2018年9月21日
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私立大学医学部入試動向

平成30年度 私立大学医学部入試動向

平成28~30年度一般入試志願者数を表1に、センター利用入試志願者数を表2にとりまとめました。東北医科薬科大学医学部および国際医療福祉大学医学部が新設された影響を排して総志願者数を見てみますと、平成30年度一般入試の志願者数は平成29年度からわずかながら増加しています。また、平成30年度センター利用入試の志願者数は平成29年度から1,450名も増えています。

平成30年度一般入試の募集人員は2,664名、センター利用入試の募集人員が360名ですので、それぞれの志願倍率を算出すると、一般入試では34.4倍(=91,174/2,664)、センター利用入試では48.5倍(=17,457/360)となっています。あくまで志願倍率ですので、実質倍率とは異なりますが、それでも医学部進学は非常に狭き門であると言えます。

表1 平成28〜30年度私立大学医学部一般入試志願者数
28年度29年度30年度
私立大学医学部総志願者数(ア)90,59392,16691,714
東北医科薬科大学志願者数(イ)2,4582,2401,873
国際医療福祉大学志願者数(ウ)2,7692,529
(ア)-(イ)-(ウ)88,13587,15787,312
表2 平成28〜30年度私立大学医学部センター利用入試志願者数
28年度29年度30年度
私立大学医学部総志願者数(ア)15,26215,86917,457
東北医科薬科大学志願者数(イ)
国際医療福祉大学志願者数(ウ)624762
(ア)-(イ)-(ウ)15,26215,24516,695

次に各大学のうち入試制度に変更があった大学や志願者数の増減が大きかった大学をいくつか挙げておきます。

まず、獨協医科大学一般入試では平成30年度入試から、募集人員が5名増えるとともに試験会場として東京会場が追加されました。その影響からか、志願者数が前年度の1,530名から1,828名へと大幅に増えています(対前年比1.19倍)。

また、日本医科大学は平成30年度入学生から6年間の学費を2,770万円から2,200万円に下げ、前期一般入試では、志願者数が前年度の2,200名から2,667名と対前年比1.21倍に増えています。ただし、後期一般入試では1,189名から1,265名とそれほど大きく増えたわけではありませんでした。

東海大学一般入試の志願者数は前年度の5,928名から4,748名と大幅に減少していますが、これは入試日程が東京医科大学と重なってしまった影響ではないかと考えられます。東海大学は、平成24年度入試では志願者数が3,050名であったのが、翌25年度入試では4,459名に大きく増え、以来4,980名→5,209名→5,398名→5,928名と着実に増えてきていましたので、そのあたりも平成30年度入試で受験生が敬遠することになった一因であるのかもしれません。

最後に、聖マリアンナ医科大は一般入試の募集人員を10名減らし、その分を公募推薦入試の募集人員に充てましたが、一般入試の志願者数は前年度の3,527名から3,424名と微減と言える程度の減少におさまっています。