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東京女子医科大学

2021年度 入試概要

一般選抜

募集人員約75名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(60分・100点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ
数学(60分・100点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「数列」「ベクトル」)
理科(120分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物
適性・小論文試験(60分)
※評価は1次試験合格者選抜には使用されず、2次試験合格者選抜のときに使用されます。
2次試験面接

過年度入試結果

一般選抜

概要

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
2011801,3151,25727810882491578.0
2012751,4141,34728310893341429.5
2013751,6421,557286109953514410.8
2014751,7241,659291107945716410.1
2015751,7061,666293102100671699.9
2016751,6641,59729210797721798.9
2017751,4411,414276110113651758.1
2018751,3771,333312109118391489.0
2019751,6611,63741299211941938.5
2020751,3901,362380100207911917.1

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
2011非公表非公表
2012非公表非公表
2013非公表非公表
2014非公表非公表
2015非公表非公表
2016非公表非公表
2017非公表非公表
2018非公表非公表
2019非公表非公表
2020非公表非公表

合格者最低点

年度1次/2次合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
20111次非公表400 
2次非公表400 
20121次非公表400 
2次非公表400 
20131次非公表400 
2次非公表400 
20141次非公表400 
2次非公表400 
20151次非公表400 
2次非公表400 
20161次非公表400 
2次非公表400 
20171次非公表400 
2次非公表400 
20181次非公表400 
2次非公表400 
20191次非公表400 
2次非公表400 
20201次非公表400 
2次非公表400 

一般選抜の傾向と対策

1 英語

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1読解内容真偽、同意表現、内容説明、テーマ、英文和訳、自由英作文
2読解欠文補充
3読解空所補充
4会話文同意表現、内容説明、空所補充
2019年度
大問番号項目内容
1読解内容説明、内容真偽、同意表現、テーマ、英文和訳、自由英作文
2読解欠文補充
3読解空所補充
4会話文同意表現、内容説明、空所補充
2018年度
大問番号項目内容
1読解テーマ、空所補充、内容真偽、同意表現、英文和訳、自由英作文
2読解欠文補充
3読解空所補充
4会話文空所補充、同意表現、内容説明
2017年度
大問番号項目内容
1読解テーマ、内容真偽、同意表現、英文和訳、自由英作文
2読解欠文補充
3読解空所補充
4会話文空所補充、同意表現、内容説明、テーマ
2016年度
大問番号項目内容
1読解テーマ、内容説明、同意表現、英文和訳、自由英作文
2読解欠文補充
3読解空所補充
4会話文内容説明、空所補充、同意表現

B 傾向

マーク式と記述式の併用である。大問の構成は、ここ数年ほぼ変わっていない。

大問1は長文総合問題で記述式とマーク式の両方の問題が出題されている。記述式の問題は、下線部和訳および30語程度の自由英作文であり、文章全体のテーマに関する意見・賛否が問われている。マーク式の問題では、書き換え(同意)、指示語、内容一致、空所補充、タイトルなどが問われている。また、近年の長文の内容は、医学系・科学系のものが多いが、文化的・社会的内容のものも出題されている。大問2は、2016年度以降、長文中の文の挿入位置を問う問題である。大問3は長文中の空所語句補充であり、グラフや表が置かれている。したがって、文章およびグラフや表の内容の読み取りを根拠にして解答を導かなければならない。大問4は会話長文で図や表が掲載されている。会話の内容および図や表の読み取りを根拠にした、空所補充問題や内容一致問題が出題される。

2020年度における長文の総語数は3,000語程度で、難易度は標準的であったが、60分間の試験時間に比して分量が多く、時間配分に気をつけないと得点が伸びない。

C 対策

大問1の自由英作文では要求される語数が少ないため、結論と根拠・理由の2文で構成、明確な内容とシンプルな表現をすることを心がけよう。書きたいことがあってもそのすべてを書く余裕(時間と語数)がないため、定型表現を予め準備し、それに乗せただけの無難な英文を作る練習をしておいた方が実戦的だろう。

大問2の文・パラグラフ整序、文挿入は、パラグラフ・文章の構造を把握することが前提となる。大問1の長文問題でも同様だが、普段からパラグラフリーディングを実践して、文やパラグラフの配置の特徴をつかんでおこう。

大問3、4のグラフ・図表は、細かな数値や情報を読み取る観察力が重要である。センター試験・英語(筆記)の大問4などを利用して演習を重ねておくとよい。

また、過去問演習では必ず60分という試験時間を守っておこう。効率よく時間を配分して、合格点を確実にとれるコツをつかむことが必要である。

2 数学

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1定積分と面積、極限曲線と\(x\)軸で囲まれる図形の面積和の極限
2微分法3次方程式の解、微分法の利用
3数列和の計算(\(S-rS\)の利用の繰り返し)
4数列と帰納法不等式を満たす自然数、数学的帰納法による不等式の証明
2019年度
大問番号項目内容
1数列\(a_n\)と\(S_n\)の関係、漸化式、\(\Sigma\)の公式
2図形と方程式、極限2直線と\(x\)軸で囲まれた部分の面積とその極限
3場合の数5つの数字から異なる4つの数字を並べてできる整数
4微分法極値をもつための条件
2018年度
大問番号項目内容
1微・積分法(数学Ⅱ)接する2次曲線と3次曲線、これらで囲まれる図形の面積
2ベクトル平面ベクトルの内積の最大、三角関数の最大
3数列、対数等比数列と和、常用対数の利用
4約数と倍数2次方程式の整数解
2017年度
大問番号項目内容
1微・積分法2つの放物線で囲まれる部分の面積の最大値
2図形と方程式3次方程式の解と係数の関係、軌跡
3整数の性質不定方程式
4確率、複素数平面反復試行、ド・モアブルの定理
2016年度
大問番号項目内容
1小問2問無理数の計算、指数の計算
2確率ガウス記号、場合の数、重複組合せと確率
3対数、数列対数の整数部分、群数列の和
4積分法三角関数の定積分、整式の値

B 傾向

出題分野は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲであり、数学Bは数列とベクトルである。数と式や微分・積分、それに確率がよく出題されている。ただし、2017、2018年度と数Ⅲからの出題は見られない。その反面、整数絡みの問題が毎年のように出題されている。また、数学Bの数列とベクトルはあまり出題されていなかったが、2018年度ではどちらも出題された。

出題形式は記述式であるが、答のみを求める問題も出題されることがある。問題文と解答欄が一体となっている。また、設問文にやや特徴があるので注意が必要である。さらに、標準的とはいえないような少し変わった設問文も見られることがある。

2020年度では、数学Bからの出題が2問あった。それ以外では数学Ⅱ・Ⅲからの微分・積分の内容であった。ベクトルは今年も出されなかった。やや、偏った出題である。

C 対策

まずは、教科書レベルを完璧にしよう。河合出版「チョイス新標準問題集」、Z会出版「チェック&リピート」、正高社「タイプわけによる理系の数学ⅠAⅡB」、「タイプわけによるNEW数学ⅠAⅡB」などを活用して、全分野について穴のない学力をつける。これらの問題集に取り組むときは、東京女子医科大学の数学が記述式であることを忘れずに意識しておく。しかし、計算の途中を全部書くのではなく、コンパクトに要領を得た答案作成を心がける。解答欄のスペースが限られていることに対応しなければならないからである。もちろん計算力と計算スピードにも十分注意しよう。

難問は出題されないが、難しそうに見えて、一見すると解答の糸口を見つけにくい問題が出題されることがある。そんな時でも、落ち着いて問題をよく検討すれば対応できることも多い。問題を見極める力を身につけることが大切である。

さらには、学研「数学ⅠAⅡB問題総演習」、河合出版「理系数学の良問プラチカ数学ⅠAⅡB」「理系数学の良問プラチカ数学Ⅲ」、数研出版「オリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ」などで十分である。当然であるが、過去問はしっかり見ておく。記述の出題は今後も続くと思われる。抜かりのないようにしたい。

3 物理

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1力学斜面上の物体の衝突・力学的エネルギー
2波動薄膜による光の干渉
3電磁気電場・磁場中の荷電粒子の運動
2019年度
大問番号項目内容
1熱力学気体の状態変化と熱効率
2力学単振り子と鉛直面内の円運動
3電磁気平行板コンデンサーと電気保存
2018年度
大問番号項目内容
1波動プリズムによる光の屈折・回折格子
2力学物体の斜方投射と空中衝突
3電磁気磁場中で電流が受ける力・仕事とエネルギー
2017年度
大問番号項目内容
1熱力学滑らかに動く断熱性ピストンで区切られた気体の状態変化
2力学バネを介した2物体の衝突
3電磁気抵抗とコンデンサーからなる交流回路
2016年度
大問番号項目内容
1力学滑らかな斜面上でのばねと一体となった物体の運動
2波動弦に生じる定常波と気柱の共鳴
3原子光電効果

B 傾向

出題範囲は「物理基礎・物理」の全範囲が対象となっている。大問3問の出題で記述式の問題が中心。グラフを描く、レンズの光路を作図する、力のベクトルを作図するなども含まれる。

2020年度は答のみの記述、および穴埋め式の記述となっていて、作図やグラフはなかった。今後の傾向となるかどうかは不明である。大問1は「力学」、大問2は「波動」、大問3は「電磁気」であるが、おおよそ見慣れた問題が多く、戸惑うようなことはない。ただ、高得点を狙うと、あちこちにハードルがあり、引っかかるようなつくりになっている。解けそうだからといって時間を使いすぎて失敗する可能性があるので、「しっかりと合格点をとる」ことを目指そう。

「力学」「電磁気」は殆ど必出であり、残りの1題が「波動」「熱力学」「原子」からとなるが、ここ数年、「波動」と「熱力学」が交互に出ていて、今年は「熱力学」か「原子」の可能性が高いのだが、こればかりは占いの域を出ない。

C 対策

レベル的には少々高めである。問題の内容が高度であるというよりも、質問の仕方に工夫がなされていて、そこに記述や論述の要素が加わるので、間違いやすくなる。論述部(導出過程)はできるだけ短く要点のみを書くくらいにしてちょうどよい。くれぐれもあれこれ書き過ぎないようにしたい。また、「問題文中にない物理量などを用いる際は定義して使用する」ような注意書きがあるが、実際にその作業が必要になることは殆どないので、積極的に何かを定義して解答づくりに励む必要はない。なによりも解答が正解でないと意味はない。導出過程は最小限でよい。

記述対策としては「模範解答にできるだけ近い答えをつくる」練習が必要である。問題を解いて、解答の確認をするときに、文字式の順番なども大事である。だいたい合っているからマル、という採点は要注意。記述の場合、必ず採点は人が模範解答を見ながら丸付けをする。模範解答と違う順番で書くと、 合っていてもバツがつくことがある。これも受験の技術の1つとして気を付けたい。

4 化学

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1総合周期表、気体の発生、電気伝導性、気体の発生量、有色の気体、ハロゲン、酸と塩基、酸化還元滴定、アルカン、結晶の溶解、中和反応とイオンの量的関係、炭酸水素ナトリウム、硫酸、エタノールとフェノール、高分子化合物
2A有機デンプンの加水分解、重合度
2B有機タンパク質
3理論・無機鉛蓄電池と硫酸銅(Ⅱ)水溶液の電気分解
4有機芳香族化合物の構造決定及び反応
2019年度
大問番号項目内容
1総合電子配置、状態図、滴定曲線、結晶、反応性、物質量、核酸、組成式、異性体、酵素、イオン化傾向、エチレン
2有機・理論イオン交換樹脂、高吸水性高分子
3理論硫化水素の電離定数とpH
4理論標準電極電位と酸化剤・還元剤
5有機・理論アセチレンの生成とその誘導体の性質・反応
2018年度
大問番号項目内容
1A 総合同位体、グラフ選択、浸透圧、結合エネルギー、合成高分子、アセチレンの性質、知識正誤問題
1B 理論電気分解
2理論反応速度計算、水上置換法計算
3有機油脂、脂肪酸
4A 有機芳香族化合物構造決定
4B 有機アルコールの異性体と反応
2017年度
大問番号項目内容
1総合NH3発生実験、濃度、物質の性質と反応、電池、熱化学方程式、電子配置、反応速度式、異性体
2理論平衡の移動、反応と量的関係、全圧と分圧
3有機・理論多糖類の構造・性質・反応
4有機・理論芳香族化合物の分離と反応
5有機・理論アミノ酸の等電点と電気泳動、イオン交換樹脂による分離
2016年度
大問番号項目内容
1総合化学の基本法則、濃度の換算、平衡反応での生成物の割合と圧力・温度、酸化力の大小、混合気体の燃焼、正誤問題、物質の処置と操作、状態図、芳香族化合物、高分子化合物、電気分解、脂肪酸の融点
2理論・無機二酸化炭素の性質・反応・生成、中和滴定
3有機・理論脂肪族化合物の構造決定と反応
4有機タンパク質、核酸、アミノ酸

B 傾向

選択式と論述式の出題となっている。大問1の正誤をすべて選ぶ問題はやや難易度が高く、無理に全問正解を目指して時間を使いすぎないように。わからない問題が2、3問程度であれば、その問題を後回しにするとよい。短時間で確実に解答できる問題から手をつけていくのが得策である。グラフの概形を選択する問題が頻出であるので、現象を理解した上で教科書に載っているグラフを学習しておくこと。大問3以降では用語や化学反応式、構造式を訊かれるため、単純暗記ではなく1つ1つの現象を理解する必要がある。フェーリング反応やヨードホルム反応などの有名反応を書かせる問題など、有機分野は例年かなり重視されている。大問1つが天然高分子化合物または合成高分子化合物で構成されていることが多いので教科書の後半部分まできちんと学習しておこう。答を選択肢から選ぶ計算問題では最後まで計算する必要はなく近い値を選べる。答のみを記す形式では有効数字の処理に注意する。生物に関係のある、溶液の濃度・凝固点降下・浸透圧の出題が目立つ。

2020年度も例年通り大問1が小問集合であった。問14のフェノールに消毒殺菌作用があることは教科書に記載されている事項であるが、普段その事柄がテーマになることはほとんどないので難しく感じたかもしれない。問15は高分子化合物がテーマの問題であったが知識問題は手薄になりがちであるのでこれに関しても教科書を熟読して対処できるようにしておきたい。大問2はAがデンプン、Bがタンパク質に関する問題であった。Aは問18のグラフを選ぶ問題は濃度が減少することで色が薄くなることはすぐに分かるが、減少の仕方で迷うかもしれない。アミラーゼはグリコシド結合の場所に関係なく作用する酵素なのでカのような直線的な変化は起こらないこととマルトースのみが存在することを合わせて考えて解答を導ける。Bはタンパク質に関する出題であるが、問24の電気泳動に関する問題は他大学においても頻出の問題である。pHにおけるアミノ酸の電離状態を正確に把握できるようにしておこう。大問3は鉛蓄電池と水溶液の電気分解に関する出題であった。基本事項が問われている問題であったので完答を目指したい。大問4は構造決定問題であった。炭素数の少ない構造決定問題は全て書き出して条件に合致するものを見つけていく方が結果的に短時間で解答できる。本問もそのタイプの問題である。

C 対策

理論は正確な計算力を身につけ、無機では試薬の製法と性質、気体の発生反応、沈殿形成の陽イオンと陰イオンのペアなどをまとめて覚えること。有機では問題集で化合物の構造決定問題を数多く練習しておく。分子式の横には不飽和度を記すようにすると構造を絞り込みやすくなる。難易度の高い構造決定問題では分子式どうしの足し算・引き算によって未知の化合物の分子式が決定できることが多い。ベンゼンの配向性について理解しておくと、芳香族化合物の知識整理が楽になる。生体高分子、合成高分子分野についてはデータベース化が必要である。官能基は色ペンで囲って構造と性質の関係も理解しておくこと。例えば6、6-ナイロンではアミド結合は赤ペンで四角く囲って、アミド結合部分の分子量が43であることは覚えておく。すると残りはメチレン基が10個であることがわかり、繰り返し単位の分子量は43×2+14×10 = 226とスマートに計算できて解答に要する時間を短縮できる。分子構造と高分子化合物の特徴・用途は関連付けて覚えるように。難易度の高い問題でも解答できるように、自己流でレイアウトを工夫し、途中計算にも単位をつけて練習する。得点率80%を目標にしよう。毎年必ず、小問集合で正誤問題が出題されるので教科書の熟読によって対処できるようにしておきたい。岩手医科大学、帝京大学の過去問も対策に使えるだろう。

5 生物

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1動物の反応、生殖と発生、有性生殖目の形成と構造、視物質、色覚異常の伴性遺伝(計算)
2遺伝情報DNA複製、半保存的複製、DNA鑑定
3体内環境心臓の血液循環、血液の役割、体温調節
4進化、系統と分類、代謝生物の誕生、3ドメイン説、ルビスコ(計算)、カルビンベンソン(計算)、光合成細菌の逆行型クエン酸回路
2019年度
大問番号項目内容
1動物の反応神経系と受容器、効率器、神経と再生
2体内環境動物の体に含まれる水分量と血液の循環
3生殖・発生減数分裂と遺伝現象
4生殖・発生伴性遺伝と遺伝子頻度(計算)
5進化・系統分子系統樹、地質時代の代表的な生物の進化
2018年度
大問番号項目内容
1代謝発酵と呼吸(計算)
2動物の反応動物の行動、サーディアンリズム、神経系
3総合系統、単為生殖、フェロモン
4植物の発生・有性生殖被子植物の生殖、コケ、シダの生活環、遺伝(計算)
5遺伝情報DNAの複製(計算)
2017年度
大問番号項目内容
1体内環境免疫のしくみ、自然免疫の遺伝、獲得免疫におけるリンパ球成熟
2動物の反応神経伝達物質と神経毒の働き、神経細胞の構造、生物濃縮
3総合光屈性のしくみ、動物のホルモン、視細胞
4生殖・発生両生類の発生の過程、原基分布図、中胚葉誘導のしくみ
2016年度
大問番号項目内容
1生殖・発生、遺伝情報減数分裂、単為発生
2生態生態系における有機物の物質収支
3動物の反応、細胞シナプスにおける伝達の仕組み
4動物の反応反射と慣れ、慣れの仕組み
5遺伝情報血液型の遺伝と酵素の生成

B 傾向

2020年は大問4題であった。2019年度は大問が5題あるが問題数自体は変化がなく、迅速な処理能力を求められている点も例年通りである。選択問題が多かったのも特徴であろう。今年は大問3が体内環境をテーマにした三部構成の問題、大問4が分野横断的な二部構成の問題であった。選択肢の多さは相変わらずであり、8つの選択肢の中から一つ選べ、すべて選べという取捨選択に困る問題も、以前よりも少なくなったとはいえ散見された。テーマとしては動物の反応、体内環境、遺伝情報という頻出の分野が今回も多く出題された。

空欄補充問題、用語問題、文章の正誤問題、計算問題、論述問題、図・表を読みとる問題、実験考察問題がバランスよく様々な出題形式が織り交ぜられている。

毎年医学分野からの出題が多いが、今年は光合成分野からの出題があった。知識云々というよりリード文を読み取って考察する類の問題であったため、考察力が問われた問題といえよう。また、昨年も異化の問題が出題されたが、今年は逆行型クエン酸回路というテーマで同じく考察力を問う問題が出題された。進化・系統と分類も二年連続で出題されたが、今回は解答しやすい問題であった。時間が足りなくなることが多いので、すべての問題文に目を通して、解くべき問題と捨てる問題を見極め、迅速に処理していくことが重要である。

C 対策

東京女子医科大学の問題は典型的な問題というのは少なく、その場でいかに問題文を読解できるかに重点が置かれている試験問題である。したがって基本的な知識は早々に身につけて、思考力や読解力を鍛えられるような問題集に早い段階から取りかかった方がよい。とはいえ、細かな知識が出題されることもあり、正誤問題は全ての正誤が分かっていないと正解にたどり着けない問題も多いので、教科書レベルの知識は確実にしておくことも大事である。特に、欄外の小文字で書かれているところやプラスアルファの部分、実験史などに目を通しておくとよいだろう。また、設問数が多く、文章も極めて長いので試験時間中に時間切れとなる可能性が高く、問題を冷静に取捨選択して各設問を効率よく短時間で解く能力を身に着けるには考察型の医学部の過去問を利用するとよいだろう。北里大学の過去問などが同じような力を養うことができると思われる。日大も毎年リード文を正確に把握する力が必要な問題も出題されるので、練習にはちょうど良い。そして過去の女子医の問題も遡れるだけ解いてみよう。案外進化の分野など似たような知識が散見される。過去問を解いたときは必ず振り返りを行おう。時間的に余裕はあったか、ケアレスの有無、何故できなかったのか、分析をして改善点を見出していこう。

小論文・面接

1 小論文

  • 制限時間は適性試験と合わせて60分です。
  • 文章を読んで自分の意見を述べる問題が出題されています。
  • 1次試験で実施されますが、評価については2次試験の際に使用されます。

過去の出題例

  • 子宮頸がんワンクチンの副作用等についての文章を読み、子宮頸がんワクチンを打つことに賛成・反対・中立のどれかの立場を選び論じる。
  • 卵子凍結に関する資料文を読み、賛成・反対・中立のいずれかの立場で論じる。
  • 骨髄バンクドナー登録を呼びかける文章を読んだ兄がドナー登録を考えているが、両親は反対しているという状況で、自分は賛成か反対かを論じる。

2 面接

面接の形態個人面接(面接官3人に対し受験生1人)
面接時間10~15分(面接の前に併願校を記入する調査があります)
質問例東京女子医科大学を志望する理由
医師を志望する理由
東京女子医科大学の特徴的な教育法とは
女子校の長所と短所
女性が医師として仕事をする上での利点とは
自分の長所と短所
自分が医師に向いていると思うところは何か
クラブ活動やボランティア活動について(苦労したこと等)
友人について
尊敬する人物
医師を志すにあたって影響を与えた人物
最近の医療関係のニュースで気になるもの
手助けしたいと感じた具体的エピソード
趣味
理想の医師像
医師に必要な資質とは
併願校や昨年度の受験校について
入学後にしたいこと
浪人して得たもの
女性として社会に貢献してく際にどのような努力をするか

学納金等

学納金

6年間計45,340,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
入学金2,000,000円 
授業料2,800,000円2,800,000円
施設整備費2,000,000円2,000,000円
実習費1,200,000円1,208,000円
教育充実費3,300,000円800,000円
合計11,300,000円6,808,000円

諸会費等

6年間計874,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
学友会入会金6,000円 
学友会会費7,000円7,000円
父母会費80,000円80,000円
至誠会準会員会費56,000円58,000円
合計149,000円145,000円

医師国家試験合格者数及び合格率

総数新卒既卒
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
第115回(2021年3月16日発表)11911710690.6%1091079992.5%1010770.0%
第114回(2020年3月16日発表)12011810992.4%1061069892.5%14121191.7%
第113回(2019年3月18日発表)12312210989.3%11311310492.0%109555.6%
第112回(2018年3月19日発表)11511510692.2%1031039697.1%12121083.3%
第111回(2017年3月17日発表)11811810689.8%1061069892.5%1212866.7%
第110回(2016年3月18日発表)12312311190.2%11111110291.9%1212975.0%