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川崎医科大学

2021年度 入試概要

一般選抜

募集人員約50名(別途、岡山県枠約10名、静岡県枠10名、長崎県枠4名を募集)

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(80分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(80分・100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「確率分布と統計的な推測」を除く)
理科(120分・150点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
小論文(50分)
※小論文の評価は1次試験ではなく、2次試験の際に使用されます。
2次試験面接

過年度入試結果

一般選抜

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
2021501,4271,393330非公表非公表非公表非公表
<921><897><210>
(506)(496)(120)
2020501,4041,352375非公表非公表非公表非公表
<889><854><244>
(515)(498)(131)
2019501,2901,244367非公表非公表非公表非公表
<811><782><235>
(479)(462)(132)
2018601,4561,409404非公表非公表非公表非公表
<920><886><248>
(536)(523)(156)
2017601,4671,419378非公表非公表非公表非公表
<944><909><227>
(523)(510)(151)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2021非公表非公表
2020非公表非公表
2019非公表非公表
2018非公表非公表
2017非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20211次229.835065.66% 
2次非公表400 
20201次253.035072.29% 
2次非公表350 
20191次210.035060.00% 
2次非公表350 
20181次221.535063.29% 
2次非公表350 
20171次222.535063.57% 
2次非公表350 

一般選抜の傾向と対策

1 英語

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3読解空所補充
4読解内容説明、同意表現、空所補充
2019年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3読解空所補充
4読解内容説明、同意表現
2018年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3読解段落補充
4読解内容説明、同意表現、空所補充、内容真偽、主題
2017年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3読解空所補充、同意表現
4読解内容説明
2016年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙語句整序
3読解空所補充
4読解内容説明

B 傾向

全問マーク式である。全問を通じて、設問は標準的な難易度である。2015年度以降、大問の構成はおおむね変わっていないが、2018年度のみ、大問3が語句補充ではなく段落補充問題だった。

大問1は文中の空所語句補充問題で文法・語法・イディオム・語彙・特殊構文が問われる。2018年度には、空欄2カ所を埋める語句の組み合わせを問う設問もあった。大問2は整序英作文が出題されている。日本文が与えられていないため、文法・語法などの手がかりから順序を決めていく必要がある。大問3は長文の空欄に語句を埋める問題である。文脈を把握すると同時に、使われている語句の関連にも注目することが大切だ。2018年度には抜けている段落を埋める問題だったが、2019年度以降、語句補充にもどっている。大問4は、800~1,000語程度の長文総合問題であり、内容一致、内容説明、主旨などの設問があり、内容をどのくらい理解しているかが問われる。長文の内容は、医系・科学系に限らず多岐にわたる。

C 対策

大問1(空所補充)や大問2(整序英作文)の対策としては、まず単語・イディオム・文法・語法・特殊構文といった基礎知識を完全にすることが大切だ。基本的な知識を問われるものがほとんどだが、単に理解するだけではなく、問の形式が変わっても瞬時に反応できる程度にまで習熟度を高めておかなければならない。大問3(段落補充)や大問4(長文総合問題)の長文問題では、パラグラフごとにその構造・文脈を押さえながらテーマ・主張をとらえていくのがよい。個々のパラグラフのテーマ・主張がわかれば文章全体の構造も見えてくる。パラグラフや文章構造が理解できていると効率よく正解を得られる。

問題は概ね標準的なので基本的な問を落とすと命取りになる。知識系の問題は確実に速く解き、それ以外の文脈把握を伴う問題にできるだけ時間をかけて確実な解答を得なければならない。

2 数学

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1複素数と図形複素数、極形式、回転
2数列と極限漸化式と部分和、漸化式の導出と一般項、数列の極限
3曲線と面積指数を含む関数、その不定積分、関数の最大値と軌跡、曲線などが囲む面積
2019年度
大問番号項目内容
1ベクトル円に内接する四角形、内積、面積
2確率、極限確率漸化式
3微・積分法、三角関数曲線の媒介変数表示、曲線で囲まれる図形の面積
2018年度
大問番号項目内容
1確率5枚のカードの選び方と配り方、3色の玉を配るときの場合の数
2微・積分法絶対値を含む関数、共有点の個数、面積
3図形と計量、数列、極限円、無限等比級数、三角関数の極限
2017年度
大問番号項目内容
1複素数平面極形式、ド・モアブルの定理、2項定理、恒等式
2複素数平面複素数と軌跡、三角形の面積と最大値、条件を満たす整数の組の個数
3微・積分法(数Ⅲ)関数の最大値、曲線の接線、面積の最小値
2016年度
大問番号項目内容
1対数、整数の性質3の累乗の桁数・最高位・一の位、不定方程式の整数解
2複素数平面複素数の極形式と絶対値・偏角、三角形の形状
3積分法定積分で表された数列、置換積分、体積、無限等比級数

B 傾向

出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲで、数Bは確率と統計的な推測を除く範囲である。微分・積分は毎年出題されている。数列、ベクトル、三角関数などもよく出題されている。出題形式はマークシート式である。ただし、共通テストとは少し異なる。例えば、答が\(3\)となるときに \(\frac{\,3\,}{\,1\,}\) のようにマークさせたり、\(43\)となるときに\(043\)のようにマークさせたりするので注意が必要である。

試験時間に比して問題量、計算量がかなり多い。マーク式ではあるが、空所を埋めるためには、結局記述問題と同じような計算が必要となる。それも正確・迅速な計算力である。特に、ベクトル、微分・積分の問題は確実な計算力が求められる。2020年度では、大問3問とも数学Ⅲ絡みの内容であり、出題に偏りがある。全体としては易化傾向にあると言える。

C 対策

いわゆる難問はやらなくてもよい。標準レベルの問題集を活用して、計算スピードにも注意しながらどんどん解いて学力と計算力をつけていこう。答重視で進めてよい。例えば、河合出版「チョイス新標準問題集」、Z会出版「チェック&リピート」、正高社「タイプわけによる理系の数学ⅠAⅡB」などがお薦めである。これらを用いて標準的な学力を確立しよう。

マークシート式の出題であるから、丁寧に計算することはせず必要な部分だけを取り出して、手際よく正解を出す練習を徹底的に繰り返す。ノートより、計算用紙だけで問題を解くくらいでよい。また、グラフや図を有効に活用して短時間で答を出すことが重要である。さらに、問題の難易度を見極めることも大切である。試験時間内で全問を解き切ることは時間的にややきついが、上に述べたような学習を続けて学力を上げていけば、合格ラインは突破できる。

さらに、学研「数学ⅠAⅡB問題総演習」、数研出版「オリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ」、Z会出版「理系数学入試の核心 標準編」などがお薦めである。難問はパスしてよい。また、過去問を徹底的に活用してマークシート式に慣れておこう。出題に偏りがある可能性も考慮しつつも、バランス良く対策を立てる。

3 物理

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1力学運動量の保存
2電磁気・力学電流が磁場から受ける力、ばねによる単振動
3電磁気磁場中を動く荷電粒子の運動
4原子原子崩壊と半減期
2019年度
大問番号項目内容
1力学剛体のつり合いとモーメント
2熱力学球体容器内の気体の分子運動による圧力
3波動ヤングの実験による光波の干渉
4電磁気電流がつくる磁場、電流が電場から受ける力
2018年度
大問番号項目内容
1力学物体の速さの平均変化率・等速直線運動・地球の自転と緯度
2力学慣性力が作用している状況での圧力についての考察
3力学・電磁気電場によって加速された用紙が地表から無限遠に達する条件
4電磁気点電荷が作る電場
5電磁気電流計・電圧計の内部抵抗
6原子コンプトン効果
2017年度
大問番号項目内容
1力学円錐振り子と円錐側面を円運動する物体の運動
2熱力学気体の分子運動による圧力と内部エネルギー
3熱力学p-Vグラフで表された熱機関
4波動平面を伝わる正弦波とその合成
5電磁気磁場に垂直に回転する導体棒を含む回路
6原子核融合反応と質量欠損により発生するエネルギー
2016年度
大問番号項目内容
1小問集合円筒内での小球の運動、熱量の保存と力学的エネルギー、斜方投射で衝突する2物体、バネのつり合い、磁場中での荷電粒子の運動
2小問集合薄膜による光の干渉、RLC直列回路、素粒子の分類

B 傾向

出題範囲は、「物理基礎・物理」。全範囲からの出題となる。出題形式は、全問マークシート式で、選択肢から該当する数式や語句を選ぶ形となっている。大問は4題で標準的な内容となっている。大問の数などの出題の様式は数年ごとに大きく変化しているので、参考程度に考えたい。

2020年度入試の概要は次のとおりである。大問1は「力学」。運動量の保存について、2つのケースを題材にしている。大問2は「電磁気+力学」。磁場の中を動く導体棒の問題のようだが、中身は「電流が磁場中で受ける力」と「ばねによる単振動」の組み合わせである。大問3は「電磁気」。α粒子、β粒子が登場するが、磁場中の荷電粒子の運動についての問題である。大問4は「原子」。原子崩壊と半減期についてである。いずれの問題も問題練習の段階でよく見かけるものばかりで、難問はない。以前は平易な問題が多かったが、ここ数年難度がやや上がっていて、標準レベルの問題構成である。

C 対策

計算問題が多いが、煩雑な計算はなく、標準的な問題集でみかける問題のレベルである。丁寧に進めていけば時間内に高得点が可能である。満点を意識して取り組みたい。そのためには、基本問題の徹底演習である。「セミナー物理」や「リードα」のような高校指定教材は問題数が多く、練習量を確保できる。さらに「入試標準問題集」や「基礎問題精講」、高得点を意識するならやや上級の「良問の風」などで仕上げておく。物理を苦手とする諸君は、解けないときにすぐに「解答と解説」を読んでしまうが、そこで一歩踏みとどまりたい。「間違えたらもう一度」やってみることだ。一度間違えたことで、正しい道が開けることがよくある。そこで「解答と解説」を読んでしまっては、自分で気づくチャンスを失ってしまう。しかも、多くの場合、その知識はすぐに忘れてしまう。時間の無駄遣いとなってしまうのである。これは問題集の利用方法として覚えておきたい。

4 化学

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1理論原子の電子配置、物質量の定義、溶液の濃度、溶液のpH、溶液の調製、中和反応、酸化数、イオン化傾向
2理論・無機沸点上昇、浸透圧、熱化学方程式、塩の分類、銅とその化合物の性質、金属イオンの反応
3理論・有機アルケンの酸化、アセチレンの反応、ベンゼンの反応、酸素の性質
2019年度
大問番号項目内容
1理論同位体の存在比、元素と単体、共有結合、分子の極性、溶液の濃度、モル分率、実験器具、中和滴定、酸化還元反応
2理論混合気体の圧力、熱化学方程式、蒸気圧曲線、電気分解、弱酸の電解度、化学平衡
3総合気体の製法、金属イオンの系統分離、炭化水素の反応、高分子化合物の構造、アセチルサリチル酸の反応と性質、エステルの反応と性質
2018年度
大問番号項目内容
1理論イオン結合、イオンの名称、単体の性質、原子の構造、電解質、水の状態図
2無機・理論塩の水溶液の性質、酸化還元反応、ルシャトリエの法則、電離平衡、オキソ酸、ハロゲンの反応、オストワルト法
3有機・理論有機化合物の構造決定、エステルの加水分解、セッケンと合成洗剤、アドレナリンの反応、芳香族化合物の系統分離、イオン交換樹脂、アミノ酸
2017年度
大問番号項目内容
1無機・理論分子の結合、元素の周期律、混合物の分離、錯イオンの配位子、原子量、原子の構成、アセチレンの製法と量的関係、中和滴定曲線
2理論イオン化傾向、熱力学方程式、ルシャトリエの原理、反応速度、アルミニウムの融解塩電解、
3総合陽イオンと陰イオンの推定、塩化水素の製法、塩素の製法と量的関係、芳香族化合物の反応、芳香族化合物の構造決定、有機化合物の推定、芳香族化合物の系統分離、アミノ酸とタンパク質
2016年度
大問番号項目内容
1無機・理論化学史、原子の構成、イオン式、酸化還元反応、電子配置、リン酸のモル濃度、化学反応式の量的関係、分子の極性、気体の製法
2理論イオン結合、混合気体、コロイドの性質、燃料電池、化学平衡
3総合ナトリウムの反応、有機化合物の構造決定、異性体、アルコール発酵、アミノ酸の構造、糖類の構造

B 傾向

全問マークシート式で私立大医学部の入試問題としては易しい内容である。教科書レベルの基礎的な問題から標準的な問題で構成されていて、試験時間にも余裕があり、満点を取ることも可能である。小問集合形式であるため、1つのテーマで深く掘り下げていくタイプの問題は出ない。ATPやDNAなど生命化学分野からの出題もあり、理論・無機・有機全体から偏りなく出題されるため、苦手分野を残さないようにバランス良く学習を進めること。気体、反応速度、塩の加水分解、緩衝液、アミノ酸の平衡など多くの受験生が苦手とする内容でライバルと差をつけよう。問題数が多く1問あたりの点数が高くないため、わからない問題は2、3問であれば捨ててしまっても構わない。時間内に最後の問題まで到達することが大切だ。

2020年度は大問1が理論化学の小問集合であった。(2)は原子量の定義の変更に関する問題であるが、あまり見かけない問題なのでよく読んで答えよう。大問2は理論の計算と無機の知識問題であった。イオン化エネルギーに関する問題はエネルギー図なしでも解けるようにしておこう。大問3は有機化学の総合問題であった。(1)の酸化開裂は二重結合の位置を特定するための反応であるが、オゾン分解と過マンガン酸カリウムによる開裂の違いをよく確認しておこう。(3)はニトロ化の反応式を答える問題である。一般的な大学入試ではあまり答えさせられることがない有機化学の反応式であるが医学部入試ではよく書かされることがあるので練習しておこう。その際に反応が進行する仕組みも併せて理解しておこう。

C 対策

教科書・資料集をよく読み、太字になっている用語はもちろん、その周辺で補足説明に登場している用語も覚えて、化学的な流れを理解しておく。「セミナー化学」、「化学重要問題集」のような基本から入試標準レベルの問題集に取り組む。夏は試験時間のことは考えなくてよい。正確に解けるようになることだけを意識して学習する。きちんと理解した状態で類題演習を繰り返せば自然と解答に要する時間は短縮されていく。10月から試験時間を意識した学習に切り替える。高得点での争いになると予想されるため、ケアレスミスは厳禁である。普段の問題集を使った勉強でも注意力不足によるミスをしないように心がけ丁寧に答える。計算問題は暗算し過ぎるとミスの確率が上がってしまうため、きちんと数式変形を記述するように。頭の中だけで計算しようとすると結局、時間もかかってしまい非効率的である。問題集や過去問などに取り組み、解答解説ノートを作るときは、後日見直して復習に活用することを前提に作るように。川崎医科大学の対策として、私大薬学部の入試過去問に取り組むのもよいだろう。

5 生物

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1生物群集と生態系、代謝層別刈り取り法、生産構造、呼吸商(計算)、窒素循環
2体内環境腎臓、尿(計算)、血液、赤血球(計算)、免疫
3遺伝情報タンパク質合成、鋳型の問題、ニーレンバーグの実験
2019年度
大問番号項目内容
1総合ヒトゲノム、染色体(計算)、コムギの種分化(遺伝)
2代謝、総合酵素、ゾウリムシの特徴
3総合生物の進化と環境(計算)、世界のバイオーム、ニューロン、ウニの受精の仕組み
2018年度
大問番号項目内容
1総合ヘモグロビン、酸素解離曲線、塩基置換、分子進化
2総合相利共生、種間競争、細胞小器官と物質輸送、ラクトースオペロン、DNAとヒストン
3植物の反応気孔の開閉、発芽、伸長成長と植物ホルモン
2017年度
大問番号項目内容
1総合光合成、光周性、細菌類の分類
2遺伝情報、生殖・発生核酸、連鎖、動物の発生と器官形成
3生態、進化・系統系統樹、生物の分類、生態ピラミッド
2016年度
大問番号項目内容
1体内環境免疫、白血球、体液性免疫と細胞性免疫、HLA
2総合動物の分類と系統、光合成、被子植物の構造と遺伝子
3総合発生と核酸、ニューロン、真核生物の転写、ヒトの反応

B 傾向

マークシート式。2020年度も大問3題、解答数が40個程度、大問が分野別に分かれており、それぞれの分野から数題出題される形式も同じである。選択肢は基本的な問題が中心であるが図などは比較的見落としやすいところから出題されることもある。

全体的に考察問題と知識問題の両方が問われるが、どちらも標準的で、リード文も短く、典型的な問題が多い。考察力や判断力を試しているというよりも、素早い処理能力を試されているような問題である。高得点争いになるので是非迅速な処理能力を鍛えていきたい。

出題内容は多岐に渡っている。動物の生理以外の植物、生態系、進化系統も遺伝など他の分野と絡めて出題するので手ごわく感じることもあるだろう。教科書レベルとはいえコラムなどにさらりと書いてあるところからの出題も見受けられるので、脚注などにも注意を払い、図説の読み込みもやっておくほうが望ましい。生物名や人名も出題されるので、教科書などに載っている有名なものは最低限押さえておく必要がある。

C 対策

2020年度も設問の内容はほとんどが正誤問題や選択問題で、教科書レベルの基本内容であることから、教科書がやはり学習の基本になるだろう。教科書に掲載されている用語は全て説明できるくらいにしておくと心強い。と同時に現象も確実に理解し、自分で説明できるようにしておこう。基本事項の確認には基本~標準的な問題集を有効活用するとよいだろう。難しい考察問題の練習をする必要はなく、幅広く知識を押さえておけば対応できる問題ばかりである。総合問題が多いからか、過去に出題された内容と類似する問題が出題される傾向があるので過去問研究も余念なく行っておこう。最後に見落としがちな計算問題についてだが、代謝計算、神経の伝導・伝達計算、尿計算、酸素解離曲線、細胞分裂・顕微鏡の計算など、典型的かつ幅広く出題されるので、必ず解けるようにしておきたい。問題集の基本~応用問題はひと通り練習しておきたい。また、近年色々なところで総合問題が出題されている。兵庫医大や関西医科大の総合問題も解いて、慣れておこう。

小論文・面接

1 小論文

  • 制限時間50分で、課題文を読み、設問に対して800字で論じる問題が出題されています。
  • 1次試験で実施されますが、評価については2次試験の際に使用されます。

過去の出典例

  • 野口裕二「言葉による癒し」
  • 小熊英二「社会を変えるには」
  • 桐野高明「医療の選択」
  • 久通茂「医学・医療の品格」
  • 井村裕夫「健康長寿のための医学」
  • 山海嘉之「革新的ロボット治療を創る」
  • 山口育子「賢い患者」
  • 松田雄馬「人工知能はなぜ椅子に座れないのか」

2 面接

面接の形態個人面接(面接官3人に対し受験生1人)
面接時間10~15分
質問例川崎医科大学を志望する理由
医師を志望する理由
自分の長所と短所
自分が医師に向いていると思うところは何か
クラブ活動やボランティア活動について(苦労したこと等)
友人について
尊敬する人物
医師を志すにあたって影響を与えた人物
最近の医療関係のニュースで気になるもの
趣味
理想の医師像
医師に必要な資質とは
併願校や昨年度の受験校について
入学後にしたいこと
浪人して得たもの

学納金等

学納金

6年間計45,500,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
入学金2,000,000円 
授業料2,000,000円2,000,000円
教育充実費6,500,000円5,000,000円
合計10,500,000円7,000,000円

諸会費等

6年間計740,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
学生会費170,000円 
保護者会費420,000円30,000円
合計590,000円30,000円

寮費(初年度のみ)

項目初年度
寮費800,000円
食費325,000円
合計1,125,000円

医師国家試験合格者数及び合格率

総数新卒既卒
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
第115回(2021年3月16日発表)1331139785.8%1301119585.6%322100.0%
第114回(2020年3月16日発表)13911611296.6%122999899.0%17171482.4%
第113回(2019年3月18日発表)15612911387.6%14111410188.6%15151280.0%
第112回(2018年3月19日発表)15012210686.9%1371099789.0%1313969.2%
第111回(2017年3月17日発表)14011710488.9%1291069892.5%1111654.5%
第110回(2016年3月18日発表)14212411391.1%1221049894.2%20201575.0%