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近畿大学

2021年度 入試概要

一般入試・前期

募集人員55名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(60分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(60分・100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「数列」「ベクトル」)
理科(120分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
2次試験面接用アンケート(20分)
小論文(40分・段階評価)
面接(個人面接・1人10分程度)

一般入試・後期

募集人員5名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(60分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(60分・100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「数列」「ベクトル」)
理科(120分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
2次試験面接用アンケート(20分)
小論文(40分・段階評価)
面接(個人面接・1人10分程度)

共通テスト利用方式(前期)

募集人員5名

試験科目・時間・配点

1次試験
(大学入学共通テスト)
外国語(200点満点を100点満点に換算)
「英語【リーディング】【リスニング】」
数学(200点)
「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」
理科(200点)
「物理」「化学」「生物」から2科目選択
2次試験面接用アンケート(20分)
小論文(40分・段階評価)
面接(個人面接・1人10分程度)

共通テスト利用方式(中期)

募集人員3名

試験科目・時間・配点

1次試験
(大学入学共通テスト)
外国語(200点満点を100点満点に換算)
「英語【リーディング】【リスニング】」
数学・国語(100点)
「数学Ⅰ・数学A」「国語(近代以降の文章)」から1科目選択
※数学・国語について2科目とも受験した場合は、高得点の1科目が合否判定に使用されます。
理科(200点)
「物理」「化学」「生物」から2科目選択
2次試験面接用アンケート(20分)
小論文(40分・段階評価)
面接(個人面接・1人10分程度)

共通テスト利用方式(後期)

募集人員2名

試験科目・時間・配点

1次試験
(大学入学共通テスト)
外国語(200点満点を100点満点に換算)
「英語【リーディング】【リスニング】」
数学・理科・国語(各100点、計200点)
「数学Ⅰ・数学A」「物理」「化学」「生物」「国語(近代以降の文章)」から2科目選択
※数学・理科・国語について複数の教科、科目を受験した場合は、高得点の2科目が合否判定に使用されます。
2次試験面接用アンケート(20分)
小論文(40分・段階評価)
面接(個人面接・1人10分程度)

過年度入試結果

一般入試・前期

概要

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/①

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
2021551,6181,49422396非公表非公表非公表15.6
2020551,2361,172233101非公表非公表非公表11.6
2019651,3271,250253103非公表非公表非公表12.1
2018651,6451,570241125非公表非公表非公表12.6
2017651,7501,655268151非公表非公表非公表11.0

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表
2018非公表非公表
2017非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20211次23340058.25% 
2次非公表400 
20201次22740056.75% 
2次非公表400 
20191次22240055.50% 
2次非公表400 
20181次22740056.75% 
2次非公表400 
20171次21740054.25% 
2次非公表400 

一般入試・後期

概要

 
年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/①
または
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
202157225934714非公表非公表非公表42.4
20205758652308非公表非公表非公表81.5
201956555612910非公表非公表非公表56.1
20185672580299非公表非公表非公表64.4
2017593181355005162.6

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表
2018非公表非公表
2017非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20211次24240060.50% 
2次非公表400 
20201次20840052.00% 
2次非公表400 
20191次24040060.00% 
2次非公表400 
20181次22540056.25% 
2次非公表400 
20171次27140067.75% 
2次非公表400 

共通テスト利用方式(前期)

概要

 
年度募集人数志願者数
A’
受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A’/①

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
20215404非公表8626非公表非公表非公表15.5
20205600非公表7815非公表非公表非公表40.0
201910600非公表10828非公表非公表非公表21.4
201810720非公表10020非公表非公表非公表36.0
201710547非公表9431非公表非公表非公表17.7

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表
2018非公表非公表
2017非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20211次非公表500 
2次非公表500 
20201次非公表500 
2次非公表500 
20191次非公表500 
2次非公表500 
20181次非公表500 
2次非公表500 
20171次非公表500 
2次非公表500 

共通テスト利用方式(中期)

概要

年度募集人数志願者数
A’
受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A’/①

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
20213178非公表4920非公表非公表非公表8.9
20203236非公表4310非公表非公表非公表23.6
20193183非公表4010非公表非公表非公表18.3
20183200非公表2815非公表非公表非公表13.3
20173191非公表2613非公表非公表非公表14.7

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表
2018非公表非公表
2017非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20211次非公表400 
2次非公表400 
20201次非公表400 
2次非公表400 
20191次非公表400 
2次非公表400 
20181次非公表400 
2次非公表400 
20171次非公表400 
2次非公表400 

共通テスト利用方式(後期)

概要

年度募集人数志願者数
A’
受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A’/①

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
20212103非公表399非公表非公表非公表11.4
2020293非公表284非公表非公表非公表23.3
2019281非公表294非公表非公表非公表20.3
2018263非公表252非公表非公表非公表31.5
20172125非公表152非公表非公表非公表62.5

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表
2018非公表非公表
2017非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20211次非公表300 
2次非公表300 
20201次非公表300 
2次非公表300 
20191次非公表300 
2次非公表300 
20181次非公表300 
2次非公表300 
20171次非公表300 
2次非公表300 

一般選抜の傾向と対策

1 英語

A 出題内容<前期>

2020年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙和文英訳
3文法・語彙語句整序
4読解空所補充
5読解空所補充、同意表現、語句整序、内容真偽
2019年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙和文英訳
3文法・語彙語句整序
4読解空所補充
5読解空所補充、同意表現、内容真偽
2018年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙和文英訳
3文法・語彙語句整序
4読解空所補充
5読解空所補充、内容真偽、語句整序、同意表現、内容説明
2017年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙和文英訳
3文法・語彙語句整序
4読解空所補充
5読解空所補充、欠文挿入箇所、内容真偽、語句整序、同意表現
2016年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙和文英訳
3文法・語彙語句整序
4読解空所補充
5読解同意表現、内容真偽、空所補充、内容説明、欠文挿入箇所

B 傾向

全問マーク式である。2017年度から試験時間が90分から60分に短縮されたため、マーク箇所総数は減ったが、大問の内容・形式・構成は変わっていない。

大問1は文中の空所語句補充である。大問2は英文についての正誤判定問題で4つの文から正しいものを1つ選ぶ。文法上適切か否かだけではなく、与えられた日本語の意味に合致するか否かも判断しなければならない。細かな語法などを根拠にすることもあり判断が特に難しい。大問3は整序英作文で日本文は与えられていない。大問4は文章中の空所補充問題である。大問5は長文総合問題で空所補充、文補充、書き換え・同意、整序英作文、内容一致・不一致、内容説明、理由説明、タイトル等が問われる。本文の内容をしっかりとつかめていなければ正解には至らない。また、長文の内容は、多岐にわたり、高度で専門的な文章も含まれる。

C 対策

全問を通じて、語彙・イディオム・語法についての高度な知識が問われる。受験レベルでは一般的ではない知識も出題されるが、未知の知識を新たに入力するよりは既知の知識をもう一歩深めて幅を広げた方がよい。知識をより洗練化させることで消去法等により選択肢を切ることができる。

長文問題では丁寧に文脈を読み取って個々のパラグラフや文章全体の構造をつかむことが求められる。比較・対比や抽象・具体といった構造を読み取れば、解答の根拠も見つけやすくなる。専門性の高い難解な文章であればあるほど、細かな部分はいったん脇に置いてパラグラフや文章全体の重要なポイントだけを拾っていかなければならない。難解な文章の設問はそのようなポイントごとに根拠を置いて作られているからだ。

試験時間が60分で、時間的な余裕はないため、厳格な時間設定のもとで実戦演習を繰り返していく必要がある。

2 数学

A 出題内容<前期>

2020年度
大問番号項目内容
1数列群数列(第k群の末項、第100項、2020未満の項、第k群の和、元の数列の部分和)
2小問2問(1)三角関数、諸公式
(2)1次方程式の自然数解の個数と、そのときの式の値の大きさの最大・最小
3対数2020!について、末尾0の個数、桁数、先頭の数字、32020の下3桁
2019年度
大問番号項目内容
1場合の数正方形の並べ方、およびできる図形と立方体の展開図
2三角関数、微・積分法2倍角・3倍角の公式、3次関数の最大・最小、3次関数のグラフと直線で囲まれた図形の面積
3数列等差数列の公差と一般項 \(a_{n}\)の値域、和が最大となるときの\(n\)と公差の決定
2018年度
大問番号項目内容
1小問3問(1)指数方程式と指数関数の最小値
(2)対数と整数(最大公約数と最小公倍数)
(3)恒等式の性質
2図形の性質、体積正四面体、正八面体、立方体、正四面体の体積比、正四面体を切り分けた立体の体積の計算
3高次方程式3次式の導出、3次方程式と解
2017年度
大問番号項目内容
1小問3問(1)2つのさいころの塗り分け
(2)正六面体の塗り分け
(3)正八面体の表面積と体積
2微分法3次関数の極値と、閉区間における最大値・最小値
3図形と計量円に内接する四角形の面積の最大値(余弦定理など)
2016年度
大問番号項目内容
1場合の数、確率正n面体に数字を書きさいころを作る場合の数と、このさいころを投げる試行の確率
2小問3問(1)微分法
(2)三角比
(3)ベクトル
3微・積分法放物線の接線と放物線と直線で囲まれた図形の面積

B 傾向

出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bで、数学Bはベクトルと数列である。数学Ⅰからの単独での出題は少なく、数学Ⅱ、数学Bからの出題が多い。図形やグラフ絡みの問題がよく出題されている。図形と計量、図形と式、微分・積分が頻出分野である。2018年度までは、空所補充形式の小問集合があったが、2019年度は、大問3題すべてが記述式に変更になった。ところが、2020年度では大問1が空所補充、大問2と3が記述となり、以前の形式に変わった。この傾向が続くかどうかはわからない。

どの問題も誘導形式である。やや手強いものも見られる。場合分けが必要な問題もある。2019年度では大問1で、丹念に図を描きながら、数えるという面倒な問題が出された。大問2、3は、内容は標準的であるが計算量も多く大変である。2020年度では、空所補充の大問1の計算量が結構多い。60分ではかなり厳しい。

C 対策

まずは、標準的な問題集を征服しよう。また、少し先を見通しながら素早く正確に計算することのできる力も身につけよう。広く図形の問題も積極的に取り組むようにするとよい。河合出版「チョイス新標準問題集」、学研「数学ⅠAⅡB問題総演習」などがお薦めである。

近畿大学の数学の試験時間と問題量や計算量を考えると、計算する速さも書く速さもかなりのものでないと対応できない。日々の練習では、計算に要した時間をチェックしながら進めるべきである。いわゆる難問は見られないから、とにかく標準的な学力をつけた上で、計算力も身につけることが重要である。

過去問は特に徹底的に解くべきである。その際、解く順序も考えよう。というのは、例年3問中1問が特にやっかいな問題であることが多く、後回しにすることになるからである。実際の入試では60分という限られた時間の中で解くことになり、その場でじっくり考える余裕はない。問題の見極めを日頃の演習の中で訓練しておく。易化の傾向にあることを念頭に置いて、確実性、正確性に注意して学習する。

さらに、お薦めの問題集としては、Z会出版「理系数学入試の核心 標準編」、河合出版「理系数学の良問プラチカ数学ⅠAⅡB」である。

3 物理

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1力学水平面上の減衰振動
2電磁気LRC交流回路
3原子ボーアの水素原子模型、コンプトン効果
2019年度
大問番号項目内容
1力学回転する物体のつり合い、慣性力、単振動
2電磁気磁場中を回転するコイルの誘導起電力、仕事率、RL交流回路、力率
3熱力学PV図と断熱変化・等温変化、熱効率
2018年度
大問番号項目内容
1力学斜方投射
2電磁気強さが異なる磁場中でのらせん運動
3熱力学気体の状態変化
2017年度
大問番号項目内容
1力学可動台車と小球の衝突
2電磁気磁場中のレールを運動する導体棒
3原子ボーアの原子模型
2016年度
大問番号項目内容
1力学斜面上での2物体の衝突
2電磁気直流回路での測定装置の影響
3気体平面的なドップラー効果

B 傾向

出題範囲は「物理基礎・物理」の全単元である。出題形式は、大問3題ですべて記述式。年によっては論述や描画、グラフの問題も出題されている。3題のうち、「力学」と「電磁気」が必ず出題されている。残り1題は、「原子」「波動」「熱力学」のいずれかからの出題となるが、ここ数年「波動」からの出題はない。難易度は標準的で、多くはむしろ解きやすい問題といえる。

2020年度入試の概要は次のとおりである。大問1は「力学」。摩擦のある水平面上でのばねの単振動による減衰振動。減衰振動のもっとも一般的な問題といえる。大問2は「電磁気」。交流電源からLRC直列回路に発展する。これは交流回路では最も一般的な形で、解きやすいものである。大問3は「原子」。「ボーアの水素原子模型」と「コンプトン効果」の2本立てとなっている。これは両者ともほぼ典型問題といえるものである。

C 対策

標準レベルの問題が多いが、いろいろな工夫が凝らされている。よくある問題に見えるが、解いていくとなかなか難しく、時間もかかる。また、公式をしっかりと理解して利用できるようにしておかないと、公式は知っているのにどう使ったらよいのか、ということになりかねない。しかし、内容は意表を突くような問題ではなく、きちんと理解ができていれば、通常の高校物理の標準レベルの問題であることに気づくことができる。典型的な標準問題がきちんと解ければ、対策としては十分である。「難問題の系統・・」や「物理標準問題精講」など、難問系の問題集までは考えなくてもよい。ただし、すぐに解説を読んでしまう勉強はNGである。間違えた問題は、まずもう一度やってみることである。意外とそれでできることも多い。「セミナー物理」や「基礎問題精講」「重要問題集」「良問問題集」など手持ちの問題集をきちんとやり切ることから始めよう。

4 化学

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1無機・理論気体の発生、ハロゲンの単体の酸化力、酸化還元、硫化物の沈殿、炭酸塩の溶解度積
2理論・無機硫黄原子の構造と二酸化硫黄の性質、反応速度式とアレーニウスの式
3有機・理論2−プロパノールの酸化反応とヨードホルム反応、C5H10の異性体とオゾン分解
2019年度
大問番号項目内容
1無機・理論無機化合物の性質と酸化数、中和滴定
2有機・理論アミノ酸の性質と等電点、電気泳動
3有機・理論DNAの構造、C7H14の構造決定とオゾン分解、元素分析
2018年度
大問番号項目内容
1理論混合物の含量、アンモニアの逆滴定
2理論・有機酢酸の会合度、平衡定数、凝固点降下
3有機元素分析、構造決定
2017年度
大問番号項目内容
1無機・理論食酢の中和滴定の実験操作、元素の性質
2理論周期表と同位体の存在比、物質量と熱化学方程式
3有機・理論染料の構造式、イオン交換樹脂と反応量
2016年度
大問番号項目内容
1無機・理論陽イオン分析と塩の性質、炭酸ナトリウムの二段階滴定
2理論・有機ケイ素の単位格子とアボガドロ数、アミノ酸の等電点と電離平衡
3有機・理論芳香族化合物の反応、セルロースのエステル化

B 傾向

全問記述式で毎年大問は3題である。試験時間1科目当たり60分に対して、問題量は適切であり、完答が可能である。計算問題が頻出であり、計算式も求められることが多い。難易度は標準的であり、全範囲の基礎知識が整理できていないと、他の受験生に差をつけられてしまうだろう。

2020年度は大問1の無機分野からの出題であった。問1は気体発生の化学反応式を書かせる問題であるが、反応が進行する理由を答えられるようにしておくと忘れにくくなる。問2は溶解度積を用いた沈殿生成の問題であるが、混合時の濃度変化に注意して計算しよう。大問2の問1は硫黄原子に関する問題である。一般的な入試では原子番号の大きな元素の電子配置を聞かれることはほとんどないが、医学部入試ではよく出題される。遷移元素の第4周期のものに関しては頻出なので答えられるようにしておこう。問2はアレーニウスの式を用いた計算を含んだ問題である。近年の入試では活性化エネルギーなどの定量的な問題が増えているのでそれらの計算にも慣れておこう。大問3では問1、2は標準的な問題なので完答を目指したい。問3は異性体の書き出しに時間がかかる。

C 対策

化学は高得点での争いになると予想されるため、苦手分野を落とすと合否に直結する。教科書は隅々までよく読み、「化学重要問題集」(数研出版)などの入試標準問題集を2~3回は解いておく。まずは知識問題から先に解き始めて、理論計算や記述に時間を使う。答の数値は有効数字に処理してから答えるため、計算ミスに気をつける。問題集で解法を研究し、パターン化しておくこと。難易度の高い問題集であっても問題文中にヒントが必ずあるので落ち着いてメモを取ろう。普段の学習では問題の答え合わせの際に、不正解であった問題にバツをつけるだけで、その解答をなかったことにしないように。間違えた答案には、自分の考え方のどこが間違っていて、正しくはどう考えるのか、問題文のどこにヒントがあるのか、問題文と答案との間の思考過程、解法の根拠を注釈としてメモしておく。後になって見直したときにわかりやすいように、注釈は自分でルールを決めた色で囲むか、もしくは下線を引くとよい。

採点者によい印象を与えるためだけでなく、自分自身の情報伝達能力向上のためにも、普段からわかりやすい答案を作る練習をすべきである。数式を羅列するだけでなく、「水素ガスにおいてPV=nRTより~」など用いる式を明記し、化学反応式を書いてmol比を確認し、効果的なレイアウトを考え、さらに必要なら言葉も交えて説明する。化学が得意ではない、もしくは化学を知らない人にも理解してもらえる工夫が大切だ。専門的な内容は専門家にだけ伝わればよい、という態度は専門家の横暴である。

5 生物

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1体内環境血管系、様々な動物の血管系、血液凝固、腎臓(計算)
2動物の反応嗅覚、味覚、動物の行動
3体内環境自然免疫、適応免疫
4植物の反応気候の開閉のしくみ、光受容体
2019年度
大問番号項目内容
1細胞体細胞分裂の仕組みと細胞周期(計算)
2動物の反応ホルモンと恒常性の維持
3動物の反応コウモリの反響定位とガの捕食回避行動
4体内環境白血球の組織への遊走
2018年度
大問番号項目内容
1体内環境内分泌系と自律神経系
2動物の反応神経系、記憶のメカニズム
3体内環境獲得免疫、小胞輸送
4生殖・発生ホメオティック遺伝子、ショウジョウバエの発生(考察)
2017年度
大問番号項目内容
1細胞細胞周期、チェックポイント
2動物の反応神経系、神経細胞の構造と膜電位
3体内環境、生殖・発生血管系、胎盤の構造、酸素解離曲線
4遺伝情報花芽形成のABCモデル
2016年度
大問番号項目内容
1細胞、遺伝情報細胞周期、DNAの複製
2動物の反応耳、感覚受容器
3動物の反応体液性免疫、二次応答(記憶細胞)
4生殖・発生両生類の発生、誘導の連鎖(眼の形成)、中胚葉誘導

B 傾向

記述式。例年と同様、大問4題であるが、2019年度と同様に空欄補充問題の空欄量が多かった。一つ空欄を間違えると五月雨式に後続の空欄が入らなくなるリスクもあるので注意しよう。論述問題も2019年度と同程度に多くそれ以前の150字などという問題は出題されなくなったものの、時間的にはきついだろう。2020年度は、気孔の図を書く描図問題も出題された。計算問題も一瞬見かけない問題に思われるが、標準的な問題である。化学式を書かせる問題もあり、バラエティに富んだ設問が多かった。

出題内容は例年と同様に体内環境の恒常性、動物の発生、動物の反応と行動の単元が出題され、問題の傾向に変化はないが、数年ぶりに植物の反応からの出題が見られた。また、2020年度だけで数校の大学が出題している「味覚と嗅覚」についても出題があった。大問3の免疫も後半は非常に発展的な内容であった。体内環境などはこのように難しめの問題が出題されやすいのも特徴である。

C 対策

大問ごとに10〜15箇所の空所補充、および一問一答や作図の小問をこなさなければならないことを考えると、知識問題は手早く片付けていくことが重要である。教科書レベルの知識があったとしても文脈を判断しながら用語を当てはめていくことは、一つでも用語を取り間違うとボタンを掛け違って大幅な減点になる恐れがある。教科書に載っている語句は自分の言葉で説明ができるようにして、意味を深く理解して行く必要がある。また、意味がよく似た用語を区別して使うためにも定義をはっきりさせて区別できるようになっておこう。サブノートを作って、それらをまとめておくことで論述への対策にもなる。標準的な問題集、記述を多く含む論述専用の問題集をスラスラ書けるようになるまで仕上げよう。空欄対策には過去の昭和大学の問題も有効である。近畿大学で頻出な分野だけでもチャレンジしてみるのもよいだろう。

また、計算については多くは出ないが煩雑な時もある。計算は出来れば落としたくないので、計算専用の問題集を一冊やっておくとよい。頻出である細胞、代謝、体内環境、動物の反応については教科書の探究活動、実験にも目を通して実験の目的、方法、結果はきちんと理解しておこう。一般入試の問題と推薦入試の問題はとてもよく似ている。どちらの入試を受けるとしても、推薦入試の問題が手に入るようならば、両方の過去問に触れておくとよい。国立系の過去問から色々な字数の問題をピックアップして書いてみることをお勧めする。

小論文・面接

1 小論文

  • テーマが与えられ、自分の考えを述べる問題が出題されています。
  • 制限時間は40分、字数は400字です。

過去のテーマ例

  • 再生医療の意義と問題点
  • 今までに読んだマンガを除く書物で自分自身の生き方や考え方が変わった一作品について
  • 「今後の医療のゆくえ ― 混合診療について ―」について
  • 今までに、学校や自分で学んだ理科の内容で、興味を持ったこと
  • 海外留学や海外で生活することの意義・大学で英語以外の外国語を学ぶ場合、何語を選ぶか
  • 「純粋科学」とはどのような科学か
  • “患者主体”の医療をめざすチーム医療において大切なこと
  • オートファジーの研究で、2016年度ノーベル医学生理学賞を受賞した大隅良典氏の「役に立つ」ことが「数年後に事業化できることと同義語になっていることに問題がある。」という指摘・再生医療の課題と展望について
  • 「終活」について
  • 「働き方改革」について
  • 医療における「男女共同参画」について
  • わが国の今後の医療保険制度の在り方について
  • 医師の資質として「知識」「技能」「態度」が必要とされており、医学部では学生のこれら全てを教育し評価する。これらのうち、医師の資質としての「態度」とはどのようなものを指すのか、思うところを記せ
  • がんは遺伝子の異常により発生します。多くの場合、この異常はがん細胞においてみられる体細胞変異であり、遺伝しません。一方、胚細胞変異と呼ばれる家族性(遺伝性)のがんを引き起こす遺伝子異常も知られています。近年、がん細胞の遺伝子解析が広く行われるようになり、家族性の遺伝子異常が偶然見つかることがあります。あなたの患者さんのがんが遺伝性であることが分かった場合、あなたは患者さん及びご家族にどのように説明しますか

2 面接

面接の形態個人面接(面接官2人に対し受験生1人)
面接時間10分
質問例近畿大学を志望する理由
医師を志望する理由
自分の長所と短所
自分が医師に向いていると思うところは何か
クラブ活動やボランティア活動について(苦労したこと等)
友人について
尊敬する人物
医師を志すにあたって影響を与えた人物
最近の医療関係のニュースで気になるもの
趣味
理想の医師像
医師に必要な資質とは
併願校や昨年度の受験校について
入学後にしたいこと
浪人して得たもの

学納金等

学納金

6年間計35,800,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
入学金1,000,000円 
授業料4,100,000円4,100,000円
教育充実費1,000,000円1,000,000円
施設設備費400,000円400,000円
実験実習費300,000円300,000円
合計6,800,000円5,800,000円

諸会費等

6年間計57,000円
項目初年度2~5年次6年次
学生健保共済会費4,500円4,500円4,500円
交友会終身会費20,000円 10,000円
合計
24,500円4,500円14,500円

医師国家試験合格者数及び合格率

総数新卒既卒
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
第115回(2021年3月16日発表)12912611087.3%12612310887.8%33266.7%
第114回(2020年3月16日発表)13211311097.3%12410610498.1%87685.7%
第113回(2019年3月18日発表)13511410592.1%1241039895.1%1111763.6%
第112回(2018年3月19日発表)12911510389.6%1151029795.1%1413646.2%
第111回(2017年3月17日発表)1241039188.3%115958791.6%98450.0%
第110回(2016年3月18日発表)1281049490.4%1098585100.0%1919947.4%