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入試に「絶対」はありません

  • 2018年5月2日

質問


質問者
僕は私立大学医学部を志望している1浪生です。英語、数学、物理、化学はすべて偏差値70を超えています。僕の通っている予備校では、「この調子で行けば、絶対に最終合格できる」と言われているので、一安心しています。もう勉強することは、あまりないような気がしているのですが、今後はどのように進めていけば良いでしょうか?

回答

英語、数学、物理、化学のすべてが偏差値70を超えているとは、素晴らしいと思います。これまで積み上げてきた努力の賜物です。確かに、この調子で行けば、どこかの私立大学医学部に合格する可能性は高いと思います。しかし、ここまで努力を積み上げてきたあなたに来年度の入試で医学部合格を勝ち取っていただけるように、敢えて厳しいお話をさせていただきます。
 通っている予備校では、「絶対に最終合格できる」と言われているようですが、入試に「絶対」はありません。特に、難易度の高い医学部入試では、合格ライン上の1点に数多くの人が並ぶことになります。そんな医学部入試に「絶対」はありません。ですから、「一安心」はまだまだ早いと思います。
 東大螢雪会で以前私が担当させていただいた生徒さんにこんな方がいらっしゃいました。今後の学習の進め方の参考にしてください。

- 3浪の入会時には、英語、数学、物理、化学のすべてが偏差値60程度で、私立大学医学部を10校受験しましたが、どこにも1次合格することができませんでした。その後4浪となり、4科目とも偏差値が75~80まで成績が上がり、全国順位が10番以内に入ることもありました。彼は4浪だったこともあって、慶應大(医)、慈恵医大、順天堂大(医)は除いて、日本医大を第1志望校として、私立大学医学部を12校受験しました。模試の偏差値だけを考えると、12校すべてに最終合格する可能性も高かったかもしれません。しかし、彼は2校に1次合格したものの、1校も最終合格することはできませんでした。5浪を迎えるに当たり、それまで積み上げた彼の努力を結実させるために、私は彼と学習方法について徹底的に話し合いました。彼はそれまで自分の学習方法にこだわり過ぎていた面があったため、そのような話し合いをしたことだけでも大きな前進でした。この話し合いの中で次の2点を改善することにしました。

改善点1

 

受験校の過去問を徹底的に演習する。
実は、4浪目の失敗まで、彼は過去問演習に重点を置いていませんでした。当時の彼の考え方は、「参考書や問題集をやっていれば、過去問なんて必要ない。一度出題された問題と同じものは二度と出題されないのだから、過去問演習は時間の無駄」というものでした。しかし、私と色々な話をしていく中で、次のとおりの過去問演習の効用を理解してくれました。

【過去問演習の効用】

  1. 出題傾向を押さえることができるので、よく出題される単元や分野が明確となり、その後の勉強の効率性が上がる。
  2. 出題形式に慣れることができるので、入試本番で戸惑うことなく、解き進めることができる。
  3. 解答する際の時間配分の計画を立て、事前にその練習をすることができる。
  4. 入試がリアルなものとなり、勉強に対するモチベーションが上がる。
  5. もし過去問演習で出来が良ければ、大きな自信に繋がる。

改善点2

 

受験直前期となる秋から冬にかけて、勉強の調子を上げていくようにする。
彼は、3浪目も4浪目も、春から夏にかけては誰も追いつけないほどのペースで勉強をしていましたが、その反動もあってか、合否を大きく左右する秋以降に失速してしまっていました。そのため、模試では高い偏差値をマークしていても、その後の学力は大きく下がっていたと思います。やはり合格のためには、秋以降の勉強の調子を上げることは絶対条件であり、良い状態で受験に臨む必要があることは言うまでもありません。

 以上の2点を改善して、彼は最後の1年を乗り切りました。そして、5浪目は誰もが羨むような輝かしい結果を残すことができました。5年間の浪人生活は、長く大変だったと思いますが、本当によく頑張ったと思います。きっと将来は人の痛みのわかる名医になることでしょう。