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残念ながら浪人が決まった3月。どう過ごす?

  • 2018年4月28日

質問


質問者
私は私立大学医学部を志望している現役生です。この1年間ひたすら頑張ってきましたが、受験したすべての医学部で不合格になってしまい、浪人することが確定しました。受験勉強で疲れてしまったので、3月一杯休んでから勉強を再開するつもりです。今後の勉強に進め方について、アドバイスをお願いします。

回答

この1年間ずっと頑張って勉強されていたのですね。受験したすべての医学部に不合格になってしまい、本当に残念だと思います。精神的にも肉体的にも疲れ切っていることでしょう。しかし、来年度の医学部入試で合格していただくために、1つのデータを見てください。

昨年度の国公私立大学の医学部入試では、定員9,041名に対して受験生数は延べ12万人を超えた。
このデータによると、単純計算で11万人強の医学部受験生が不合格になったことになります。これに新たな現役生が加わって今年度の医学部入試が実施されたことになりますが、今年度の医学部入試が終了した時点でも、ご質問の方のように不合格になる受験生が全国に相当数出ることになります。これらの数字を見ると、やはり来年度の医学部入試も高い倍率になると言えます。
また、大手予備校の新年度の開校日は4月以降になるのが通例です。開校後は全国にいるライバル達が一斉にスタートダッシュをかけます。その後自らの成績を上げていくためには、ライバル達以上の努力が必要となります。例えば、ライバル達が100%の努力をしてくるのであれば、自らは120%とか、150%の努力が必要となるのです。医学部合格という栄冠を手にするためには、こんなにも努力をしなければならないのです。
しかし、もっと効率良くライバル達に追いつき、追い越すことができるタイミング、つまり最小限の努力で最大限の効果を出すことができるタイミングはないのでしょうか?そうです、多くの受験生が勉強を休む傾向にある2~3月がまさにそのタイミングなのです!1年間の受験勉強の後に不合格となり浪人することが確定すると、どんな強靭な受験生であっても、やはり精神的にも肉体的にも疲れ切ってしまいます。そこで多くの受験生は「少し休もう」と考えて休み始めると、ついつい2~3月と休んでしまう傾向にあります。また、新たな現役生もこの時期はまだまだ本格的な勉強を初めていない傾向にあります。そのため、来年度の入試で志望校に合格するためには、このタイミングが狙い目です。私のいる東大螢雪会でも、毎年数多くの方が受験終了後すぐにご相談に来られます。その際にもこのようなお話をさせていただいて、早めのスタートを切っていただき、次年度の入試で医学部合格を手にされる方が多くいらっしゃいます。
実はこの早めのスタートが次年度の合格への近道であるということは、私の実体験に基づいたものなのです。
私は高校3年時は京都大学工学部を志望していました。しかし、当時の共通1次試験(今のセンター試験)で大失敗してしまったのです。間違いなく足切りになる位の点数しか取れなかたので、共通1次試験の2日目が終わった日の夜はひどく落胆しました。まさに「この世の終わり」のような気持ちになりました。しかし、そこで少し見方を変えてみました。そうしたところ、もっと良い大学に行くチャンスができたということに気づくことができました。そのお陰で試験の翌日から猛勉強を開始しました。2~3月には「○○君が△△大学に合格した」とか、「□□さんが☆☆大学に不合格になった」とか、様々な情報が飛び交っていました。卒業式や卒業旅行といった行事もありました。しかし、私は一切ブレずに勉強に集中することができました。共通1次試験の翌日から3月一杯まで目一杯勉強することができたので、学力を大きく伸ばすことができました。このタイミングでライバル達に追いつくことができ、追い越すことができたからこそ、次の入試で東京大学に合格できたのだと思っています。
ご質問の方のように浪人することが確定してしまうと、ドッと疲れが出ると思います。しかし、すぐに気分を切り替えて、新たなスタートを切ってください。それが来年度の医学部合格への近道なのです!