2018年11月20日
  • 完全個別指導塾&家庭教師派遣の東大螢雪会

国公立大学医学部入試動向

平成30年度 国公立大学医学部入試動向

表1 平成28〜30年度国公立大学医学部一般入試志願者数
28年度 29年度 30年度
前期日程志願者数(ア) 18,342 18,093 17,064
後期日程志願者数(イ) 10,073 9,927 8,969
総志願者数(ア)+(イ) 28,415 28,020 26,033

ここのところ、国公立大学医学部の一般入試の志願者数は減少しており、平成30年度入試では前年度と比べて約2,000名減少しています。受験者数は減ったものの、合格に必要な学力は全く変わっていません。成績上位層の受験生が減ったのではなく、下位層の受験生が減ったと見るべきなのかもしれません。いずれにせよ、合格を確実に勝ち取るためには、東大理Ⅰ、理Ⅱといった理系トップレベルの大学に合格するのに匹敵するぐらいの学力が必要になります。

入試制度を変更した大学の志願者数の推移を見てみますと、これまでは2段階選抜を実施していなかった浜松医科大学(前期)が、志願倍率が4倍を超えた場合に2段階選抜を実施することにしたところ、志願者数が前年度の420名から248名と対前年比0.59の大幅な減少となっていました。

浜松医科大学(前期)と同じく、2段階選抜を実施していなかった山口大学(前期)と愛媛大学(後期)が2段階選抜を実施することにしたところ、どちらも志願者数が前年度から大きく減少していました。

表2 平成30年度入試から2段階選抜を実施することとなった大学の志願者数
28年度 29年度 30年度 30年度/29年度
浜松医科大学(前期) 603 420 248 0.59
山口大学(前期) 399 550 337 0.61
愛媛大学(後期) 854 567 277 0.49

また、鳥取大学(前期)では、これまでの個別学力検査の科目は英語と数学のみでしたが、平成30年度入試からは理科(物理、化学、生物から2科目選択)も追加されました。このことによって、センター試験の点数比率が下がり、2次試験で逆転しやすくなるという受験生心理が働いたからか、志願者数は前年度の384名から567名へと対前年比1.48の大幅な増加が見られました。

最後に、志願者が前年度と比べて2割以上増えた大学と減った大学を以下の通りまとめました。

志願者が対前年比で2割以上増えた大学
秋田大学(前期・後期)、金沢大学(前期)、福井大学(後期)、浜松医科大学(後期)、鳥取大学(前期・後期)、佐賀大学(後期)、長崎大学(前期)、大分大学(前期)、鹿児島大学(前期・後期)
志願者が対前年比で2割以上減った大学
群馬大学(前期)、富山大学(後期)、福井大学(前期)、山梨大学(後期)、浜松医科大学(前期)、山口大学(前期・後期)、徳島大学(前期)、香川大学(前期・後期)、愛媛大学(前期・後期)、熊本大学(前期)、福島県立医科大学(前期・後期)、奈良県立医科大学(前期・後期)、和歌山県立医科大学(前期)