• プロ講師・現役東大生による完全個人指導塾&家庭教師派遣

受験や学習に関するお悩み、まずはご相談ください。(年中無休)フリーダイヤル 0120-3150-549:00~22:00[月~土曜日]
9:00~18:00[日曜日]

愛知医科大学

2021年度 入試概要

一般選抜

募集人員約65名

試験科目・時間・配点

1次試験外国語(80分・150点)
コミュニケーション英語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ、英語表現Ⅰ・Ⅱ
数学(80分・150点)
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B(「数列」「ベクトル」)
理科(100分・200点)
以下のうちから2科目選択
物理基礎・物理(「原子」を除く)
化学基礎・化学(「合成高分子化合物」を除く)
生物基礎・生物(「生態と環境」を除く)
2次試験小論文(60分・5段階評価)
面接(個人面接・5段階評価)

大学入学共通テスト利用選抜(前期)

募集人員約15名

試験科目・時間・配点

1次試験
(大学入学共通テスト)
外国語(200点)
「英語【リーディング】【リスニング】」
※リーディングを160点満点、リスニングを40点満点に換算。
国語(100点)
「国語(近代以降の文章)」
数学(200点)
「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」
理科(200点)
「物理」「化学」「生物」から2科目選択
2次試験面接(個人面接・5段階評価)

大学入学共通テスト利用選抜(後期)

募集人員約5名

試験科目・時間・配点

1次試験
(大学入学共通テスト)
外国語(200点)
「英語【リーディング】【リスニング】」
※リーディングを160点満点、リスニングを40点満点に換算。
国語(200点)
「国語」
数学(200点)
「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」
理科(100点)
「物理」「化学」「生物」から1科目選択
※2科目受験した場合は、高得点の1科目が利用されます。
地歴公民(100点)
「世界史A」「世界史B」「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」「現代社会」「倫理」「政治・経済」「倫理、政治・経済」から1科目選択
※2科目受験した場合は、高得点の1科目が利用されます。
2次試験面接(個人面接・5段階評価)

過年度入試結果

一般選抜

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
2021652,2442,179445181243942757.9
<1,405><1,363><299><118><167><52><170><8.0>
(839)(816)(146)(63)(76)(42)(105)(7.8)
2020652,3602,304432183236592429.5
<1,485><1,444><305><123><171><42><165><8.8>
(875)(860)(127)(60)(65)(17)(77)(11.2)
2019652,3822,3144281642541373017.7
<1,482><1,428><291><105><180><85><190><7.5>
(900)(886)(137)(59)(74)(52)(111)(8.0)
2018651,9761,875402160210582188.6
<1,271><1,198><290><110><158><38><148><8.1>
(705)(677)(112)(50)(52)(20)(70)(9.7)
2017652,1332,000415146239662129.4
<1,443><1,336><292><88><179><42><130><10.3>
(690)(664)(123)(58)(60)(24)(82)(8.1)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
20215022527518.281.8100.0
20202621624210.789.3100.0
20193027130110.090.0100.0
20182219621810.189.9100.0
20172718521212.787.3100.0

合格者最低点

年度合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
202126250052.40%最高点406点(81.20%)
202028150056.20%最高点387点(77.40%)
201926450052.80%最高点399点(79.80%)
201830450060.80%最高点429点(85.80%)
201728550057.00%最高点420点(84.00%)

大学入学共通テスト利用選抜(前期)

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
202115713705251318450818.7
<393><388><141><14><45><28><42><9.2>
(320)(317)(110)(17)(39)(22)(39)(8.1)
20201595594728535105266115.5
<543><539><168><23><60><13><36><15.0>
(412)(408)(117)(12)(45)(13)(25)(16.3)
2019159669542513785549110.5
<551><543><136><19><46><27><46><11.8>
(415)(411)(115)(18)(39)(27)(45)(9.1)
2018158778682453261114320.2
<500><494><158><20><38><5><25><19.8>
(377)(374)(87)(12)(23)(6)(18)(20.8)
20171578877827431101215215.0
<457><450><146><16><56><6><22><20.5>
(331)(328)(128)(15)(45)(15)(30)(10.9)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
202119628123.576.5100.0
202012496119.780.3100.0
201918739119.880.2100.0
20187364316.383.7100.0
20178445215.484.6100.0

合格者最低点

年度合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
2021非公表700合格者平均点 598.0点(85.43%)
2020非公表700合格者平均点 601.9点(85.99%)
2019非公表700 
2018非公表700 
2017非公表700 

大学入学共通テスト利用選抜(後期)

概要

上段は全体、中段< >は男子、下段( )は女子の数値です。

年度募集人数志願者数受験者数
A

1次試験合格者数

2次試験

倍率
A/B

正規合格者数
補欠者数

最終合格者数
B=①+②

人数うち繰上合格者数
202156362425208134.8
<35><35><22><5><7><2><7><5.0>
(28)(27)(20)(0)(13)(6)(6)(4.5)
202056865465225106.5
<40><39><27><2><12><2><4><9.8>
(28)(26)(19)(3)(10)(3)(6)(4.3)
201956967465236116.1
<45><43><26><3><14><3><6><7.2>
(24)(24)(20)(2)(9)(3)(5)(4.8)

最終合格者内訳

年度人数構成比率(%)
現役1浪2浪3浪4浪以上
その他
合計現役1浪2浪3浪

4浪以上
その他

合計
20212111315.484.6100.0
2020371030.070.0100.0
2019381127.372.7100.0

合格者最低点

年度合格者最低点
A
満点
B
得点率
A/B
備考
2021非公表800合格者平均点 685.0点(85.63%)
2020非公表800合格者平均点 681.0点(85.13%)
2019非公表800 

一般選抜の傾向と対策

1 英語

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2語彙語の定義
3文法・語彙語句整序
4文法・語彙欠語句補充
5読解空所補充、内容真偽
6読解空所補充、内容真偽
7読解空所補充、語句整序、同意表現、内容真偽
2019年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2語彙語の定義
3文法・語彙語句整序
4文法・語彙欠語句補充、欠文補充
5読解空所補充、内容真偽
6読解内容説明、空所補充、語句整序、内容真偽
7読解内容説明、空所補充、語句整序、同意表現、内容真偽、テーマ
2018年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2語彙語の定義
3文法・語彙語句整序
4文法・語彙欠語句補充
5読解空所補充、内容真偽
6読解内容説明、空所補充、語句整序、内容真偽
7読解内容説明、空所補充、語句整序、同意表現、内容真偽
2017年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2語彙語の定義
3文法・語彙語句整序
4文法・語彙欠語句補充
5読解空所補充、内容真偽
6読解同意表現、空所補充、語句整序
7読解指示語、空所補充、語句整序、内容真偽
2016年度
大問番号項目内容
1文法・語彙空所補充
2文法・語彙欠文(語)補充
3読解空所補充、語句整序、内容真偽
4読解空所補充、語句整序、同意表現、内容説明
5文法・語彙語の定義
6文法・語彙語句整序

B 傾向

全問マーク式である。以前はマーク式と記述式の併用型だったが、2016年度は記述式のみ、さらに2017年度以降は全問マーク式となった。

大問の構成は、2017年度以降ほぼ同じである。大問1は、日本語訳が与えられている会話文中の空所語句補充問題。大問2は、英語の説明から、スペリングの一部が与えられている単語を答える問題。大問3は、日本文が与えられている整序英作文。大問4は、短い文章に対する語句挿入問題で、最大で8個と選択肢が多い。大問5・6・7は長文総合問題で、空所補充、整序英作文、指示語、同意表現、内容一致・不一致問題など様々な形式が出題されている。2018年度には図表を含む問題もあった。近年の長文の内容は、医系・科学系以外に、文化的・社会的内容も出題されることが少なくない。かなり抽象的な内容の場合もある。

C 対策

全問マーク式となった2017年度以降は、記述式だった2016年度よりも量が増加した。また、質的にも難易度が上がっている。全体的に、しっかりした文法・単語・熟語の知識と、正確な読解力が必要である。文法・語彙に関する問題は、基本的な知識を問う問題もあるが、一般的でない設問形式の問題もあり、選択肢の個数が多く解くのが煩雑で消去法を使いづらい。過去問で、設問形式に慣れておくことが望ましい。また、長文は、正誤問題だけでなく空所補充問題も、しっかりと文脈をつかまないと選択肢が選べない。いずれにしても、基本的な問題は落としてはならない。そのうえで知識や技術の表面ではなく本質まで掘り下げた骨太な力が必要だ。

2 数学

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1小問8問(1)2次関数の最小値
(2)データの分散
(3)複素数の平方根
(4)多項定理
(5)放物線の接線
(6)関数の極限(微分係数の定義)
(7)等比数列
(8)定積分(三角関数)
2対数余事象の確率、常用対数の利用
3数列円、双曲線で囲まれる領域内の格子点の個数
4空間ベクトル平面と球面の交わりの円、球面と三角形が共有点をもつ条件
2019年度
大問番号項目内容
1小問3問(1)整式の除法、和の計算
(2)因数分解とその応用
(3)トーナメントの確率
2微・積分法3次関数の増減、値域、3次関数の定積分の値域
3微分法双曲線、三角形の面積とその最大値
2018年度
大問番号項目内容
1小問3問(1)2次方程式の整数解
(2)確率と極限
(3)対数を含む分数関数、不等式、不定積分、定積分とその最小値
2定積分と不等式区分求積法の応用、数列の和の整数部分
3ベクトルと図形平面に接する球面、平面に下ろした垂線、軌跡
2017年度
大問番号項目内容
1小問3問(1)対数で表された数の大小
(2)分数関数の逆関数
(3)2変数の2次式がつねに正となる条件
2整数\(n\)進法の等式を満たす\(n\)、3次方程式
3確率と漸化式カードの確率、漸化式
4ベクトル・積分空間内の三角形の面積(ベクトル)、区分求積法
2016年度
大問番号項目内容
1整数場合の数と整数の和
2数列連立漸化式
3図形と方程式直線の通過領域
4複素数平面複素数平面上の図形

B 傾向

出題範囲は数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲで、数Bは数列とベクトルである。ベクトル、数列と極限、それに微分・積分、つまり数学BとⅢからの出題が多い。また、確率もよく出題されている。

また、2016年度までは、全問記述形式であったものが、2017年度からは最初の大問1が答えのみを問う内容となった。他の大問はこれまで通り、記述形式で計算の過程も記述する標準的な問題である。記述答案としてはまとめにくいものも見かけるが、全体としては標準的な入試問題をしっかりやっておけば十分対応できる。近年は難問・奇問は姿を消した。ただし、場合分けをして求める問題も出されることや、計算がやや面倒な問題や証明問題が出されることを考慮すると、標準以上の学力が求められる。流れとしては年々少しずつ平易になっているようであり、2019年度はさらに易化が進んだ。ところが、2020年度では、問題数も4問と回帰して、かつ、全問記述形式となりやや難化した。初めの2問は基本レベルであるが、残りの2問は、図が不可欠であり易しくない。

C 対策

典型的な入試問題が解けるようになることを目指して、標準的な入試問題が収録されている問題集で徹底的に演習しよう。その際、記述を簡潔にまとめることも意識して解くことを忘れてはならない。いわゆる難問・奇問は出題されないから無視してよい。また、図やグラフも使うように心がけよう。

2017年度から答のみを問う出題が出ているが、その後も続いている。問題集としてはとりあえず、河合出版「チョイス新標準問題集」、正高社「タイプわけによる理系の数学ⅠAⅡB」など、解答が詳しいものを用いて標準学力を身につけよう。

大問1以外は記述式であり、80分という試験時間内に全てを解き切ることはやや厳しい。さらに、学研「数学ⅠAⅡB問題総演習」、河合出版「理系数学の良問プラチカ数学ⅠAⅡB」、数研出版「オリジナル・スタンダード数学演習Ⅲ」、Z会出版「理系数学入試の核心 標準編」などを活用して学力をより上げる。なお、最近は易化傾向にあるので、合格ラインはかなり高いと覚悟して、ミスを犯さないようこころがけることが大切である。問題数も含めて出題形式も固定しないが、全問記述とみなして対処しておこう。

3 物理

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1力学面積速度が保たれる円運動
2電磁気電流回路、電位差計
3原子光電効果、単位
2019年度
大問番号項目内容
1力学水面に浮く異型物体の浮力、単振動
2熱力学断熱変化を含む熱サイクル
3電磁気ホール効果
2018年度
大問番号項目内容
1力学斜面上で力をおよぼし合う2物体の運動
2複合光の屈折・水素原子モデル・光と音のドップラー効果
3電磁気2種の非オーム抵抗を含む直流回路
2017年度
大問番号項目内容
1力学斜面上の物体の運動
2波動弦の振動
3電磁気・原子電場中の点電荷の運動、点電荷の波動性
2016年度
大問番号項目内容
1力学重心から見た2物体の衝突
2波動ドップラー効果、干渉
3電磁気コイルを含む直流回路
4原子X線の発生

B 傾向

出題範囲は、「物理基礎・物理」からの全範囲となっている。大問3題で「力学」「電磁気」は必出である。他の大問は「熱力学」「波動」「原子」のいずれか、または組み合わせによる「複合問題」というつくりになっていることもある。難易度は標準的であるが、一部見慣れない内容となっていることがある。そこで意外と時間がかかることになり、時間は50分であるが、あまり余裕はない。ある設問がわからなくても、次の問題は解けるケースはよくあるので、しっかりと全体像をみたい。

2020年度入試の概要は次のとおりである。大問1は「力学」で、円運動である。面積速度が一定になることが示されているので解きにくくはないが、珍しい設定である。大問2は「電磁気」で、「電位差計」に関する問題だが、教科書の図と異なる回路となっているために、はじめは戸惑うかもしれない。大問3は「原子」で内容は「光電効果」なのだが、国際単位系の基準の変更に触れ、難化を図っている。

C 対策

比較的解きやすい問題が多いので、典型的な標準問題を黙々と練習することで対応できる。特別な訓練は必要ない。大問の中で設定や流れが変わることが多いが、それが単元の切り替わりのタイミングだったりする。常に単元を意識して、類題や公式を思い浮かべながら自分で流れをつくっていくとよい。

練習量は多いほうが良いのだが、目安は基礎から中程度の問題を400~500問程度である。教材はセミナー物理やリードαなど、問題数が多く、ほとんどの出題形式を網羅しているものがお勧めである。また、教科書の内容を隅々までおさらいしておくことも重要だ。特に高校で入試演習に重きを置き、ほとんど教科書を使っていなかった諸君は重要な内容が抜け落ちている可能性がある。例えば、「摩擦角」「マイヤーの関係」「渦電流」「ラザフォードの原子模型」などが説明できない人は必ず教科書に目を通しておこう。

4 化学

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1理論電離平衡、緩衝液
2有機油脂、芳香族化合物
3有機合成高分子化合物
2019年度
大問番号項目内容
1理論酸化還元とCOD
2有機・理論有機化合物の構造と性質、元素分析、C8H11O2の構造決定、発熱量、燃焼反応の反応量
3理論・有機浸透圧の現象、アミロースとアミロペクチン
2018年度
大問番号項目内容
1理論周期表とグラフ、格子エネルギー熱化学計算
2理論指示薬とpH、ヘンダーソンの式、中和滴定
3有機元素分析、糖類、アミノ酸
2017年度
大問番号項目内容
1理論CO2の溶解度、CO2の電離平衡
2無機・理論ハロゲンの性質、HIの分解と反応速度、化学平衡、同位体の交換反応
3有機・理論元素分析、構造決定、収率計算
4有機・理論高分子化合物の性質、ポリスチレンの計算
2016年度
大問番号項目内容
1無機アンモニアの性質と反応、錯イオン、無機工業化学
2理論濃度平衡定数と圧平衡定数、N2O4とNO2の平衡反応
3有機・理論薬品の化学構造と性質、アミノ酸の異性体、イオン交換樹脂と中和滴定
4有機・理論フルクトースとスクロースの構造と性質、セルロースの誘導体

B 傾向

試験時間に対して問題量はやや多いが、難易度は標準で良問が多い。記述式であり、用語・反応式などの正確な知識と理解力、正確な計算力が要求される。計算問題は濃度、溶解度、気体、滴定、pH、熱化学、化学平衡、元素分析計算と幅広く、特に気体と化学平衡に関しては応用問題まで解けるように練習を重ねておく必要がある。理論化学・無機化学・有機化学・高分子化学から偏りなく出題される。語句の穴埋めや化学反応式を書く問題は短時間で答えられるが、一方で計算問題や有機化合物の異性体数を答える問題は計算処理や場合分けにある程度の時間が必要である。時間配分に気をつけよう。ここ数年、ペプチド、多糖類、および合成繊維に関する計算問題が出題されている。糖類、アミノ酸、合成高分子化合物は名称と構造を正確に覚えると共に、重合体の重合度や両末端の構造を意識した計算に慣れておくように。

2020年度は大問1が電離平衡に関する出題であった。内容は弱塩基の電離度、緩衝溶液のpHの算出と見慣れたものであったので完答しておきたい。大問2は油脂に関する出題であったが、(3)の脂肪酸の生成割合を求める問題がやや計算が大変であった。大問3は合成高分子化合物に関する出題であるが、最後に学習する単元であるために対策が手薄になりがちである。この分野もよく出題されるので教科書傍用問題集を用いて知識を定着させておこう。

C 対策

初見の問題が若干あるが、大半は受験化学の基礎~標準問題レベルである。教科書・資料集・参考書で要点を整理してから「セミナー化学基礎・化学」、「化学重要問題集」などの問題集のどれか1冊を2周する。夏以降は私立大医学部の過去問を中心に演習を繰り返す。10月からは試験時間を意識して練習しておくと、本番での時間配分に慌てることがない。第一志望の大学であれば過去7年分、それ以外の受験予定校は過去3年分ほど取り組むことで、傾向と対策をつかもう。計算分野では小手先のテクニックや公式丸暗記ではなく、現象を理解したうえで単位に気をつけながら丁寧に計算する。四則演算を工夫してより短時間で解答できる計算処理能力を身につけておきたい。化学反応式も丸暗記ではなく、特に酸化還元反応式は半反応式から導き出せるようになっておく。無機・有機分野の知識に関してはがむしゃらに問題を解くのではなく、要点をノートにまとめて情報のインプットを済ませてから問題集でのアウトプット練習に移り、再びインプットを改善するとよい。得点率75~80%程度を目指そう。

5 生物

A 出題内容

2020年度
大問番号項目内容
1体内環境肝臓、血液凝固、血糖濃度の調節
2遺伝子体細胞分裂、細胞周期(計算)
3体内環境、生殖と発生、遺伝情報心臓の作り、器官形成、遺伝子組み換え技術
2019年度
大問番号項目内容
1総合葉緑体の構造、植物ホルモン、細胞分画、電気泳動
2生殖と発生発生における遺伝子発現調節、ABCモデル
3体内環境・遺伝情報循環系、血球の分化、獲得免疫、遺伝子発現調節
2018年度
大問番号項目内容
1系統動物の系統、発生
2体内環境・細胞体液性免疫(考察)、酵素
3動物の反応神経伝達、筋収縮(計算)
2017年度
大問番号項目内容
1遺伝情報遺伝子の発現に関する実験、タンパク質輸送、DNAの構造
2動物の発生ウニの受精の仕組み、DNA量の変化、マウスの形態形成、卵割様式、幹細胞
3有性生殖、動物の反応色覚異常、伴性遺伝、Ⅹ染色体の不活性化、錐体細胞 
2016年度
大問番号項目内容
1遺伝情報複製フォーク、岡崎フラグメント、テロメア
2代謝呼吸と発酵、キューネ発酵管、エネルギーの利用効率
3動物の反応耳の構造と働き、脳の働き
4生殖・発生ニワトリとイモリの四肢の発生と再生実験

B 傾向

記述式。今までも生態系の問題は殆ど出題されていなかったが、2021年度の試験範囲では「生物」の「生態と環境」分野が正式に出題範囲から外された。これはコロナ感染症の影響に伴う学業の遅れに対する救済策とのことである。

例年、語句・短文の空欄補充問題、語句・文章選択問題、30~50字程度の論述問題、計算問題、実験考察問題、図・表の読みとり問題、描図問題と多岐に渡って出題されている。大問3問構成で時間も50分と短い割には解答が多岐に渡っている為、時間的な余裕はないだろう。知識問題など基本レベルの問題は迅速に解く必要がある。また、論述問題も、教科書に書かれているレベルなので、失点すると命取りである。2019年度からの流れで分野間をまたぐ単元横断型の問題が出題された。計算問題は、一題出題されたが、標準的な問題である。

出題内容は、体内環境が多かったと思われるが、全体として本大学らしい問題であったと言えよう。2018年度以前は例年出題されていた動物の反応は2020年度も出題されなかった。

C 対策

「生態とその環境」分野の出題が2020年度は外されたとは言え、今までもほぼ出題されていなかったので問題の傾向に変化はあまりないと思われる。問題のベースは教科書の内容なので、まずは基礎固めが大事である。教科書の太字のところを中心に自分の言葉で説明できるようにすること。1行から3行程度で書けるようになると、正確さも増すだろう。あやふやなままの記述は減点の対象になるか、最悪点がもらえない可能性も高い。一方、教科書のコラムのような細かいところまで出題されることがあるので、図説も用いて、幅広い知識を身につけておくことが大事だ。数問含まれる難易度の高い問題は、標準問題精講のような発展的な入試用の問題集を用いて学習するとよい。、最初は時間をかけてゆっくり全てを自分の力で理解するように問題を解き、慣れてきたら徐々に時間制限を短くしていって、短時間で解答するスキルを身に付けよう。

計算問題は比較的出題が少ないが落とすと命取りなので、標準的な問題集の計算部分をしっかり押さえるとよい。数年前までの難しい問題にも一度は触れておいた方がよいので、赤本などで過去問題にもチャレンジしてみよう。

小論文・面接

1 小論文

  • 最近は、テーマが与えられ、自分の考えを述べる問題が出題されています。制限時間は70分で字数は800字です。
  • 制限時間は60分、字数は600字です。

過去のテーマ例

  • 死に対して過剰に恐怖心を持つ医学部志望者からの相談
  • 「私は自分の本当の気持を周りの大人に言わない子供だった。なぜなら」で始まり、「だから私は今でも本当の気持をほとんど言わないことにしている。」で終わるストーリー
  • WHY PEOPLE BECOME UNHAPPYというタイトルの下に11個のイラストがあり、その中からもっとも共感できないものを選ぶ
  • 壺の精にどのような願いを願うのかというストーリー(ただし、この壺の精は100万円ほしいと言われたら、他の人から100万円を盗むというやり方で願いをかなえる)
  • 「昨夜猫を轢き殺したるわれにして人の規則に許され働く」という短歌
  • 遺産相続の配分を思い通りにすれば借金を返済でき、また実際にそうできる可能性が高い状況にいるというストーリー
  • 若手の俳優志望者に生きたニワトリの首を実際に切らせることによって俳優としての育成を図るというストーリー

2 面接

面接の形態個人面接(面接官3人に対し受験生1人)
面接時間20~30分
質問例愛知医科大学を志望する理由
医師を志望する理由
自分の長所と短所
自分が医師に向いていると思うところは何か
クラブ活動やボランティア活動について(苦労したこと等)
友人について
尊敬する人物
医師を志すにあたって影響を与えた人物
最近の医療関係のニュースで気になるもの
趣味
理想の医師像
医師に必要な資質とは
併願校や昨年度の受験校について
入学後にしたいこと
浪人して得たもの
写真や絵が提示され、そのタイトルをつけるとともに、その理由を質問されることがあります
数学の問題を解いて面接官に解説をするよう求められることがあります
自分を文房具に例えると何か、一日だけ他の人になることができるとすれば誰になりたいか、といった少し変わった質問をされることがあります

学納金等

学納金

6年間計34,200,000円
項目初年度次年度以降(毎年度)
入学金1,500,000円 
授業料3,000,000円3,000,000円
教育充実費2,700,000円1,200,000円
施設維持費1,000,000円1,000,000円
合計8,200,000円5,200,000円

諸会費等

項目初年度次年度以降(毎年度)
同窓会費150,000円 
合計150,000円0円

医師国家試験合格者数及び合格率

総数新卒既卒
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
出願
者数
受験
者数
A
合格
者数
B
合格率
B/A
第115回(2021年3月16日発表)13112211594.3%11810910798.2%1313861.5%
第114回(2020年3月16日発表)12911910689.1%1141049894.2%1515853.3%
第113回(2019年3月18日発表)13011810488.1%11810710194.4%1211327.3%
第112回(2018年3月19日発表)14812911790.7%12710810395.4%21211466.7%
第111回(2017年3月17日発表)1371139281.4%1241008585.0%1313753.8%
第110回(2016年3月18日発表)12811410188.6%113999292.9%1515960.0%