文

  • 例年、テーマが与えられ、自分の考えを述べる問題が出題されています。
  • 制限時間は60分、字数は800字です。

過去の出典例

  • 人間として生きることの意味
  • 時代を見据えた理想の医師像
  • 高齢化社会における医師の役割
  • 在宅医療のあり方
  • ストレスに対する予防および対処法
  • 医師のワークライフバランス
  • 医師として社会に貢献できること
  • 医師の働き方について
  • 我が国の再生医療について
  • 終末期医療のあり方について

2 面接

面接の形態個人面接(面接官2人に対し受験生1人)
面接時間10~15分
質問例久留米大学を志望する理由
医師を志望する理由
自分の長所と短所
自分が医師に向いていると思うところは何か
クラブ活動やボランティア活動について(苦労したこと等)
友人について
尊敬する人物
医師を志すにあたって影響を与えた人物
最近の医療関係のニュースで気になるもの
趣味
理想の医師像
医師に必要な資質とは
併願校や昨年度の受験校について
入学後にしたいこと
浪人して得たもの

学納金等

学納金

6年間計36,200,000円
項目初年度2年次3~6年次
入学金1,000,000円  
授業料2,700,000円2,700,000円2,700,000円
施設拡充維持料1,500,000円1,500,000円1,500,000円
教育充実料4,000,000円2,000,000円1,000,000円
合計9,200,000円6,200,000円5,200,000円

諸会費等

6年間計178,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
保護者会入会金20,000円 
保護者会費13,000円13,000円
学友会会費50,000円 
同窓会入会金30,000円 
合計113,000円11,300円

医師国家試験合格者数及び合格率

総数新卒既卒
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
第115回(2021年3月16日発表)14313510577.8%1191129584.8%24231043.5%
第114回(2020年3月16日発表)15614712484.4%13813111587.8%1816956.3%
第113回(2019年3月18日発表)15513611987.5%13311610388.8%22201880.0%
第112回(2018年3月19日発表)14112610583.3%1181048682.7%23221986.4%
第111回(2017年3月17日発表)1321179480.3%111967982.3%21211571.4%
第110回(2016年3月18日発表)15113811784.8%13011710085.5%21211781.0%