2018年8月16日
  • 完全個別指導塾&家庭教師派遣の東大螢雪会

予備校での友人関係について

  • 2018年5月2日

質問


質問者
集団授業を行う医学部専門予備校に通う2浪生です。昨年は大手予備校に通っていましたが、高校の友達が多く通っていたこともあり、結局遊んでしまい、勉強はほとんどしませんでした。これではまずいと考えて、今年は医学部専門予備校に通うことにしました。最初は友達がほとんどいなかったこともあり、勉強に集中できていました。その後、数名の仲の良い友達ができて、遊びや買い物などでいつも行動を共にするようになっています。彼らの誘いを断って勉強したいと考えていますが、生徒数があまり多くないので、誘いを断ると気まずい感じになりそうで困っています。どうすれば良いでしょうか?

回答

集団授業を行う予備校には、多くのメリットもありますが、多くのデメリットもあります。まずは、メリットからお話しましょう。
「のんびりしているお子さんのモチベーション」に対する回答でも触れさせていただきましたが、集団授業の最大のメリットは、「優秀なライバルがいて、彼らに負けないように頑張る」といったモチベーションを得ることができる点にあります。その点では、大手予備校は最たるものだと思います。一方、集団授業の最大のデメリットは、友達ができることによって勉強しない状況に陥ってしまう可能性がある点にあります。それは大手予備校であっても、少人数制の医学部専門予備校でも同じです。

自分の通っている予備校に友達ができること自体は、悪いことではありません。それがお互いに切磋琢磨をして勉強を頑張る方向に進むのであれば、まさに「良い関係」です。そのような貴重な友達は大切にすべきです。しかし、予備校でできる友達のすべてがこのようなものであれば良いのですが、そうではないケースも多いのが現実です。

集団授業を行う予備校に通い始めた頃には、どんな生徒さんであっても、合格するために勉強しなければならないと考えているでしょう。しかし、大変な努力が必要な受験勉強の渦中においては、1人、2人と勉強しなくなる生徒さんが出てきます。そして、そのような雰囲気は多くの場合に伝播して、3人、4人と勉強しなくなる生徒さんが増えていきます。彼らは自分だけが勉強しないのなら、自己責任ということになるだけですが、他人を巻き込む傾向にあります。そして、最も良くない状態に陥ると、「皆で勉強せずに、皆で不合格になろう」とか、勉強している友達に対して「1人で勉強して、合格しようとするのはズルい」というようなことを言う生徒さんが出てくることすらあります。

このような状態に陥る前に、集団授業を行う予備校のスタッフは、彼らを制止して、何とか勉強に向かわせる努力をすべきです。しかし、そこまで目が向かない、手が届かないのが現実なのでしょう。そして、集団授業を行う予備校は「楽園」のような状態になっていきます。

ご質問の方に申し上げます。勉強をせずに、来年度不合格になるのは自分です。遊びや買い物に誘ってくる友達ではありません。そうなると、自分のために、彼らの誘いは絶対に断ってください!気まずい関係になってしまっても、仕方ありません。断ってください!
ここでもう1つ、大切なアドバイスをさせていただきます。

- 予備校は長くいるところではありません。効率的に勉強をして、1年でも早く、合格を掴んで出ていくべきところなのです -

このことをしっかりと頭に置いて、受験までの残りの期間を過ごしてください。あなたがこれに成功して、勉強に向かうことができたら、今度はそれを友達に伝播させて、お互いに切磋琢磨をして勉強を頑張る「良い関係」をつくることができるかもしれません。そうすれば、大切な友達と合格の両方を手に入れることができます!